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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

951:2015/08/03(月) 18:32:36
怒ったふりをしながらも、ズッキはどこまでも上機嫌だった。

「そっかー… 私はそんなに人気あったのかー。うふふふー」
「いや、中学のときの話な…」
「○○クンも、私目当てにこの高校に来たとは知らなかったなあ…。まあ、私がもっと痩せた後、泣いて頼んだら、付き合ってあげるかもよ」
「お前なあ…」

その時、終業のベルが鳴って、嗣永センセイが教室から出てきた。

「あんたたちねえ…、廊下でも何かずっとぺしゃくしゃ喋ってたでしょ! 立たされた意味分かってんの!?」と、嗣永センセイはご立腹だった。
「すみません」と俺は謝ったけど、何を思ってるのか、ズッキはその間もずっとニコニコとしていた。

ズッキの笑顔に、嗣永センセイも怒る気力を削がれた様子で、「どしたズッキ? なんかいいことでもあったか?」と聞くと、
ズッキは「えへへへへへ」と、ひときわ飛び切りの笑顔を作った。

「あー、もういいや。わかったわかった」と、嗣永センセイは呆れたように言って少し歩き出した後、
「あっ、○○クン、昼休みに、ご飯食べた後でいいから、ちょっと職員室にきてくれるかな」と、俺を振り向いて言った。


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