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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼
386
:
1
:2015/10/07(水) 03:18:26
俺の手元に一枚の印画紙を残して、山木さんは暗室から去って行った。
俺はその後もしばらく、放心状態のまま、その場に立ち尽くしていた。
酷い罪悪感と喪失感とに包まれたまま、何もする気力が湧いてこなかった。
その時、トントンと、暗室のドアをノックする音が聞こえた。
「は、はい!」
(山木さんが戻ってきたのか!)
そう思って急いでドアを開けると、そこにいたのは佐藤優樹だった。
「なんだ、優樹かよ…」
俺ががっかりしながら思わずそう言うと、
「『なんだ』って何よ!」
と、優樹はぷーっと頬っぺたを膨らませた。
「それで…、何の用だ?」
と俺が聞くと、優樹は
「ねえお兄ちゃん、幽霊見なかった?」
と、勢い込んで聞いてきた。
「幽霊? 何だそれ?」
俺が呆れて聞き返すと、
「さっき、小田ちゃんがこの近くで、変な叫び声聞いたんだって。
だから、『きっと幽霊じゃないか』って、まーちゃん言ったの」
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