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艦娘がいない鎮守府のようです

355 ◆HS4z8y6JHc:2017/01/04(水) 00:59:31 ID:BYyQ37mk0
川 ゚ -゚)「彼女達にも、同じことが言えるのでは無いか?」


「ッ、私はただ……」


川  - )「誰 が 鳴 く こ と を 許 し た ?」


男の心臓が、キュウと締まりあがる感覚に襲われる
彼女の放った言の葉一つが、余りにも『冷たかった』からだ
それは、彼女にとっては些細な脅し文句だったのかもしれない、しかし
窮地らしき窮地に陥ったことすらない男にとっては、肝を掴まれるほどの迫力であったのだ


川 ゚ -゚)「フー……ある男は、艦娘をこう例えたよ」

川 ゚ -゚)「『艦娘は白いスポンジだ。人間と比べて、周りの汚濁を余りにもよく吸い込み過ぎてしまう』とな」

川 ゚ -゚)「生まれた時には既に物心ついた少女、淑女だ。だが、中身は社会の、人間の汚れを知らないオボコと来た」

川 ゚ -゚)「しかもだ、資材さえつぎ込めば幾らでも『新品』が作られる。なぁ、お兄さん」

川 ゚ー゚)「さぞ楽しかったのだろうなぁ、『生きたお人形遊び』は」


彼女は立ち上がると、床に転がっているリボルバーを拾いに歩いた
傍には、赤い切断面が鮮やかな指が数本転がっている


川 ゚ -゚)「長々と、わかりきったことを説明して悪かったな。しかし、こんな当たり前のことを、わざわざ説明しないとわからない連中がこの界隈には多すぎる」

川 ゚ -゚)「敵戦力と拮抗するためとは言え、『提督』というクソの役にも立たないカスをここまで増やす必要は無いと思うのだよ私は」


装弾数五発の『S&W M37』。日本警察に配備されている9㎜リボルバー
使われた形跡は無く、新品も同様の綺麗な状態だった
それを拾い、シリンダーをスイングアウトさせ、弾薬四発を掌に落としポケットに仕舞う


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