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昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

2101:2015/08/31(月) 04:18:20
学校に着いて、暗室に入ると、中はひんやりとして心地よかった。
とはいえ、やはり夏だ。数日前に作り置きしておいた現像液の温度を測ると、基準の20℃を大きく超えていた。

現像液の温度と言うのは、高すぎると現像が一気に進んで、画質が粗くなったり、ムラができやすくなるのだ。

(さて、どうしたものか…)と、俺はしばらく考えてから、希釈現像をしてみることを思いついた。

希釈現像と言うのは、現像液を水で割り、薄めて使うやり方のことだ。冷たい水で割れば当然、温度は下がる。
しかし、薄めた分、現像する力も落ちるので、現像時間を長くしてやる必要がある。

とはいえ、一口に長くと言っても、その加減は、フィルムの種類や撮影した時の露出、現像液の種類や温度によっても全然変わってくる。

上手く嵌れば、原液の時よりも、諧調が豊かでエッジの利いた画像が得られるはずなのだが、
経験を積んでコツをつかんでないと、失敗する確率も高い。一筋縄ではいかない方法なのだ。


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