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艦娘がいない鎮守府のようです

420 ◆L6OaR8HKlk:2019/05/01(水) 02:44:09 ID:5QojOfSc0
鎮守府である旧校舎と隣接する居住棟の一室にそれぞれ荷物を置き、オッサンは調理場、ブーンは工廠の確認へと一目散に飛び出した
特にこれといった専門職に就いていない俺は、校舎内を適当に散策することにした。出来ることなら早急に風呂場を見つけて汗を流したい
曰くつきの施設に置いて個人行動は死亡フラグに該当するが、着いて早々登場人物が殺されるなんて盛り上がりに欠けるよなぁ


('A`)「意外と……」


てっきり廃屋一歩手前な内装を想像していたが、中は案外綺麗だった。学校の面影は色濃く残っており、教室には椅子と机が規則正しく並んでいる
初めて踏み入る場所でも『学校』とは懐古を掻き立てるものだが、それが良い思い出とは限らない。ガキの頃から問題児だった俺にとっちゃ、苦虫を頬張ってるようなものだ


(;'A`)「ああ、やだやだ」


嫌な事だけはずるずると覚えているんだから、人のオツムってのは構造的に欠陥を抱えているらしい


('A`)「ん……?」


などと、人の作りを嘆いていると、廊下の先で『リン』と鈴の音が聞こえた


(;'A`)「うっわ……」


気の所為なら良いのだが、目を向けた先に何か『白く細長い物』が軽い足音を伴って消えていったのだから、誤魔化しようもない
俺はどうもきっちりと死亡フラグを立てていたらしい。早速怪異にお出迎えされるとは、全くツキがない
いや……オカルトなんてそうそうあるだろうか?確かに『場所』として地獄の鎮守府は存在した
だが『噂』までもが実在するとは限らない。仰々しい代物には決まって尾鰭が付くものだ


(;'A`)「猫かなんかだろ……」


またもや死亡フラグを立てた気がしてならんが、正体さえ掴んでしまえば恐れも無くなる
意を決して、その後を追ってみることにした


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