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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

4891:2017/06/13(火) 05:02:40
空になったコップに手酌でビールを注ぎ足してから、「でも、小田が俺にビールを注いでくれるなんて、夢にも思わなかったわ」と、俺はつぶやいた。

カウンターの向こうで洗い物を始めながら、「えっ、どうして?」と生真面目な顔で俺を見上げてくる小田。

「小田とは1年生の時から同じクラスだったけど、俺たちあんまり接点なかったし、深く話したこともなかっただろ…。それにホラ、お前、俺なんかと違って頭もいいし真面目じゃん。去年は学級委員長もやってたし。そんな優等生のお前が、劣等生の俺に飲酒を注意することはあっても、まさか酒を勧めてくるなんて、想像もしてなかったから」

俺がそういうと小田は、一瞬、洗い物の手を止めて、「えっ、私はクラスの中では、〇○クンとは仲がいい方だと思ってたんだけど…。それに、私…、優等生なんかじゃない…」と言って、ちょっと寂しそうな表情を見せた。


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