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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

4531:2017/05/26(金) 05:02:15
舞さんは、それから何かまたぶつぶつと話し出したのだけど…。

正直言って、俺は舞さんの話がもうほとんど全然頭の中に入ってこなかったのだった。
というのも…

花壇を挟んで俺たちの向かいのベンチに座っているカップル…、何かすごい美人とイケメンのカップルなんだけど、その二人が俄然強めに愛を確かめだして…、女の人のオッパイなんか、ほとんど丸出しといった感じで、イケメンの手に激しく揉みしだかれ始めたからだった。

(ど…、℃エロいだに…!!)

舞さんのことなんかそっちのけで、ほとんどガン見、という感じで俺は興奮しながらそのカップルを見ていたのだけど、瞬間、その美人と視線が合って、俺は腰が抜けそうになるほど驚いたのだった。

(ちょ! あれ、真野センセイじゃね?!)

俺が驚くのとほとんど同時に、ハッとした感じで俺の方を凝視してくる、その美人。

(ヤバい!)

俺は慌てて、舞さんを押し倒すようにして、真野ちゃんから視線を逸らせた。

「えっ?何!?何!?」と、切迫したような低い声を出しながら、俺を見つめる舞さん。

「あ…、あの…」俺が釈明しようとするより早く、「そんなに舞のこと、好きになっちゃったの?」と、とろんとした目で、舞さんが俺を見上げてきた。

「いや、それは…」
話し出そうとする俺の唇に、舞さんの唇がぴったりと重なり合って、押しとどめてきたのだった。


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