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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

4921:2017/06/15(木) 04:19:08
「いや、小田、あのな…」
「何?」
「庇ってくれるのは嬉しいけど…、やっぱり俺が悪かったんだと思う…」

小田は数秒俺の顔を見てから、「ねえ…、いったいあのとき何があったの? あっ、いや…、言いたくないなら、別に言わなくてもいいんだよ」と、早口で言って、俺を見た。

俺は何て答えればいいか数秒迷ったけど、コップのビールをグッと飲み干してから、小田の疑問に答えることにした。

「あの時も言ったけど…」
「うん…」
「俺は暗室で、好きな先輩と、その…、抱きあってたんだ。声も響いてたと思う…」
「…」
「でも、俺、フラレてな…」
「えっ?」
「それで…、落ち込んでたところに、優樹が来て、幽霊だの何のって…。俺、ついカッとなって」
「そう、なんだ…」

赤い顔をしながら、俺を見つめる小田。


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