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艦娘がいない鎮守府のようです
154
:
◆HS4z8y6JHc
:2016/04/03(日) 20:47:45 ID:62pQqJ3.0
『どぉん!!』と、遠くから響く砲撃音
陸地から聞こえてきたその音に、ホ級は気を取られ、襲来するであろう砲弾に備えた
だが、そんなモノいつまで待っても来るはずがねえ
あの音は、俺が二人に指示したものだ
『鎮守府の屋外スピーカーから、最大音量で砲撃音を流せ』と
海上は、建設物などの障害物が無い場所だ。音は良く通る
それに加え、今は暗闇の時間帯だ。海を遠くまでは見渡せない
その二つの条件で、『援軍艦隊が現れた』と錯覚を起こさせたのだ
ただ『音』を鳴らす。それだけで、有効な援護となる
奴らは野生動物のように、『威嚇』の手段として鳴き声を使った
声を使えば、大抵の相手は恐怖で萎縮すると、理解しているのだ
逆に言い返せば、『深海棲艦』であろうとも、音だけで危機感を刺激することは可能
考え、行動する生物なら、身の危険や天敵から逃げる為に、突然の物音にはとても敏感になる
予期せぬ方角から、その音が聞こえてきたなら尚更だ
(メ#'A゚)「ッッッッッ……!!」
反対に俺は、叫びを押し殺した
ここで大声出して意識をこっちに向けられると、それで作戦はパーになる
ふわふわと舞う海水の粒子を掻い潜り、近距離戦闘の間合いに突入
ここまで近づくと、流石に感づかれてしまう
意識を俺へと戻したホ級は、焦燥に駆られながら砲を撃った
しかし、いつ襲来するか分からない偽りの砲弾と、迫ってくる俺との板ばさみだ
狙いは正確ではない。砲塔の向きからややズレるように航行すれば
(メ#'A゚)「ッッたるかァ!!」
回避は可能だった
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