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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼
467
:
1
:2017/06/05(月) 04:53:39
闇夜の中、ようやく現れたラブホテルを目を凝らして見つめると、手前のラブホの玄関にちょうど入ろうとしている一組の先客がいることに気が付いた。
遠くてはっきりしないけど、女の人の服装はさっきの真野ちゃんに似た美人と同じもののようにも見えた。だとすると、俺たちよりも一足先にベンチを立って、ホテルに向けて歩き出していたのかもしれない。
ちょっとドキドキしながらも、俺は舞さんのオッパイを揉み続けて歩いていたのだが、そのとき舞さんが「あっ、満室になった…」と言った。
「えっ? どうして分かるの?」と俺が聞くと、舞さんは「知らないの?」とちょっと呆れた感じの声で呟いてから、「ここのラブホ、満室になったら看板の上のライトが消えるんだよ。この辺じゃ有名じゃん」と、なぜかちょっとドヤ顔をしながら俺を見上げた。
「そなの…?」
(昨日まで童貞だった俺には、まだまだ知らないことがたくさんあるのだな)と思うと、俺は何かシュンとした気持ちになって、舞さんのオッパイを揉み続ける気力もなくなってきた。
オッパイを揉むのをやめると、舞さんは「?」という感じの表情で俺を見上げてきた。俺は舞さんの胸から手を離して、あらためて舞さんの手を握った。
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