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艦娘がいない鎮守府のようです

315 ◆HS4z8y6JHc:2016/08/20(土) 22:35:58 ID:Eod.UO4Y0
|::━◎┥「どんなに覚悟を決めていても、いざその時になると揺らぐもんさ……死にたくねえ、殺したくねえは人のサガだ。躊躇うのは、『当たり前』の事なんだよ」

|::━◎┥「だがなぁ、俺もアカツキに……鎮守府に身を置いて戦い続ける中で、『兵士』の役割を自覚したんだ」


自身の近接艤装である『槍』を眺める
この日の海戦では、敵駆逐艦の右目から頭を貫き、沈めた


|::━◎┥「俺らが矛を振るうから、矛を振るう必要のない人生を歩める人たちがいる……ってのをな」

|::━◎┥「お前に、今日の行いを後悔するなとは言わない。ただ、これだけは忘れるな」

|::━◎┥「お前が今日戦ったことで、戦いに巻き込まれる人間を増やさずに済んだってことを」


〔 §圭 〕「……」


|::━◎┥「敵を殺したことで、人類の平和に一歩近づけたことを誇れ。兵士としての役割に従事したことを誇れ」

|::━◎┥「……俺が今日、お前に教えることはそれだけだ。そろそろ、一人で走れるか?」


電は話し終えると、響からゆっくりと離れる
既に響の足腰はしっかりと力が入っており、自立航行を行えていた


〔 §圭 〕「……」


『誇り』。体の良い言葉であり、間違った行いを正当化する為の方便でしかない
しかし、その方便に縋らなければ、兵士は人を救えないのだろう


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