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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

5241:2018/04/25(水) 03:50:30
ジャージに着替えてきた俺を見ると、稲場さんは「それじゃ、練習始めよっか」と、はにかむように笑った。

「は、はい」と俺が答えると、
「まなかが先生でびっくりした?」と、稲場さんは俺の目をのぞきこように上目遣いで聞いてきた。

「え、はい…。い、いえ…」
「まなかもね、びっくりしたよぉ。昨日ね、練習休みって話だったけど、ダンス部のみんな、結構学校にきてて」
「えっ、そうだったんですか…?」
当然のように練習を休んで、暗室で山木さんとあんなことをしていた俺は少々焦った。

「うん。そしたらね、急に鞘師さんが2、3日学校に来れなくなるって話になって」
「はい」
「『○○クンのために、誰かが代わりの先生を』ってことになったんだけど」
「はあ」
「みんなは『佳林ちゃんがいいんじゃない?』って言って、佳林ちゃんも満更でもない感じだったんだけど…」
「?」
「鞘師さんが『稲場さんが教えて』って言い出して…」
「えっ?」
「まなかもびっくりしたし、佳林ちゃんに悪いから気が進まなかったんだけど…、鞘師さんが『どうしても』って言うから…」
「…」
「で、まなかが教えることになっちゃったの。ごめんね。佳林ちゃんじゃなくて、○○クン、ガッカリしたでしょ?」

そういうとまた稲場さんは俺の目を覗き込むように、上目遣いで見つめてきた。


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