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お芋さんから始まる小説スレ
23
:
第18話 街頭ラジオを聞く娘。 (前編)
:2015/12/04(金) 20:06:58
動物園を出るはーちん&あかねちん&ズッキ
羽賀「怒られちゃったね…」
尾形「まぁあんな所でシノギをする様な真似したらそら動物園も怒るはなw」
鈴木「でも係員も本気で怒ってる感じじゃなかったし立場上仕方なく注意しただけみたいだから気にしなくて大丈夫だよ♪
その証拠に出入り禁止もなくておひねりも没収されなかったじゃん!」
羽賀「なら良かった♪」
尾形「せや姉はん!おひねり山分けしまひょ!」
鈴木「いいよあたしは!見た所2人とも親いなくて生活結構厳しいんでしょ?」
尾形「でも…」
鈴木「あたしは一応親もいるし大丈夫♪
それに今日はちょっとすっきりさせて貰ったから
お金以上のモノを貰った気がする♪」
尾形「さいですか…ほなお言葉に甘えて」
鈴木「あたしそろそろ行かなきゃ!
夜の舞台があるから♪」
尾形「姉はんまたいつかどこかで!」
羽賀「お姉ちゃんまたね♪」
鈴木「またね〜♪」
去っていくズッキを見送る2人
羽賀「これからどうする?」
尾形「せやな…まだ昼過ぎか…
1日動物園で楽しむつもりやったからちょっと時間持て余すな」
羽賀「おひねりでなんか食べない?」
尾形「それはええな♪ほな駅前に行こか」
上野駅前に着くと街頭ラジオに思わず聞き入るはーちん&あかねちん
(美空ひばりの『悲しき口笛』が流れてくる)
「丘のホテルの 赤い灯も
胸のあかりも 消えるころ
みなと小雨が 降るように
ふしも悲しい 口笛が
」
尾形「やっぱりひばりはええのぅ…」
羽賀「わたし達もあんな風に歌えたらいいね♪」
尾形「アホ抜かさんといて!
ウチらみたいな孤児の姉妹は…」
思わず強い口調で咎めてしまったはーちんに泣き出すあかねちん
尾形「ゴメン!ゴメンやで!でもウチらみたいな孤児の姉妹はやっぱり…」
泣き止まないあかねちんを宥めるはーちんの前に如何にもお嬢様然とした少女が現れた
譜久村「本当にそうかしら?諦めたらそこで試合終了よ」
尾形「なんやまたあんたか…」
羽賀「あっフクちゃん!こんにちは!」
譜久村「あかねちんこんにちは♪
はーちんこんにちは♪」
尾形「ちょっと気安く『はーちん』って呼ばんといて!」
羽賀「あたしはあかねちんでいいよ♪」
尾形「こらあかねちん!こんな奴友達とちゃうんやで!」
羽賀「はーちんは友達じゃなくてもあかねはフクちゃんと友達だもん!」
尾形「敵わんなぁ…」
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