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艦娘がいない鎮守府のようです

140 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 18:49:58 ID:62pQqJ3.0
此方は単騎、向こうは横一列の『単横陣』
右舷へと緩やかに航行しながら、砲撃を放ってきた


|::━◎┥「チィッ!!」


回避行動、『之字運動』を行いながら、出来る限り接近する
一発は右前方に、残り二発は後方へと通り過ぎる

連中の命中精度はそれほど高くない。航行しながらだと尚更だ
しかしそれは、たった今海に出たばかりの俺にも言える
立ち止まって撃ったとしても、知れているだろう
だから、『必中』の距離まで近づく必要がある。短期短距離で仕留めたい

そして、この『短槍』。艦娘を構成する資材の一つである『鋼材』で作られたこの武器なら、俺の力でも装甲を貫ける筈だ
艦隊決戦に白兵戦などちゃんちゃら可笑しいと、誰もが言うだろう
だが、意外にもこれは効果的な戦略なのだ。何故なら、奴らは接近戦を『想定していない』
そもそもが艦である奴らの基本攻撃は、『砲雷撃』。主砲と魚雷だ
つまり、その攻撃を『行い易い』姿形をしている。バケモノに近い形状の駆逐、軽巡級は尚更だ
これが重巡級、戦艦級、正規空母級になっていくと、より人の形に近づいていく

これに対し、艦娘はその全てが『人間』ベース
砲雷撃に加え、人類が戦争の歴史で培ってきた、肉体による『殺す技術』が使える
格闘、剣術など、様々な近接戦闘を行えるのだ
事実、軽巡洋艦の天龍型や、戦艦の伊勢型など一部の艦娘は、艤装に刀や槍が搭載されている


|::━◎┥「オオッ!!」


スピードを上げ、更に近づいていく。反対に、敵艦隊は遠ざかろうとする
航路を妨害する為に、進行方向に砲塔を向け、放つ

大型ライフル弾ほどの砲弾が、質量的にありえない威力で
ホ級の間近で水柱を立て、巨体を煽る。偶然近くに着弾したのだが、効果はあった
慌てた旗艦が急激な方向転換を行い、駆逐イ級がそれに着いていけてない。あいつら、練度はそれほど高くないようだ


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