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ドクオの背骨

43 ◆hmIR/WZ3dM:2016/04/03(日) 21:54:22 ID:LBDXupdA0
(´・ω・`)「それでは……」

  ショボンが説明をしようとした途端、けたたましいサイレンが鳴り響いた。
呆気にとられている暇もなく、【天翔ける生の証】号のすべてのハッチが強制的に解錠され、
ものすごい数のフッサール人が雪崩れ込んできた。
蟻の巣に水を流しこんだが如くあっという間にフッサール人が全廊下、部屋を埋め尽くした。

ミ,,#゚Д゚彡「いたぞ!」

ミ,,#゚Д゚彡「こっちだ!」

ミ,,#゚Д゚彡「捕まえろ!」

ミ,,#゚Д゚彡「ホライゾンは何処だ!? 拘束しろ! 暴れさせるなよ!」

ミ,,#゚Д゚彡「そうだそうだ!」

  ショボンは混乱していたが、すぐに努めて冷静な思考を展開していた。
あまり大きくない【天翔ける生の証】号とはいえ、商用船である。客室にやってきた数だけで十以上。
耳を澄ませば、外からも喧騒が聞こえてきており、百人以上の規模を動員していると推測できた。

  昨日の再現のようにソファーの前のスクリーンが点灯する。
しかし、映しだされたのは、フッサール人ではなかった。

/#,' 3「貴様らかッ! ドクオを唆しおるのは!」

  小惑星<マンドクセ>の大富豪。最も大きな権力を持つ男。絶滅危惧種のモディフィカ・スライム。
  ドクオの父親、スカルチノフ。
  スカルチノフの肥大した身体が、激怒のために真っ赤に染まっていた。


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