したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

艦娘がいない鎮守府のようです

359 ◆HS4z8y6JHc:2017/01/04(水) 01:02:27 ID:BYyQ37mk0
しかし世間は守られている立場だ。不平不満を声高々に響かせる市民団体も少なくは無いが
『英雄』としての確固たる評価と敬意を示す者も多かった
人命を脅かす怪物を討ち滅ぼす女神は、虐げられていた人々に希望を与えたのだ

世間は称賛と、不満の声を上げる。それは大した問題ではない
応援は体に力を漲らせ、罵倒は心に傷をつける。問題では無かった
人間社会、人生でも『当たり前に起こりうる出来事』であるからだ

問題は、艦娘を『益』と見た政府と海軍であった


「わ、私はただ上層部の指示に従っただけだ!!」


切断された右手の指を左手で包み込み、声を震わせるその姿は、さながら神の像を前にして懺悔をする罪人の有様だった
だが、男の眼前にいるのは神ではない。ただの女だ


川 ゚∀゚)「ほう!!続けろ!!」


ただ銃を突き付けて、人形のように整った顔を醜悪に歪ませ嗤う、ただの女だ


「か、か、艦娘の派遣は世間が抱える戦争に対するストレスの減少になる!!わ、わかるだろう!?これは私欲からの行動じゃない!!」

「そう、そうだ!!『癒し』だ!!人が、人らしい幸福を得るための義務に応えただけだ!!」


从 ゚∀从「……」


天龍は酒を大きく煽ると、酒瓶を割れんばかりにデスクへと叩きつけた


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板