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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

841:2015/07/26(日) 15:46:02
その時、教室のドアが開いて、嗣永センセイが入ってきた。そうか、1時間目は現国だったのか。慌てて俺は鞄から教科書を取り出した。

「ハイ。今日はこの間の続きから。また俳句の授業ですよー。教科書開いてねー」と、ぶりっ子口調の嗣永センセイ。

「誰に教科書読んでもらおっかなー…、じゃあ小田ちゃん」
「ハイ…、えーっと、『春風や 闘志抱きて 丘に立つ』」
「よくできましたー。これは高浜虚子の句ですねー…」

その時、隣のズッキが、前を見たまま、小声で話しかけてきた。
「ねえ、ダンス部に入ったの?」

やっぱり来たか、と俺は思った。
でも、無視する訳にもいかないのだ。
なぜなら、俺はズッキには頭が上がらない理由があるのだ。


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