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艦娘がいない鎮守府のようです

143 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 18:54:01 ID:62pQqJ3.0
砲撃を終えたイ級も、黙って待ってはくれない
大口を開き、俺を噛み砕こうと突っ込んでくる

俺の狙いは、向って右側のイ級


|::━◎┥「ッッッオラァ!!」


鼻先を狙い、槍を突き出した
貫通こそしなかったが、『ぎゃりり』と音と火花を立て装甲を削り取り、胴体にまで続く溝を刻んでやった
飛び散った黒鉄が、アンカーシステムにコツコツと当たる。ざまあみやがれクソッタレ

傷を付けられたイ級は、痛みの悲鳴か怒りの咆哮か、大声を上げた


|::━◎┥「まだまだァッ!!」


スキーのキックターンの如く海面を蹴り、急旋回。これも、『足』がある人間にこそ出来る芸当だ
『鯨』の姿に酷似しているイ級は、大きく孤を描きながら旋回しなければならない


|::━◎┥「ッッラァ!!」


背後に回った俺は、先ほど傷を付けたイ級の背に飛び乗り、槍を突き立てる
今度はしっかり装甲を貫通。槍の先端に、柔らかな肉の感触が伝わった


|::━◎┥「暴ッ!!れんじゃッ!!ねえッ!!」


悲鳴を上げながらもがくイ級に振り落とされないように、両手でしっかりと槍を握り、踏ん張る
幸いにも右腕は、まだ使える。痛いことには変わりねえが


|::━◎┥「おおおおおおおお……!!!!!」


そのまま、渾身の力を込めて槍をねじ込んでいく
突き刺した部位からは、目の色と同じ青白い蛍光色の血が溢れ出てきた


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