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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

4621:2017/06/01(木) 03:29:33
舞さんの涙を見た瞬間、俺は反射的に舞さんの躰をギュッと強く抱きしめてしまった。男の大半はそうだと思うけど、俺も女の涙には弱いのだ。

「舞さん…」
そう言って俺が舞さんの背中をまさぐっている間も、舞さんはずっと一人語りを続けていた。

「舞の家、コンビニやってるから、子供の時からパパもママも仕事で忙しくて、舞はずっと独りぼっちで…」

俺の家も両親は共働きだし、姉ちゃんは姉ちゃんで一人であちこち遊びに行っちうから、(そういや俺もずっと独りぼっちだったなあ)と、俺は思った。

舞さんが愛おしくなってきて、思わず、舞さんの栗色の髪に顔を埋める俺。

「東京に行ってからもさ…、夏休みになったら、彼氏は舞に断りもせずに、勝手に友達と遊びに行っちゃうし…」

(えっ…?)

「舞はいっつも独りぼっちなんだもん…」

(彼氏いるって…。いや、それ全然独りじゃないだろ…)


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