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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼
7
:
1
:2015/07/24(金) 02:28:25
暗室のドアを閉めると、俺は清水センセイと狭い密室に二人っきりになったことにあらためて気付いて、ふいに狼狽した。
今まで嗅いだことのない、大人の女の人がつける香水のいい匂いが漂ってきて、俺は一瞬めまいがしそうだった。
「何もたもたしてるの? 早く始めなさいよ」
「わ、分かってますよ」
清水センセイの棘のある言葉に弾かれたように、俺は現像の作業を始めた。
フィルムを収めたステンレスの現像タンクに、まず現像液、次いで停止液、定着液を順に注ぎ込んで、攪拌、排出するという作業を繰り返すと、ものの20分もかからずに現像は済んだ。
水洗いももどかしく、タンクの中から濡れたフィルムを引っ張り出すと、俺は清水センセイの顔の前に突き付けた。
「ほら、よく見てくださいよ。花しか写ってないでしょう!?」
清水センセイは無言でじーっと目を凝らした後、スーツのポケットから眼鏡を取り出した。
「センセイ、目悪かったんですか?」
「うん。普段はコンタクトだけど」
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