[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
艦娘がいない鎮守府のようです
162
:
◆HS4z8y6JHc
:2016/04/03(日) 20:59:17 ID:62pQqJ3.0
「彼も、私の中に芽生えた『欲』を知り、徐々に態度を和らげました」
「晩年には、私を友人とまで呼んでくれて……『嬉しい』という感情が芽生えたのも、これが最初でしたね」
晩年……何故、彼は死んだんだ?
「艦娘と深海棲艦は表裏一体の存在。貴方の世界でも提唱されている一つの説です」
「それは正しい。彼女達はコインを裏返すかのように、味方にも悪にも成り得ます」
「私はさっき、『実験は成功したとは言いがたい』と言いましたよね?これが、どういう意味を持つか」
深海棲艦に、なったってのか……?
「ええ、彼の中にある『艦娘』は、言わば生ものでして。歳月がゆっくりとそれを腐らせ……」
「私が気付いたときには、既に手遅れの状態にまでなっていました」
深海棲艦になると、どうなる?
「人への憎しみ、悪意に取り付かれ、同族以外を殺戮するだけのバケモノへと成り下がります」
「それは、彼が愛した艦娘でさえも、手にかけてしまうほどの憎悪。勿論、そんな事をしでかしてしまうのは、本意では無い」
「『艦娘の力が宿っている』。自分の現状を知った彼は、その憤りの向き先を、私でも艦娘でも、ましてや、原因を作った海軍本部でもなく」
「『深海棲艦』、ただ一辺に向け、自分自身の処理を行いました」
処理?
「鎮守府近海、全ての深海棲艦との『心中』です」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板