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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼
502
:
1
:2017/06/20(火) 05:40:06
慌てて階段を降りて、電話の受話器を握る俺。
「もしもし!」と俺が話しかけると、「あっ、ごめんね。こんな朝早くに。私、あの…、鞘師だけど」と、声がしてきた。
「お、おう。お早う」
俺がそう言うと、鞘師も小さな声で「うん。お早う」と返してきた。
「あれ、お前、俺の携帯の番号教えてなかったっけ?」と俺が聞くと、「うん。聞いてなかったから、名簿見て家の方にかけたんだ。ごめん。やっぱり、迷惑だったよね…」と、鞘師が消え入りそうな声で言った。
「いや、別にいいんだけと、何の用?」
「あのね、実は昨日の晩にも電話かけたんだけど、誰も出てくれなくて…」
「えっ、ああ…、スマン。昨日遅くまで用事あって、帰ったの遅かったんだ」
「そうなんだ…。あのね…」
その時、受話器の向こうから「出発便のご案内を致します。○○航空××便で羽田へご出発のお客様は、ただいま最終のご搭乗の…」と、アナウンスが聞こえてきて、鞘師の声がかき消された。
「ごめん! ちょっと聞こえない」
「あ、あのね…」
「鞘師、今空港にいるの?」
「う、うん。実はね…」
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