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艦娘がいない鎮守府のようです

181 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 21:25:17 ID:62pQqJ3.0
(´・ω・`)「よう、お二人さん。もう出発かい?」


食堂前の廊下では、俺より歳を喰ったショボンが声を掛けてきた
一般のサラリーマンなら、定年退職間近の年齢だが、変わらずこの鎮守府で料理を振舞ってくれている
勿論、三時のおやつも忘れない。小さな駆逐艦娘に一番懐かれているのは、恐らくこの爺さんだろう


('A`)「おう。夜明け前には決着つけてやるぜ」

(´・ω・`)「張り切りすぎてドジ踏まねえようにな」

('A`)「わーってるよ」


爺さん(俺も既にオッサンなので、こう呼んでいる)は左手を差し出す
俺も、『生身』の左手で握り返した


(´・ω・`)「終わらせて来い。戦争を」

('A`)「ああ、任せとけ」


激励の言葉を貰い、手を離す
爺さんは傍らの『響』の肩を叩き『しっかりな』と励ました


(´・ω・`)「さ、ほら行け。ブーンが待ってるぞ」

('A`)「おう」


足早に、出撃場へと向う
左右で違う響きの足音も、俺にとっては最早聞きなれたものだ


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