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艦娘がいない鎮守府のようです

361 ◆HS4z8y6JHc:2017/01/04(水) 01:04:55 ID:BYyQ37mk0
「ガ……」


鼻が文字通り曲がり、前歯は折れ、蒼白の顔面は生々しい赤色に染まる
女は自らの眼前まで男の頭を持ち上げ、拳銃を顎下に突き付け、囁いた


川 ゚∀゚)「それを曝け出して、初めて貴様の言葉は私の胸に突き刺さるのさ」

川 ゚∀゚)「さぁ、聞かせろ。汚泥のような醜い本音を。私の『指』を止めて見せろ」


フロントサイトで、顎を愛撫するかのようになぞる
撃鉄は引かれた状態のまま、指はトリガーに掛かっている


「ブフー……ブフー……」


男に、『提督』に求められたのは、綺麗事や建前ではない
生物の欲望を煽る美しさと、犬のような忠実さを併せ持つ艦娘を、どう思い、どう扱ったか
親を持たず、人権も無く、守られる法律も無い彼女達は、男の目にどう映っていたか
女が求めているのはその本心だ


「ア……ああ、ひってやる、ひ、言ってやるとも……!!」


彼の心を覆っていた、『正当化』という皮が剥がれ落ちていく


『戦争だから』『人の為だから』『正義の為だから』


体裁を保つための詭弁では、目の前の悪魔は満足しない
悪魔に『情』など無い。あるのは、愉悦を求める底なしの欲だ

『愉しませる』ことだけが、命を繋ぐ可能性なのだ


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