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艦娘がいない鎮守府のようです

153 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 20:46:15 ID:62pQqJ3.0
結果から言うと、砲弾は『届かなかった』
ホ級を穿つ筈の弾は、足下に着水し、空気を巻き込み白く染まった海水を大量に巻き上げただけだ

もしもホ級に『表情』があるならば、きっとほくそ笑んでいるだろう
最後のチャンスをモノに出来なかった俺を、嘲笑っていることだろう


だが


(メ#'A゚)「狙い……通りッ!!」


俺の目的は、本体への直撃ではなかった
この一発は、ただの時間稼ぎ、目くらまし、そして

油断を誘う為のものだ


(メ#'A゚)「ラァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」


速力最大。艤装が黒煙を吹き上げ、大きな軋み音を立てる
海水が巻き上がっている『今』だけ、俺の無茶に付き合ってくれ

吶喊する俺に対して、ホ級はゆっくりと砲の標準を合わせた
奴からは、成す術無くした俺がヤケクソ起こして突っ込んできたように見えるのだろうか
だとしたら、まんまと策に嵌っている事に気付いていないマヌケだ

そうさ。今の俺はたった一人、戦場に立っている
お前のように命令に忠実な手下はいねえ。背中を預け、肩を支えてくれる戦友もいねえ
だがな、俺の背中には、誰よりも心強い『家族』が着いている

戦場にいなくても、戦う武装が無くとも、戦況を覆す『知恵』が、人間にはあるという事を――――――




(メ#'A゚)「今だァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」




思い知れ、バケモノ


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