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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

831:2015/07/26(日) 15:45:11
優樹の背中を見送っていると、授業開始3分前の予鈴が鳴った。
(いかん、俺も教室に戻らないと…)

旧校舎の一番端にある暗室から、長い廊下を全力疾走して、階段を駆け上がっている最中に本鈴が鳴った。
ようやく2年3組の前までたどり着き、恐る恐るドアを開けると、幸い先生はまだ来ていないようだった。

自分の席に着くと、隣の席の女の子が、いつもと同じ素振りで「おはよう」と言ってきた。
その女の子こそが、鈴木香音。俺がさっきこいつを見て動揺したのも、つまりまあ、こういう訳だ。

(こいつ、いつもと同じ風を装いながら、これから根掘り葉掘り聞いてくるに違いない…)


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