したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

昔桃子やベリの学園小説書いてた者だけど〜新狼

2071:2015/08/31(月) 04:15:08
練習中、俺は宮本のことが気になって、つい何度もチラチラと見てしまった。
そのうち、何度かは宮本の方も気付いて、俺に微笑みかけてくれたりして、俺はいい気分になっていたのだが…。

練習が終わると、鞘師がまっすぐと俺の方に寄ってきて、詰問調で言った。

「一体どうしちゃったの?」
「ん?」
「何か『心ここにあらず』って感じ」
「えっ?」
「朝は結構うまく踊れてたのに、逆戻りしちゃったみたい」
「そ、そうか?」
「あのさ…、ぼんやりと練習するくらいなら、やらない方がいいかも」

まっすぐに俺の目を見つめてくる鞘師だった。

「す、すまん…」
「いや、責めるつもりはないんだけど。気持ちを集中してないと怪我とかすることもあるし…、そうなったら馬鹿らしいじゃん」
「そ、そうだな」

そんな俺と鞘師のやりとりを、清水センセイが見つめているのを感じていた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板