したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

お芋さんから始まる小説スレ

36第31話 逃げ出してきた娘。 (中編):2016/01/07(木) 20:46:03
りほりほの問いに食後のコーヒーをかき混ぜながら少し考え込むどぅー
やがてコーヒーを一口啜ると意を決した様に口を開いた

工藤「じゃああゆみんも仲間に入れてくれませんか?」
鞘師「えっ…」
石田「ちょ、ちょっとどぅーあんた…」
工藤「あゆみんも一緒にやっていいなら戻ります!」鞘師「どういう事じゃろか?」

ちょっと言ってる事がよく解らんと言わんばかりの表情でどぅーに説明を促すりほりほ

工藤「あゆみん今はこんなしょうもない事してますけどダンス凄く上手いんです♪
もしかしたら鞘師さんより上手いかもしれませんよw」

ちょっとイラッとした表情になるも説明を続けろと促すりほりほ

工藤「あゆみんはご両親が満州開拓団にいて満州に居たんです!
そこで…」
石田「おいどぅー!人の身の上話勝手に語り始めるじゃねえよ!!」

怒っただーいしがどぅーに掴み掛かるもりほりほに手首捻られテーブルに頭を押さえ付けられる

鞘師「いけんよお店で暴れたら迷惑じゃろ!
どぅーがあんたの話するのが気に入らんちゅうならあんたが直接わしに聞かせてくれんかね?」
石田「嫌なこった!」
鞘師「わし話聞かせてもらえんとあんたの頭に熱々のコーヒー溢してしまうかもしれん…」

りほりほはテーブルに押さえ付けただーいしの頭に目掛けコーヒーカップを傾け熱々のコーヒーを溢そうとする

石田「解った!解った!!話すから止めてくれ!!」

りほりほはだーいしを解放すると話をする様に促す

石田「どぅーが言った様にわたしは満州に居た!
そこでダンスを習った!
戦争が終わってちょっとしてから日本に戻ってきた!そんで今こうしてる!!それだけだよ…」
工藤「それだけじゃないでしょ…」

口を挟もうとするどぅーを制してりほりほが質問をする

鞘師「あんたご両親はどうしとるの?」
石田「満州に居た時殺された…」
鞘師「そうか…ほいじゃああんたどうやって戻ってこれたの?」
石田「そこまであんたに説明するつもりはない!!」
鞘師「アンタハダンスダレニナラッタノ?(中国語)」
石田「マンシュウノダンスホールノダンサーダ!(中国語)」
鞘師「マンシュウニイタノハウソジャナイミタイダナ…(中国語)」
石田「アタリマエダ!(中国語)」

怪訝そうな表情で2人を見詰めるどぅー
それに答える様に鞘師が日本語に戻り喋り出す

鞘師「わしは広島居た時親が中国人のコック雇っておってその人に中国語やら功夫やら習っちょった♪」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板