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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

6031:2018/10/15(月) 00:50:56
「うん。『今度発作起きたら一人暮らしやめて家に帰る』って、前からお医者さんや両親と約束してたから、いったん実家に帰らなきゃならないなー」と、稲場さんは笑った。

(あっ、そうか。稲場さんって越境入学だったんだ)と俺は思い出した。
確か学区外の隣の町から出てきて、学生向けアパートみたいなところで一人暮らしをしていると聞いたことがあった。
隣町といってもこのあたりの田舎だと、汽車で片道2時間以上かかったりするのだ。

「ダンス部の練習には、もう出られないかもしれないなあ」と稲場さんは明るい口調のままで言った。
ふと見ると、稲場さんの目じりから涙が一滴、ポロリとこぼれ落ちるところだった。


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