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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

321:2015/07/24(金) 02:53:09
「えっ…、違う…」
俺がそう反応するよりも素早い勢いで、清水センセイはステージから駆け下りてきて、ギュっと俺の腕をつかんだ。
「ダンスやる気になってくれたんだ!?」

俺に密着してきた清水センセイからは、この間のと同じ香水のいい香りに加え、今日の場合は、さっきまで踊っていたことが明らかな、汗でグッショリ濡れたTシャツから、濃厚なメスのフェロモンがプンプンと立ち上ってくるようだった。
といっても、童貞の俺にはホントのところ、何が濃厚なメスのフェロモンなのかは実はよく分からんのだが、たぶんこれのことなんだろう、と生まれて初めて確信した。

(いかん、頭がクラクラしてきた…)

清水センセイは、小さな体のどこにそんな力があるのか、俺の腕をグイグイと引っ張り、有無を言わせず俺をステージの上に引っ張り上げた。


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