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SSスレ「マーサー王物語-サユとベリーズと拳士たち」
887
:
名無し募集中。。。
:2016/06/04(土) 22:41:39
「フン…あいつらめ、オレンジ飲んだならもうちょい粘れるかと思ったのによ」
アイナはジャマダハルを撫でながら吐き捨てた。
「これで2対2、ようやくオレの出番ってワケだ。さっさとやろうぜぇ!」
言い終わらぬうちに飛び掛ってくるカ・カとアイナを、前に出たモエミーが九印を高速回転させて弾き飛ばす。
そしてすぐに離れたアイナに向かって突進しつつ刃を高速で突きまくる。
「おっ、おっ?オレとやろうってか?」
アイナも受けて立ち、飛び下がりつつキンキンと金属音を鳴り響かせながら刺突を捌く。
「ほぅ、なかなか鋭い攻撃だな!だがこれじゃあお前の負けだぜ?」
「えっ?」
アイナの言葉に反応したモエミー。その後ろで大きな影が飛んだ。
「やれ、カ・カ!」
「!!!!」
またもこの2人による挟み撃ちだった。
2対2なのだから、モエミーがアイナを攻めるならカ・カはアサヒに向かうと思っていた。
しかしそれは勝手な思い込みで、完全なミス。
重傷のアサヒなど後でゆっくり相手しても遅くはない。ならば動けるモエミーを先に潰すのは自明の理。
モエミーが乱入した時点でアイナとカ・カは考えを合わせていたのだ。
2対1ではモエミーに勝ち目はない。
上空から両爪で切り裂かんと迫るカ・カ。
背後の上空から、しかも予想外の攻撃なら普通は反応できるはずがない。
だが、モエミーは九印をひらりと翻すと上空のカ・カに向かって突き上げた。
「!?」
空中への予想外の反撃に、慌てて切っ先をかわすだけになるカ・カ。
しかしモエミーが相手ならそれだけでは済まない。
切っ先を回転させて、横の月牙をカ・カに引っ掛ける。
「てぇぇぇーーーーい!」
長柄をぐるりと回し、カ・カの勢いを利用して逆に上空に放り投げ返す。
方天戟ならではの反撃だった。
「なんだと!?」
一連の行為があまりにも流れるように行われたことにアイナは驚いた。
なぜここまでモエミーは綺麗に反撃できたのか。
それはカ・カのバックアタックがモエミーの罠だったからである。
カ・カは「仕掛けさせられた」のだ。
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