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仮面ライダーイクタ 外伝『仮面ライダー鎧娘。'14』

193名無し募集中。。。:2014/08/01(金) 23:25:50
スベリーズが助けると思ったらくどぅ参戦か

194名無し募集中。。。:2014/08/01(金) 23:29:46
はるなん悪役だ。意外と似合う(笑)
頑張れはるなん!

195名無し募集中。。。:2014/08/02(土) 01:14:54
小田ちゃん早くも離脱…orz
果実を食べてインベスにならないことを切に願うw
ところで>>109で鞘武を襲ったのはるなんと予想していたがどうも違うみたいだなぁ?まだ出てないのは道重・鈴木・佐藤か…

196nOTRcORru:2014/08/02(土) 18:02:31

「だまし討ちみたいな事しやがって!」

小田にサクラロックシードを投げつける鎧工

「……え?」
「出直して来い!」

小田に背を向けた鎧工は、怒りを露わにしながらガニ股で去って行った

「……工藤さん?」

いきなり倒されたかと思えば、ロックシードを返された小田
工藤がとった一連の行動がさっぱり理解出来ないでいる

「生田さん。くどぅーは何しに来たんでしょう?」
「さあ? それよりも」

エリナ魔砲を後ろに向けて発砲する生玄

「ひゃあっ!?」

生玄と石武の背後に近づいていたクボドンが、銃撃に驚き転倒した

「はるなん!?」
「もう1人おるけんね」

生玄はカッティングブレードを倒した

〝ハイーッ! エリナスカッシュ!〟

エリナ魔砲をドライバーモードにし、黄緑色のエネルギーをクボドンにぶつける

「チャーシューメン!」
「きゃあっ!?」

近距離で直撃したクボドンは14mほど吹き飛んだ

「はうっ!」

クボドンは変身解除され、ハルナロックシードは生玄の元へ飛んで行った

197nOTRcORru:2014/08/02(土) 18:08:31
>>196
第6話その4です。

予想外な展開をしたいと思いつつ、足りない才に苦しみつつ。
『イクタ』ではなかなかの悪役ぶりだったにで、参考にしつつ。
残りは誰が登場するのか、お待ちくださいませ。

198名無し募集中。。。:2014/08/02(土) 20:08:57
えーと、はるなんもう脱落?

199nOTRcORru:2014/08/03(日) 08:32:19

「ま、負けた!」

悔しさの余り、地面を殴る飯窪
ちなみに、本気で殴ると痛いので殴る真似だが

「衣梨も返そうっと」
「え?」

ハルナロックシードを飯窪に投げ渡す生玄

「返しちゃって良いんですか? はるなん達、きっとリベンジに来ますよ?」

ルール上では、ロックシードを奪われても失格とは記されていない
ドライバーとロックシードがある限り、バトルに参加し続ける事が出来る

「良いっちゃない? 勝てん相手やないけんね」
「随分とナメられてるみたいですね……」

ハルナロックシードを構える飯窪
生玄と石武は、それぞれの武器を構える

「覚えてなさーい!」

捨てゼリフを吐きつつ、走り去る飯窪

「「あ、逃げた」」
「飯窪さん、それ悪役のセリフですよ……」

小田は飯窪を追い掛ける

「って言うか私まで、悪役キャラ?」

ボソッと言い残しつつ、小田も去って行った

200nOTRcORru:2014/08/03(日) 08:32:58

「次は覚悟するっちゃよー?」
「いやいや、譜久村さんに苦戦してた人が言う事ですか?」
「まあまあ」

エリナロックシードを閉じて変身解除し、譜久村に近づく生田

「聖、大丈夫と?」
「ケガはないですか?」

石田も変身解除し、譜久村に近づく
変身解除し、立ち上がる譜久村

「大丈夫!」

譜久村は、生田と石田に背を向け歩いて行く

「聖?」
「えりぽんの事、まだ許した訳じゃないから!」
「ありゃ、まだ覚えとったと」
「えりぽんは絶対に聖が倒すんだからね!」

譜久村は、そのまま歩いて行った

「ぽんだーぽんでトリオが組めると思ったけど、上手くはいかんちゃねー」
「うぅ……」
「亜佑美ちゃん、どうしたと?」

胸の辺りをさする石田

「いや……急いで食べてここまで走って来て、その上バトルまでしたので……」
「あーね。吐きそうったいね」
「ちょっと調子が悪いだけです! アイドルなんですから言葉に気を付けてくださいよ!」
「まあまあ。ドルーパーズに戻って休もうか」

201nOTRcORru:2014/08/03(日) 08:38:50
>>199-200
第6話 その5です。

今回のバトルは争奪戦なので、脱落はありません。
先日の3連続レスは嬉しくもあり驚きもあり焦りもありました。
待ち人が居る喜びは、ステージに挑む彼女達と同じ様な心境なのでしょうか。

202nOTRcORru:2014/08/03(日) 23:07:48





「やっぱり、弱かったね……」

生田達から逃げて来た飯窪と小田
今は高架下の河原で反省会だ

「私達のロックシード、他と比べて本当にクラスが下みたいですね」
「多分だけど、私は前回優勝したからで、小田ちゃんは新メンバーだから……」

寝そべる飯窪
まるでグータラオヤジだ

「個性反映って言うのもイマイチわかりませんしね」
「ハンマーと槍だもんね……私達に関係なさそうだよね」
「譜久村さんは太鼓のバチみたいだし、生田さんはゴルフクラブでしたよね?」
「でも、あゆみんはクナイで、くどぅーは剣でしょ?」
「必ずしも特技が武器に反映されている訳ではない、って事ですかね」
「「うーん……」」

色々と考えてみるが、納得出来る答えが出ない2人

「……飯窪さん、特訓しません?」
「特訓?」
「2人で戦って、お互いの個性反映を見つけるんです。個性がわかれば戦い方もわかるんじゃないかと」
「模擬戦って事か」

立ち上がる飯窪

「よし、やろう! その代わり、抜け駆け禁止ね!」
「もちろんです。お互いのロックシードを奪っても仕方なさそうですし」
「……はっきり言うね、小田ちゃん。まあ、良いっか」

203nOTRcORru:2014/08/03(日) 23:10:30
>>202
第6話 その6です。

本日2回目。
今日は『鎧武』のOAがなかったので、僅かでも代わりになればと。

204名無し募集中。。。:2014/08/03(日) 23:53:57
はるなんと小田ちゃんの個性反映か〜なんだろうな?

205名無し募集中。。。:2014/08/04(月) 07:42:39
あれ?前回はるなん優勝?

まだ読める?

206名無し募集中。。。:2014/08/04(月) 08:19:35
>>205
前大会

SSスレ「仮面ライダーイクタ MOVIE大戦2013」
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1380420774/

完結したんだけど新狼閉鎖と共に消滅…まとめやログも残ってないから今や幻の作品涙

207nOTRcORru:2014/08/04(月) 15:48:36

2人はロックシードを取り出した

「「変身!!」」
〝ハルナアームズ ベリー ハイ トーン!!〟
〝サクラアームズ 歌姫 シングアソング!!〟

対峙する2人の仮面ライダー

「いくよ、小田ちゃん!」
「はい!」

ハルナハンマーを振りかぶるクボドン
小田影は影桜を突き出す

「はうっ!」

クボドンの鎧に影桜の先端が刺さった

「リーチに差があり過ぎ! 私の方が不利じゃん!」
「そう言われても……この武器で戦うならこうなると思います」

しぶしぶ影桜を抜く小田影

「一応こっちは先輩なんだから……もう1回行くよ!」

跳び上がり、上からハルナハンマーを振り下ろすクボドン
しかし

「はうっ!」

影桜の柄で頭を叩かれ、地面に激突するクボドン

「だーかーらー!」
「すいません、つい……」
「まったく……あっ!」
「え?」

小田影の後ろを指差すクボドン
振り返る小田影

208nOTRcORru:2014/08/04(月) 15:55:18
>>207
第6話 その7です。

『MOVIE大戦2013』は読み直したい方が多いと思います。
読んでて本当に楽しかったです。
自分もあの作品があったからこそ、本作に挑戦したいと思えたので。

209nOTRcORru:2014/08/05(火) 20:20:30

「今だ!」

小田影の背中を狙うクボドン
しかし

「はうっ!」

影桜の先端がクボドンの鎧に刺さった

「模擬戦でだまし討ちって、どうなんですか先輩?」

クボドンに振り返る小田影

「私だって自分の武器を試したいんだもん!」
「順番に探りましょうよ。ちゃんと協力しますから」
「わかったから早く抜いてよ! 槍から小田ちゃんの声が響いてて気持ち悪いんだけど!」
「……響いてる?」

影桜を抜き、思案する小田影

その時

「ヤッホーターイ!」
「「え??」」

全身トゲトゲのライダーが現れた

「ほいっ!」
「「うわっ!?」」

トゲトゲの剣2本を振り回し、クボドンと小田影をなぎ倒す

「イェーイっ! ちゃんまー最強なーう!」
「その声、その言語感覚、そのエメラルドグリーンの姿……まさか!?」
「そのとーりっ!」

全身トゲトゲのライダーが変身解除した

「まーちゃん!」
「佐藤さん!」
「佐藤優樹サマだぜ!」

210nOTRcORru:2014/08/05(火) 20:27:17
>>209
第6話 その8です。

ようやく登場、最後の10期メンバーでした。

211名無し募集中。。。:2014/08/06(水) 21:09:01
よし、まーちゃんを倒しちゃえ!頑張れはるなん!

212nOTRcORru:2014/08/06(水) 23:29:22

ライダーバトル初参加となる佐藤優樹
なぜか変身解除して自己紹介をした

「さあ、まさにフルーツをよこせ!」
「フルーツじゃなくてロックシードね……」
「それに、私達のは木の実ですからフルーツではありませんよ」
「なんでもいいよ! まさが勝って全部もらうから!」

佐藤はロックシードを構えた

「変身!」
〝マサキ!!〟

佐藤の頭上にエメラルドグリーン色のドリアン型アームズが現れた

〝ロックオン!!〟

ロックシードを取り付けたドライバーからロック調のギター音が流れる

「ほいっ!」
〝ギュイーン!〟

カッティングブレードを倒し、アームズが装着される

〝マサキアームズ ミス デンジャラス!!〟

仮面ライダーブラーボ ドリアンアームズをモチーフにした、仮面ライダーウサート マサキアームズである

「ところで、2人は誰?」
「「わかってないのかよ!!」」
「その声は、めしくぼと小田ちゃんね」

ウサートはマサキアームズの専用武器=マサノコを構える

これは、2本を1組で扱うノコギリ状の武器である
下手に触れると大怪我をする危険な武器なのだ

「まさがチョッチョっとやっつけてやる!」

213nOTRcORru:2014/08/06(水) 23:32:12
>>212
第6話 その9です。

飯窪さんは活躍するでしょうか。
どうなるかは貴方次第です。
小田さんも応援してあげてください。

214nOTRcORru:2014/08/07(木) 23:33:14

ウサートはクボドンに向かって行った

「わ、私から!?」

標的にされたクボドンは、がむしゃらにハルナハンマーを振り回し牽制する
しかし、ウサートは構わず向かって行く

「アチョーっ!」

マサノコを2本重ねて突き出すウサート

「ひぃっ!?」

怯えたクボドンは動きを止めてしまい、マサノコの直撃を受けた

「キャーッ!」
「えいっ!」

吹き飛ぶクボドンを見る事もなく、ウサートに影桜を突き出す小田影
ウサートはマサノコで受け止める

「小田ちゃんもやっつけてやる!」
「……私の個性反映、試させてもらいます!」

215nOTRcORru:2014/08/07(木) 23:34:16
>>214
第6話 その10です。

短いですが、キリが良いのでここまで。

216名無し募集中。。。:2014/08/08(金) 00:37:10
まーちゃんドリアンだったか!てっきり香音かと思ってたのにw小田ちゃんはやはり『歌』が似合う…はるなんは何だ?太鼓持ちか?ww

217nOTRcORru:2014/08/08(金) 22:58:15

小田影は仮面の下で、大きく息を吸った

「こーこーろーじゃいーぃーつーも さーけんで いるのーぉーに♪」

突然歌い出す小田影

普段から突然歌い出す事が多い小田だが、バトルの最中に歌い出すと誰が予想しただろうか
しかし、これは小田影の正しい戦いだった

「小おおお田だちゃんの声ががががかかららららだにひびびびびいいてくるるなううう〜」
「やっぱり!」

今、小田の声が影桜とマサノコを通してウサートに響いている
ただ響くだけではなく、増幅し振動としてダメージを与えているのだ

「変身する時の〝歌姫 シングアソング〟はこう言う事だったんだ!」
「歌じゃなくても響くわ!」

ウサートはマサノコで影桜を弾いた

「あーもー! なにそれ!? その武器キライ! 小田ちゃん大っ嫌い!」
「対象が武器から私自身になってますよ」
「嫌いったらキライなの!」

再びマサノコで斬りかかるウサート
小田影は影桜で受け止める、そして

「見ー得ーをー切ーれー♪」
「いいいいひょええおおおほひいいいえにぇえ〜!?」

再び震えるウサート
再びマサノコで弾く

「もう! まさ、どーしたら良いのさ!?」
「負けるか逃げるか、じゃないですかね? 逃がしませんけど!」
「来るな小田ーっ!」

影桜を何度も突き出す小田影
なんとか触れない様に避けるウサート

「もう! まさ怒ったから!」
〝ギュイーン! マサキスパーキング!!!〟

ウサートはカッティングブレードを倒しマサノコを放り投げた

218nOTRcORru:2014/08/08(金) 23:02:34
>>217
第6話 その11です。

デンジャラスと言えば佐藤さんが適当と思いまして。
サクラアームズについては、予想的中の様ですね。

219名無し募集中。。。:2014/08/09(土) 00:25:51
>>218
もしかしてまーちゃんが全身トゲトゲライダーなのはこのネタから?w

佐藤

アクセ忘れてるよと注意したくせに
さやしさんだって忘れてたプププ!
せんぱいとしてどーなんですか!!


有罪:トゲ

220nOTRcORru:2014/08/09(土) 23:40:58

「え、武器を捨てちゃうんですか?」
「まさの必殺技にビックリしなよ!」

地面に落ちたマサノコの刃が、まるでキャタピラの様に回転し始めた

「えっ!?」

マサノコは戦車の様に地面を走り、小田影に向かって行く

「キャーッ! なんですかコレ!?」

走るマサノコから逃げる小田影

「へへーん! まさの敵に向かって行くスーパーアイテムさ!」
「こんな時は……」

ここは高架下
頑丈な橋脚がある

小田影は橋脚に向かって行く

「そっちは行き止まりだよーん!」

小田影を追いかけるマサノコ
橋脚の目前で小田影は止まり、振り返ってマサノコを待ち受ける

「カンネンしちゃいなYo Yo!」

マサノコは地面から跳び上がり、小田影に襲いかかった

221nOTRcORru:2014/08/09(土) 23:44:01
>>220
第6話 その12です。

アクセサリのエピソードは記憶にありましたが、トゲは全く覚えていませんでした。
たまたま合致しましたね。
鞘師さんのトゲトゲのパインモチーフもたまたまですが。

222nOTRcORru:2014/08/10(日) 16:52:21
【イメージ画像】
仮面ライダーウサート マサキアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2245.jpg

223nOTRcORru:2014/08/11(月) 23:15:16
【イメージ画像】
仮面ライダー小田影 サクラアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2246.jpg

224nOTRcORru:2014/08/11(月) 23:17:00
>>222-223
本編はしばしお待ちくださいませ。

佐藤さんの回復・復帰を願います。

225nOTRcORru:2014/08/14(木) 22:39:29

「今だ!」

マサノコが目の前まで来た瞬間、小田影は素早く横に避けた
そのまま橋脚のコンクリートに深く刺さるマサノコ

「あ、カベにささっちゃった」
「やった成功! これで佐藤さんは武器が使えませんね!」
「なんで?」
「え?」

小田影は、マサノコを橋脚に刺す事で動きを止めさせた
はずだったが、対するウサートは全く動じていない

「まさのスーパーアイテムをなめちゃいけないんだよ!」
〝マサキスパーキング!!!〟

ウサートがカッティングブレードを倒すと、マサノコが再び動き出した

「……もしかして」
「ドッカ〜ン!」

マサノコは橋脚を突き抜け、再び小田影に向かって走って行く

「うそぉ!?」

驚きながらも、小田影は影桜を振り回す
小田影の周りを走り回るマサノコ

「そいつはどこまででも追いかけるから! さあ、小田ちゃんを倒しちゃいな!」
「……とりあえず」
〝サクラオーレ!!〟

カッティングブレードを倒し、影桜を地面に突き刺す小田影

226nOTRcORru:2014/08/14(木) 22:42:58
>>225
第6話 その13です。

リリイベに参加して来ました。
佐藤さん、100%では無かった様ですが素敵に煌めいていました。
些か辛そうでもありましたが、本当に頑張っていました。

227nOTRcORru:2014/08/16(土) 21:16:05

「心からちーかった 真夜中ー二人 強く抱ーき合った♪」

歌声が地面を伝わりマサノコに届く
マサノコは振動により上手く走行出来なくなった

「まさのスーパーアイテムが……」

振動はさらに広がり、ウサートへ伝わる

「ああああ足からららら震るるるえるるるるるるるるぅ〜」

ウサートは、地面からの振動を受け身動きが取れなくなった

「飯窪さん、今です!」

クボドンが橋脚の影から現れた

「任せて!」
「はるななななんんんわすれれれれてたああああああぁ〜」
「わすれ……悲しいけど、とにかく今は勝利を掴む!」
〝ハルナオーレ!!〟

カッティングブレードを倒して跳び上がるクボドン
ウサートの頭を狙いハルナハンマーを振り下ろす

「ほおおおおおいっ!」
〝マサキスカッシュ!〟

ウサートがカッティングブレードを倒すと、頭頂部からエメラルドグリーンのエネルギーが放出される
クボドンに向かって跳び上がるウサート

228nOTRcORru:2014/08/16(土) 21:17:57
>>227
第6話 その14です。

お盆休み、いかがお過ごしですか。

229nOTRcORru:2014/08/17(日) 23:32:48

「まさーき頭突ーきー!」

エメラルドグリーンのエネルギーがクボドンに直撃する

「はうっ!」

衝撃で吹き飛ぶクボドン
変身が解除され、ハルナロックシードはウサートの手元へ飛んで行った

「いよっしゃ! 1個ゲットー!」
「ま、また負けた……」

地面を殴る飯窪
あくまで?フリ?である

「飯窪さんの仇は、私が打ちます!」
?サクラスパーキング!!!?

小田影は跳び上がりながら回転し始める
ラベンダー色のエネルギーを纏いながら、ウサートへ突っ込んで行く

「小田ちゃんのも、まさがもらうから!」
?マサキスカッシュ!?

ウサートの頭頂部からエメラルドグリーンのエネルギーが放出される

「「やあーっ!!」」

頭と槍が激突する

「うーん……小田ちゃん強い!」
「佐藤さんこそ……さあ、思いっ切り行きますよ!」

230nOTRcORru:2014/08/17(日) 23:35:40
>>229
第6話 その15です。

生で観た彼女達から、半端ではないエネルギーを感じました。
この話の中の彼女達の本気を、上手く書ける様に頑張ります。

231nOTRcORru:2014/08/19(火) 20:43:22

小田影は影桜を握り、大きく息を吸った

「ぼんーのおーほーんーのーおー♪」
「にううおいいいえうるりななに!?」

小田さくらの歌声が、影桜を通してウサートに響いていく

「こんのぉっ!」

ウサートは両手で影桜を掴む
しかし

「あいにょぬんやん!」

余計に振動が伝わってしまった

「これで決まりです!」

小田影は、回転を早めてエメラルドグリーンのエネルギーを押しのける
ウサートは飛ばされ変身解除してしまった

「……やったぁっ! 私、やっと勝てたー!」

飛び跳ねて喜ぶ小田影
その手には、マサキロックシードが握られている

「悔しいーっ! 小田ちゃんに負けたー!」

唇を突き出しいじける佐藤
そして

「初参加の小田ちゃんに比べて……やっぱり私なんかじゃ……」

超ネガティブモードの飯窪であった

232nOTRcORru:2014/08/19(火) 20:45:17

「って事はさ、まさは小田ちゃんの手下になるの?」
「「え??」」

佐藤を見る小田影と飯窪

「カギをゲットしたら命令できるんでしょ?」
「「いやいや、そんなルールないから!!」」
「それに、カギじゃなくて錠前だからね!」

ネガティブモードの飯窪も、佐藤のトンチンカンな発言に思わず突っ込む

「……でもそれ、良いかもしれませんね」
「「え??」」

思わぬ発言に、小田影に向く飯窪と佐藤であった




バトル終了まで、残り10時間11分




第6話【ど天然ライダー、参戦!】

233nOTRcORru:2014/08/19(火) 20:48:41
>>231-232
第6話 終わりです。

『鎧武』本編は佳境ですね。
そろそろ『イクタ』復活の可能性もあるので、早々に終われる様に頑張ります。

234名無し募集中。。。:2014/08/19(火) 21:49:33
>>233
更新乙です!きびだんごの変わりにロックシードですかw
イクタ復活するなんて話あるの?

235nOTRcORru:2014/08/20(水) 17:44:13
【イメージ画像】
仮面ライダークボドン ハルナアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2253.jpg

236nOTRcORru:2014/08/20(水) 17:50:56
復活に関しては自分なりの予想です。

本作が外伝とはいえ、同時進行にならない様に気を遣う方かもしれません。
本作が終われば『イクタ』が復活する可能性は〝0〟ではないかと思います。

復活に関しては自分なりの予想です。

237nOTRcORru:2014/08/21(木) 17:03:33
【イメージ画像】
仮面ライダー石武 アユミアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2254.jpg

238nOTRcORru:2014/08/23(土) 09:31:32
【イメージ画像】
>>66
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2256.jpg

239名無し募集中。。。:2014/08/23(土) 11:17:56
ちょっ!?ピンクの斬月様がw

240nOTRcORru:2014/08/24(日) 11:43:58

【第7話 予告】

「先に片付けちゃった方が良いかなって」
〝大○ ビッグマン○○○!!〟
「反則じゃありませんか!?」
「どうなんだろうね?」
「長引かせたくないの」

第7話【大○でスカ?リックドム?】

241nOTRcORru:2014/08/24(日) 11:45:33
>>240
予告でした。

そろそろ折り返しにしなければ、本当に終わりません。

242nOTRcORru:2014/08/25(月) 15:35:52




「小田ちゃん、これからどうするの?」
「おい! 何エラそうに言ってんだ、めしくぼぉっ!」
「ええっ!?」

年下の後輩の小田に質問した飯窪は、なぜか同期で年下の佐藤に叱られた

「まさは小田ちゃんにたまたま負けたけど、めしくぼはまさに負けたじゃん! こん中ではイチバン手下なんだからね!」
「私、最年長でサブリーダーなのに……」
「佐藤さん、何気に『たまたま』負けたとか言ってますけど」
「だってたまたまだもん! ホントはまさの方が強いんだからね!」
「まーちゃん、小田ちゃんに逆らって良いの?」
「うるさーい!」
「ええっ!?」

ウサートに負けたクボドン、ウサートに勝った小田影
見事な社会階層が出来上がっていた

佐藤を除いて

「で、飯窪の質問の答えってどうなったんでしょうか……?」
「朝ご飯を食べに行きます」
「「どこへ?」」

時刻は午前10時
朝ご飯と言うよりもブランチの方がしっくりする頃だ

243nOTRcORru:2014/08/25(月) 15:36:48

「生田さんと石田さんがモーニングセットの話をしていたので、どこかに食べる場所があるはずです」
「おおー! 小田ちゃん探偵みたい!」
「まさ、おなかすいたー!」
「とりあえず、さっき生田さん達とバトルした所へ戻りましょう。そこから、石田さんが来たであろう場所を目指しましょう」
「「オッケー」」





場所は移ってフルーツパーラー『ドルーパーズ』

工藤がカウンター席で頭を抱えている

「ハルの個性、ハルの個性……うーん、わからん!」

まだ自身の個性反映がわかっていない工藤

そこへ

244nOTRcORru:2014/08/25(月) 15:39:04
>>242-243
第7話 その1です。

夏(休み)が終わりそうな時期ですね。
この話はハルですが。

245nOTRcORru:2014/08/29(金) 22:21:19

「また来ましたー!」
「失礼しまーす!」

スベリーズが入って来た

「げ……生田さんとあゆみん……」
「あ、どぅーだ」
「ねえねえ、さっきの乱入はなんだったの?」
「いや、はるなん達の戦い方がムカついたから……」
「おー。卑怯な事は許さんなんて、さすがイケメンったいね」

ニヤニヤしながら工藤の隣に座る生田

「小田ちゃんにロックシードを返しちゃう所もなーんかカッコ良かったし?」

同じくニヤニヤしながら工藤の隣に座る石田

「2人でハルを挟まないで欲しいんですけど」
「「なんで??」」
「ハルまでスベりそう」
「「おい!!」」
「なんか賑やかだね」

店の入り口から声が聴こえた

246nOTRcORru:2014/08/29(金) 22:23:34
>>245
第7話 その2です。

多忙で書けずどぅーもすみません。
もう少し頑張ります。
エイエイユー!

247nOTRcORru:2014/08/30(土) 14:29:02

「「鈴木さん!?」」

ライダーバトルの常連、鈴木香音だ

「香音ちゃん! やっと会えたっちゃね!」
「あたしも会えて嬉しいよ。生田除いて」
「ちょっと!」
「ここって朝ご飯とか食べられるの?」
「無視せんで!」

店の奥から白服の男がモーニングセットを持って来た

「鈴木さんのモーニングセット スイカアレンジです」
「「「スイカだ!!!」」」
「……って、あたしのロックシードがバレたじゃん!」
「前はハルがゴーカイビッグバンだったのに……」
「スイカおいしそー」
「まあ、読んでる人はなんとなく気付いとうやろ」

四者四様のリアクションである

「衣梨ちゃんは何の話をしてるの?」
「気にせんとって」
「……まあいいや。いただきまーす!」

席に座り、おいしそうにモーニングを頬張る鈴木

「それで、香音ちゃんは誰かと戦ったと?」
「ふんん、まらもえおも」
「生田さん、食べてる最中なんですから質問しちゃダメですよー」
「えー、亜佑美ちゃんは気にならんと?」
「そりゃあ、気になりますけど……」

生田・石田・工藤の視線は、全て鈴木に注がれている
やはり誰が参加しているか関心があるようだ

248nOTRcORru:2014/08/30(土) 14:30:15
>>247
第7話 その3です。

最後の9期、登場でした。

249nOTRcORru:2014/08/30(土) 23:04:28

「んぐ……ここに来るまで誰にも会わなかったよ。だから、ずっと透明生命体を倒してた」
「どれ位?」
「んー、30体くらいかな」
「「30体!?」」
「まあ、それ位は全然いけるやろうね」

数に驚く石田と工藤に対し、生田は納得している様だ

「さすが生田。あたしのロックシードの事、知ってるんだね」
「まあね。まだ個性反映はわからんっちゃけど」
「そうだろうね。そこまでわかってたら尊敬するわ」
「個性反映……」
「くどぅー、どうしたの?」

工藤の呟きに気付いた石田が様子を伺う

「いやっ、別に! なんでもないから!」
「そう?」

ごまかす様に顔を逸らす工藤

石田の個性反映が明快だが、同じ鎧武モチーフの工藤自身が明快ではない
メンバー=ライダーが集まりつつある今、不安と焦りがあるのだろう

「香音ちゃん、ご飯食べたらバトルせん?」
「ふぉも? ひいへふぉ」
「ごめん、食べとる最中やったね」
「んぐ……良いけど、3対1で?」
「衣梨は1対1が良いっちゃけど。亜佑美ちゃんとどぅーはどうすると?」

250nOTRcORru:2014/08/30(土) 23:06:22
>>249
第7話 その4です。

会話ばかりで進みませんが、ご勘弁くださいませ。

251名無し募集中。。。:2014/08/30(土) 23:46:35
いやいや会話も楽しいですよ

252nOTRcORru:2014/08/31(日) 17:31:15

石田も工藤も成り行きでこの場にいるだけだ
チームを組んでいる訳ではない

「私は、お2人のバトルを見届けようかなと」
「ホントは吐きそうで休みたいっちゃろ?」
「アイドルがアイドルになんて事を! それに、もう大丈夫です!」
「あ、そ。どぅーは?」
「ハルは……あゆみんと見学します」
「じゃあ1対1だね。じゃあ、よろしく生田!」
「オッケー!」

ハイタッチをする生田と鈴木

最初のライダーバトルでは、鈴木が先に敗退し決着がつけられなかった2人
次のライダーバトルでは、飯窪が居たものの生田の勝利だった

今回の勝負は果たしてどうなるだろうか
勝利の女神はどなたに微笑むでしょうか

「衣梨ちゃん」
「なん?」
「バトルの前に、しておきたいことがあるんだけど……手伝ってくれる?」
「良いっちゃけど」
「亜佑美ちゃんとくどぅーも良いかな?」
「「はい」」
「ありがと。じゃあ、ご飯食べるからちょっと待ってて」

モーニングを頬張り幸せそうな鈴木

「食べるの遅っ!」
「いやいや、生田さんが邪魔してたからじゃないですか」





フリーステージにやって来た生田・鈴木・石田・工藤

「春とは言っても、陽が昇れば意外と暑いな」
「くどぅーは汗かきだから大変だね」
「ここ結構広いね。生田、良い場所知ってるじゃん」
「まあね。で、ここで何すると?」
「みんな、自分のロックシード出して」

253nOTRcORru:2014/08/31(日) 17:33:26
>>252
第7話 その5です。

ありがとうございます。
ラジオなど参考にしていますが〝本人らしい〟でしょうか。

254nOTRcORru:2014/09/01(月) 15:39:43

全員ロックシードを取り出した

「マスカットとオレンジと……青いイチゴ!? まあ、あたしも他人の事は言えないね」

鈴木が取り出したロックシードは、鎧武達が使っていたスイカロックシードと見た目は変わらない緑色だ

「普通にスイカっちゃん。それより、ロックシードを見せ合うだけと?」
「まあ、待ってなよ」

突然、4人の居る場所が暗くなった

「なん?」
「ギィエー!」

見上げると、4人の頭上からコウモリインベスが飛んで来ていた

「「「インベス!!!」」」
「来たね。変身!」

ドライバーを装着し、ロックシードを解錠する鈴木

〝カノン!!〟

コウモリインベスのさらに上から、巨大なスイカ型アームズ=カノンアームズが現れた

「「「デカっ!!!」」」
「みんな離れて!」

言われるまま離れる生田・石田・工藤
鈴木はロックシードをセットしカッティングブレードを倒した

〝ギュイーン!〟

255nOTRcORru:2014/09/01(月) 15:42:18
>>254
第7話 その6です。

夜にもう1レス落とすかもしれません。
『鎧武』がクライマックスへ向かって行きますね。
間に……合うか……な。

256nOTRcORru:2014/09/01(月) 22:58:29

カノンアームズがコウモリインベスを巻き込みながら鈴木の元へ降下する

「鈴木さん、危ないっ!」
「ギィエっ!」

カノンアームズは地面に落下し、コウモリインベスは爆発した

「え、どうしよう!? 鈴木さんが! どうしよう!?」
「「いや、多分大丈夫」」

モチーフのスイカアームズを知らない石田は慌てている
が、スイカアームズも大体はこんな感じで変身している
その事を知っている生田と工藤は落ち着いている

「亜佑美ちゃーん!」
「え?」

カノンアームズの上から頭を出す鈴木、いや
今は変身しており、その顔は鈴木香音ではない

「鈴木さん! 無事だったんですね、良かった〜」
「スイカアームズだから鎧武がモチーフやと思っとったっちゃけど……」
「ハルもですよ。まさか鈴木さんがあのライダーがモチーフだったなんて……」

巨大なスイカから現れた顔は『鎧武』に登場する仮面ライダー ナックルにそっくりだった

「って事は、名前は……」

仮面ライダーズックル カノンアームズである

「あたしの個性反映、見せてあげるよ」

257nOTRcORru:2014/09/01(月) 23:00:27
>>256
第7話 その7です。

ここからも大変ですが、お付き合いくださいませ。

258名無し募集中。。。:2014/09/02(火) 21:22:10
こ…これは!?

http://illustmorning.com/uploader/src/upload2247.jpg

259nOTRcORru:2014/09/02(火) 23:17:39

カノンアームズが割れ、変形し始めた

〝カノンアームズ 大鎌 ビッグマンティス!! カマキリモード!!〟
「「「カ、カ、カ、カマキリ!?」」」

巨人が中腰になり、両手に大きな鎌を持っている
その姿は、以前に鈴木が披露していたカマキリのモノマネの様だ

「スッゲー迫力……」
「って言うか、その大きさ! 反則じゃありませんか!?」
「どうなんだろうね?」

巨大なカマキリ(のモノマネ)に驚く工藤と石田
しかし、生田は冷静だった

「……その分、なんかしらハンデがあるっちゃない?」
「さすが生田。でも、それはあたしからは言わないよ」
「別に良いっちゃよ。多分合っとるやろうし。で、目的はアームズの自慢やなかろ?」
「そうだね。周りを見てごらん」

辺りを見る生田・石田・工藤

「「「うわっ!!!」」」

初級インベスや上級インベスがたくさん集まっていた

260nOTRcORru:2014/09/02(火) 23:18:12

「インベスの大群!?」
「みんなのロックシードで呼ぶ寄せたって事ですか!?」
「この島に居る透明生命体の数は決まってるだろうから、先に片付けちゃった方が良いかなって」
「あーね。バトルを邪魔されるのも困るけんね」

生田は一度、インベスにバトルを邪魔されている
メンバーとのバトルに集中する為にも、インベスを減らす事は得策と言えるだろう

「でも、少なく見ても20体は集まってますけど……」
「こんなにたくさん一度に戦うんですか!?」

1人当たり5体だが、上級インベスも複数いる
決して楽な戦いではない

「4人いるし、生田もいるから大丈夫」
「衣梨の実力を認めてるって事やろ。嬉しいっちゃよ」
「ライダーバトルに関してだけね」
「その一言いらん! 変身!」

ドライバーを装着し変身する生田

〝エリナアームズ 魔・砲・チャーシューメン!!〟

石田と工藤も変身する

〝アユミアームズ シュシュッとキレる!!〟
〝ハルカアームズ 我が道 オンリー スタイル!!)〟
〝マサキアームズ ミス デンジャラス!!〟
「「「「え????」」」」

261nOTRcORru:2014/09/02(火) 23:24:04
>>259-260
第7話 その8です。

リンク先のイラスト、激烈に上手いですね。
一応確認ですが、イラストは本作・自分とは無関係です。

262nOTRcORru:2014/09/03(水) 17:05:04

いつの間にかウサートが居た

「エメラルドグリーンのブラーボ……優樹ちゃん!?」
「Yes! 大っきなスイカが見えたから、スイカ割りに来ましたっ!」

マサノコを振り回しながら、思いっ切りはしゃぐウサート

「優樹ちゃん、中に鈴木が居るから勘弁して」
「なーんだ、鈴木さんのフルーツか。残念……」

マサノコを放り投げ、その場に倒れ込むウサート

「まーちゃんもライダーバトルに参加してたのかよ……」
「まーちゃん、今はインベス? 透明生命体? を倒すのが先だからね」
「青いから亜佑美? そっちのオレンジはDoどぅー? 形が一緒なんだね」
「うるさいよ! ハルだって好きで一緒な訳じゃないんだよ!」
「何それ!? くどぅー、今の言葉はヒドい!」
「「10期うるさい!!」」

言い争いをしている場合ではない
20体を超えるインベスが迫って来ているのだ

「あたし、先に行くから!」
〝大玉モード!〟

263nOTRcORru:2014/09/03(水) 17:05:55
>>262
第7話 その9です。

短いですが。

264nOTRcORru:2014/09/04(木) 12:39:47

ズックルはカマキリ(のモノマネ)からスイカの状態に戻る
そして、自ら回転しインベスの大群に向かい転がって行った

「うりゃあああああああっ!」
「キキッ!」
「ブルルッ!」
「ギィエーッ!」

大玉スイカの体当たりを受けたインベスは大きく飛ばされ、周りのインベスを巻き込み倒れ込んだ

「ボーリングみたい……」
「ゴーカイだな……」
「見とらんと香音ちゃんの援護をするっちゃよ!」
「あ、はい! シュシュッと!」
「うらぁ!」

石武はアユミクナイで、鎧工は無双セイバーのガンモードで、生玄はエリナ魔砲のガンモードで援護する

「ブルルッ!」

生玄達に気付いたインベスの何体かが向かって来る

「ウチも行きますね!」
「ハルも!」

石武がアユミクナイを構え走り出す石武
追う様に走り出す鎧工

「やあっ!」

自慢のキレのある動きを活かし、インベスを翻弄する石武

265nOTRcORru:2014/09/04(木) 12:43:07
>>264
第7話 その10です。

若干、戦闘シーンが長くなるかもしれません。

266名無し募集中。。。:2014/09/04(木) 22:26:30
まーちゃん、いきなり出てきたな。
はるなんはどこにいるんだろ?さゆは参加してるのだろうか?

267nOTRcORru:2014/09/07(日) 00:23:21

「衣梨も、かっ飛ばすけんね!」
〝エリナスカッシュ!〟

エリナ魔砲をドライバーモードにし、黄緑のエネルギーを放つ生玄

「ギィエーッ」

直撃を受けたコウモリインベスは爆発した

「さすが生田さん!」
〝イチ!! ジュウ!! ヒャク!! アユミチャージ!!〟

無双セイバーから、ロイヤルブルーのエネルギーが放たれた

「ブルルッ!」

シカインベスを撃破した

「生田も亜佑美ちゃんもやるじゃん! あたしだって!」
「「キキッ!!」」

両腕の鎌に初級インベス2体を挟み込むズックル

「それ!」

ズックルは、初級インベス2体を上に放り投げた

〝ヨロイモード!!〟

人型に変形するズックル カノンアームズ

〝カノンスカッシュ!〟

大きな鎌=カノン双刃鎌を薙刀の状態にし、回転させる
すると、緑色のエネルギーが集まりスイカの形になった

268nOTRcORru:2014/09/07(日) 00:27:17
>>267
第7話 その11です。

ついでに、
【イメージ画像】
仮面ライダーズックル カノンアームズ
http://illustmorning.com/uploader/src/upload2279.jpg

269nOTRcORru:2014/09/07(日) 22:44:29

「行っけー!」

スイカ状のエネルギーを上空の2体のインベスに向かって投げる

「「キキッ!!」」

2体のインベスはスイカに閉じ込められ、落下して来た
ズックルは片脚を引き、蹴りの体勢になる

「うおりゃあああああっ!」

スイカが地面スレスレに来た所で、ズックル カノンアームズのローキックが入った

「「キキーッ!!」」

たくましい脚による力強い蹴りを喰らい、2体のインベスは身体を大きく凹ませながら地面を転がって行く

「「「めっちゃ痛そー……」」」

仮面の下で唖然とした表情の生玄・石武・鎧工であった
その間にも、周りのインベスを巻き込みながら転がり続けるスイカ

「「キキッ!!」」

壁に激突し爆発する初級インベス2体
そして、巻き込まれたインベスも2体爆発した

「一気に4体も倒しよった……」
「あのアームズ、絶対に反則ですよ……」
「カマキリにローキック、って個性反映し過ぎじゃんか……」

それぞれのリアクションであった

「みんな、まだまだインベスは残ってるよ!」
「香音ちゃんに負けてられんとよ!」
「私達も行きましょう!」

270nOTRcORru:2014/09/07(日) 22:47:40
>>269
第7話 その12です。

1人で現れた佐藤さん。
その辺りは次の話で書く予定です。
もう少しだけ第7話をよろしくお願いいたします。

271nOTRcORru:2014/09/08(月) 23:06:44

集まったインベスは、まだ半分も減っていない
まだまだこれからと言わんばかりに向かって行くズックル・生玄・石武、そして鎧工

「うらぁ!」

我武者羅に童道丸を振り回す鎧工
その剣捌きは大振りで粗く、無駄な動きが多い

運動量の多い戦い方のせいで、工藤が流す汗は半端な量ではなかった

(なんで……なんでハルカアームズには個性反映がないんだよ!)

焦りと苛立ちを抑えられない鎧工
生玄・石武・ズックルと個性反映を活かして戦う姿を目の前にして、工藤の心境は穏やかではなかった

「こんのぉ!」

目の前のライオンインベスに斬りかかる鎧工
しかし、頑丈な爪に弾かれてしまう

「くそっ!」

そこへ、寝転ぶウサートが目に入った

「おいっ! まーちゃんも寝転がってないで手伝えよ!」
「まーちゃんスイカ割りがしたかっただけだもん……」

寝返りを打つウサート

「そんなのライダーバトルが終わってからでも出来るだろ!」
「……何イライラしてんのさ」
「っ……うるさい!」
「うるさいのはどぅーの方だし! いいもん! まさのスーパーアイテムにやってもらうから!」

ウサートは寝転んだまま、カッティングブレードを倒した

〝マサキスパーキング!!!〟

272nOTRcORru:2014/09/08(月) 23:09:24
>>271
第7話 その13です。

『鎧武』終了と新番組開始を目前に、
焦りと苛立ちを抑えられない作者がお送りしています。

273名無し募集中。。。:2014/09/09(火) 00:49:47
まぁそんなに焦る必要はないのでは?イクタの作者さんみたいに毎回放送回のネタぶっこむ訳じゃないんだしw

274nOTRcORru:2014/09/10(水) 18:12:12

放り投げていたマサノコが地面を走り、初級インベスへ向かって行く

「キキッ!」

脚を斬りつけられた初級インベスは転倒する
マサノコは、初級インベスの上を走り回りダメージを与えていく

「優樹ちゃん、結構えげつない攻撃やね……」
「危険極まりない……まさに変身音そのまんまじゃん」
「まーちゃんが増えた様な暴れっぷりですよね」
「って言うか、どんな個性反映だよ!」

4人が話している間に、初級インベスは爆発した

「まさの仕事おわりー」
「「「「1体かよ!!!!」」」」
「……しょーがないなぁ」

ウサートはやはり寝転んだまま、カッティングブレードを倒した

〝マサキスパーキング!!!〟

マサノコは再び動き出しインベス達に向かって行く、が
今度は狙いを定めていないのか、周りの壁や建物を破壊しながら暴れ回る

「「「「テキトーかよ!!!!」」」」

仕方ないので、マサノコに気を付けながら生玄達もインベスに向かって行く

「うらぁ!」
「キキッ!」

童道丸で初級インベスを斬りつける鎧工

「おっと!」

足下を走るマサノコを避けながら、初級インベスと距離を置く

(ややこしくしやがって……まーちゃんの奴!)

275nOTRcORru:2014/09/10(水) 18:17:03
>>274
第7話 その14です。

やはり『イクタ』は意識します。
読んで楽しいモノを目指していますが、自分が書きたい事も忘れずに続けます。

276nOTRcORru:2014/09/12(金) 12:34:08

鎧工はカッティングブレードを倒した

〝ハルカスカッシュ!〟
「くらえ!」

童道丸からオレンジ色のエネルギーがシャワーの様に放たれる

「キキーッ!」

エネルギーを浴びた初級インベスは爆発した
再びマサノコが近づいて来る

「うわっ! ……メンドくせーなコイツ! どういう個性反映だよ!?」

心の中で悪態をつきながら別の初級インベスに向かう鎧工
自分の個性反映がわからない苛立ちを、暴れ回り周りを破壊するマサノコにぶつける

「多分あれやろ? イベントで必殺技とかなんかで言っとったやつ。火の玉が追い続けるみたいな?」

エリナ魔砲でシカインベスを撃ちながら生玄が答えた

メンバーはイベントのコーナーで質問に答えることがある
そこで様々な名言やネタが生まれることも多々あるのだが

「確かになんか言ってたかも……生田さん、よく覚えてましたね」
「昨日の夜、色々調べっとったけんね。みんなの発言やアンケートの答えとかでモチーフのライダーを探しよったから」
「そう言えば、前にハルもなんか書いた気が……ああっ!」

何かを思い出した鎧工

「まさか……いや、試してみるか!」

277nOTRcORru:2014/09/12(金) 12:35:52
>>276
第7話 その15です。

ハル、ハレルヤ?

278nOTRcORru:2014/09/12(金) 21:34:09

鎧工は童道丸を構え、インベスの大群に向かって行く

「うおおおおおおりやああああああっ!」
「キキッ!」
「ギィエッ!」
「ブルルッ!」

近くのインベスを手当たり次第に斬りつけて行く鎧工

手にしている童道丸の刀身から、オレンジ色のエネルギーが飛沫の様に飛び散る
その量は、振れば振るほど増えていく

「ハルがアンケートに書いたのは……『必殺! 汗とばし』だ!」

童道丸を振れば、エネルギーが汗の様に飛び散る
これこそが、汗かきの工藤の個性を反映したハルカアームズの真の力である

「でも、普通にオレンジの果汁が飛び散ってるだけだろ……コレ」

汗かきは体質であり、工藤の特技ではない
やはり譜久村や生田の様に、特技を活かして欲しかった様だ

「……ま、気を取り直していくか!」

童道丸と無双セイバーを合体させ、ハルカロックシードをセットした

〝ロックオン!! イチ!! ジュウ!! ヒャク!! セン!! マン!!〟
「気合入れていくぞーっ!」

鎧工の狙いは、周りに集まっていた初級インベス・コウモリインベス・シカインベス
無双セイバー ナギナタモードを思いっ切り振る鎧工

〝ハルカチャージ!!〟

279nOTRcORru:2014/09/12(金) 21:36:11
>>278
第7話 その16です。

本日2回目。
本話もあと少し。

280名無し募集中。。。:2014/09/12(金) 22:40:35
汁飛ばすとかふなっしーか(笑)

281nOTRcORru:2014/09/15(月) 17:12:31

刀身から放たれた大量のオレンジ色のエネルギーが、豪雨の様に降り注いだ

「キキーッ!」
「ギィエーッ!」
「ブルルーッ!」

3体のインベスは爆発した

「よし! どんどん行くぞー!」
「くどぅー、やる気満々じゃん。あたしの方も手伝って!」
「任せて下さい、鈴木さん!」

鎧工は無双セイバーから童道丸を外しズックルの元へ走る

〝カマキリモード!!〟
「そーれっ!」

ズックルはインベス2体を鎌で挟み、走って来る鎧工に向かって投げた

「よし来い!」
〝ハルカオーレ!!〟

鎧工はカッティングブレードを倒し、飛んで来るインベス2体を無双セイバーと童道丸の二刀流で斬りつけた

「「ギィエーッ!!」」
「よっしゃっ! 鈴木さん、どんどん下さい!」
「オッケー! それっ!」

ズックルは手近なインベスを捕まえ、鎧工に向かって投げて行く

〝ハルカスカッシュ!〟
〝イチ!! ジュウ!! ヒャク!! ハルカチャージ!!〟
〝ハルカオーレ!!〟

282nOTRcORru:2014/09/15(月) 17:16:19
>>281
第7話 その16です。

DVDマガジンでふなっしーみたいな格好になっていたのでネタとして大丈夫かと思いましたが、
いかがでしょうか。

283nOTRcORru:2014/09/16(火) 19:22:31

次々にインベスを撃破する鎧工
それを見た石武は

「鈴木さん、くどぅーに任せ過ぎですよ」
「くどぅーがやる気だから良いかなって」
「あゆみん大丈夫。今回、必殺技とか出しても全然体力使わないみたいだし」
「どう言う事?」

過去のライダーバトルでは、必殺技や特殊効果を発動する為に装着者の体力をエネルギーに変換する仕様になっていた
しかし、今回はロックシードからエネルギーを供給する仕様に変更されているのだ

「連続で必殺技を使っても、ハル達は疲れないって事!」
「やっぱりそうったいね」
「生田さん、知ってたんですか?」
「なんとなくね。それに、アレ見たら間違いないやろ?」

生玄が指差したのはウサートだ

「つまんないなーう……つまんないうー……つまんなういーな……」
〝マサキスパーキング!!!〟
〝マサキスパーキング!!!〟
〝マサキスパ
「「「うるさいわ!!!」」」

寝転びながらカッティングブレードを倒しまくるウサート
一方のマサノコは、フリーステージのエリアを縦横無尽に暴れ回る

「さっきからずーっとあのまんまやけんね」

ウサートは少しも移動していなかったが、必殺技を連発している

「……確かに、何度も必殺技を出しても大丈夫みたいですね」
「今回のライダーバトルは、衣梨達自身の成長が目的やけん。多分、動く以外で体力を使わせない様にしてるって事やろ」
「なるほど。じゃあ遠慮なく、必殺技で一気に決めちゃいますか!」

284nOTRcORru:2014/09/16(火) 19:25:57
>>283
第7話 その17です。

『イクタ』の設定との違いを解説していますが、
解釈は合っている、のでしょうか?

285nOTRcORru:2014/09/17(水) 21:26:53

石武は無双セイバーにアユミロックシードを取り付けた

〝イチ!! ジュウ!! ヒャク!! アユミチャージ!!〟

生玄はエリナ魔砲をドライバーモードに変え、カッティングブレードを倒した

〝エリナスカッシュ!〟

鎧工とズックルもカッティングブレードを倒す

〝ハルカスカッシュ!〟
〝カノンスカッシュ!〟

初級インベス2体はロイヤルブルー色のエネルギーを浴び、
コウモリインベスは黄緑色のエネルギーを打ち込まれ、
シカインベスとライオンインベスは緑色のエネルギーに包まれ、両側からオレンジ色と緑色のキックに潰されて爆発した

「これで集まったインベスは全部倒したやろ」
「必殺技に体力を使わなくなったけど、ちょっと疲れたね」
「いやいや。呼び寄せたの鈴木さんですからね」
「そうだった。ゴメンゴメン」

小柄な石武に、巨大なズックル カノンアームズが手を合わせて謝る

「うおっ!?」

鎧工足元をマサノコが走る

「まだ動いていたのかよ……」
「つまんなーう……つまんぬうー……つなんーう……」

ウサートはカッティングブレードを倒し続けていた

「まーちゃん、インベス退治は終わっ
「はっ! スイカ割りー!」

ウサートは勢い良く起き上がり、マサノコを持ってズックルの元へ走る

286nOTRcORru:2014/09/17(水) 21:27:55

「いや、鈴木が入ってるから割らないで」
「そうでしたぁー……」

ガッカリしたウサートは、地面に倒れ込んだ
しかし、すぐに起き上がった

「ってか、鈴木さんだけ大っきいのずるくないですか!?」
「「「「今さら!?」」」」
「香音ちゃんの個性反映の結果やけん。欠点もあるやろうけど」

ズックル カノンアームズを見上げる生玄

「絶対に言うなよ、生田」
「アレですよね。たしか、ズッキドム?」
「「「「それを言うならリックドム」」」」

リックドムとは、朝の帯番組にゲスト出演した際に出たメカの名前である
鈴木が自らの体型を話題にした際に、司会者の口から出たものだ

知らない場合は、WEB検索をしてみましょう

「優樹ちゃんの言う通り、香音ちゃんの個性反映の1つはメカに乗るって事っちゃろ」
「まあ、大体はわかったので良いとして。これからどうします?」
「バトルの前にインベス退治って事でしたけど、バトルします?」

大体のメンバーが、インベス退治で疲れている
今すぐにバトルとなると、体力が持たないだろう

「またドルーパーズに戻ろっか。インベスを減らす事は出来たけん」
「上の階でシャワーが浴びられるんで、みんなで行きません?」
「良いねぇ! ウチも結構汗かいたんだよね! くどぅー程じゃないけど」
「うるさいわ! ほら、まーちゃんも行くよ!」

生玄・鎧工・石武、そしてズックル・ウサートを合わせた5人がドルーパーズへ向かう

「なんか、どんどん人数が増えてるったい。今の所、参加者は8人。残りの2人は……」


──

287nOTRcORru:2014/09/17(水) 21:31:22
>>285-286
第7話 その18です。

本話もあと少しです。
ダレてきた自覚がありますが、ここから正念場。
気合を入れて行きます。

288名無し募集中。。。:2014/09/17(水) 21:56:30
果たして鎧武終わるまでに完結するのか?!w

289nOTRcORru:2014/09/19(金) 21:47:25


「うわっ!」

ホットピンクのエネルギーを浴びながら倒れ込むマシュバロン

生田達がインベスと戦っているのと同じ頃
大きな倉庫の中で、マシュバロンと謎のライダーが戦っていた

「強い……きゃあっ!」

謎のライダーの無双セイバーが火を吹く

起き上がり、積み上げられたドラム缶に身を隠すマシュバロン

「容赦ないんですね……」
「長引かせたくないの。このバトル」
「だからって、不意打ちまでして……きゃあっ!」

再び無双セイバーの射撃が襲う

「戦いたくなかったら、ロックシードを渡して」
「それは出来ません!」
「そう。仕方ないわね」

謎のライダーが、カッティングブレードに手を伸ばす

(聖、このまま負けるの!? ダメ……えりぽんとの約束が──)




バトル終了まで、残り9時間14分




第7話【大鎌でスカ?リックドム?】

290nOTRcORru:2014/09/19(金) 21:52:31
>>289
第7話 その19で完結です。

やはり『鎧武』終了までには終わらないと思います。
ようやく半分終わった所ですので。

291nOTRcORru:2014/09/20(土) 23:08:24

【第8話 予告】

逃がさないよ
まさか……あなたは!?
〝ソイヤッ!〟
ウチ達と違うみたい
負ける訳にはいかないの

第8話【マシュバロンの心強い味方、◯◯っ◯ー◯!】

292nOTRcORru:2014/09/20(土) 23:10:37
>>291
予告でした。

明日の『鎧武』が楽しみです。
そして、本作はしぶとく続きます。

293名無し募集中。。。:2014/09/21(日) 01:52:34
なんだこの伏せ字は?会話から3人…新たな人物……普通に考えれば○○だろうけど…誰だ?『さやっしーっ!』で良いやw

294nOTRcORru:2014/09/21(日) 23:54:07

■マシュバロン
譜久村聖が変身する仮面ライダー。形状はバロンと同じで、赤色がホットピンクになっている。ドライバーの音声は洋風。(カモンッ!)
□ミズキアームズ (クイーン オブ ドラム!!) (Queen of Drum!!)
ミズキロックシードで変身する。形状はマンゴーアームズと同じで、赤色がホットピンクになっている。
□ミズキスティックス
ミズキアームズ専用のメイス。マンゴーパニッシャーと違い柄が短く2本1組で、譜久村は太鼓のバチの様に扱う。

■生玄(いくげん)
生田衣梨奈が変身する仮面ライダー。形状は龍玄と同じで、緑色が紫色になっている。ドライバーの音声は中華風。(ハイーッ!)
□エリナアームズ (魔・砲・チャーシューメン!!)
エリナロックシードで変身する。形状はブドウアームズと同じで、紫色が黄緑色になっている。
□エリナ魔砲
エリナアームズ専用の多銃身ハンドガン。ブドウ龍砲と違いグリップが伸びて、生田はゴルフクラブの様に扱う。

■鞘武(さやむ)
鞘師里保が変身する仮面ライダー。形状は鎧武と同じで、金色が青色になっている。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□リホアームズ (玉砕 ブロークン!!)
リホロックシードで変身する。形状はパインアームズと同じで、金色が赤色になっている。
□リホケンダマ
リホアームズ専用のフレイル。形状はパインアイアンと同じで、鞘師はけん玉の様に扱う。

295nOTRcORru:2014/09/21(日) 23:58:29
>>294
設定の一部です。

以前も投下しましたが、再度。

296nOTRcORru:2014/09/22(月) 19:48:43

■ズックル
鈴木香音が変身する仮面ライダー。外観はナックルと同じ。ドライバーの音声はロック風。(ギュイーン!)
□カノンアームズ (大鎌 ビッグマンティス!!)
カノンロックシードで変身する。形状はスイカアームズと同じで、赤色も緑色になっている。他のロックシードに比べ、【現状未公開情報】。転がって移動や体当たりをする大玉モード、巨大な人型になるヨロイモード、頭頂部が高く伸び両手に鎌を装備したカマキリモードがある。
□カノン双刃鎌 (そうじんけん)
カノンアームズ専用の薙刀および鎌。スイカ双刃刀と違い、カマキリモードでは2つに分けて両手に逆手持ちで装備する。

■クボドン
飯窪春菜が変身する仮面ライダー。外観はグリドンと同じ。ドライバーの音声は洋風。(カモンッ!)
□ハルナアームズ (ベリー ハイ トーン!!) (Very High Tone!!)
ハルナロックシードで変身する。形状はドングリアームズと同じで、茶色がハニー色になっている。
□ハルナハンマー
ハルナアームズ専用の槌。形状はドンカチと同じだが、【現状未公開情報】。

■石武(いしむ)
石田亜佑美が変身する仮面ライダー。形状は鎧武と同じで、金色が銅色になっている。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□アユミアームズ (シュシュッとキレる!!)
アユミロックシードで変身する。形状はイチゴアームズと同じで、赤色と緑色がロイヤルブルーになっている。
□アユミクナイ
アユミアームズ専用のクナイ。形状はイチゴクナイと同じで、キレ味は抜群。

297nOTRcORru:2014/09/22(月) 19:51:27
>>296
設定の一部その2です。
一部シークレット箇所ありです。

本編は今しばらくお待ちくださいませ。

298nOTRcORru:2014/09/23(火) 20:26:55




時間は遡り、生田達4人がフリーステージに着いた頃
小田・佐藤・飯窪の3人が近くを歩き回っていた

「食べる所、ありませんね」
「まさ、お腹すいたー」
「方向は合ってると思うんだけど……」

時刻は午前10時を過ぎている
朝食を摂っていない3人は、生田や石田達が行ったと言う場所=ドルーパーズを探していた

「スイカ!」
「「え??」」

佐藤が指差した方向を見ると、空に巨大なスイカの様な物体が浮いていた

「飯窪さん、アレって……」
「うん、誰かのアームズだと思う。あの色はきっと
「スイカ割りなーうっ!」

佐藤はスイカに向かって走って行く

「ちょっと、佐藤さん!?」
「ああ……行っちゃった」

残された小田と飯窪

「どうします?」
「きっと鈴木さんのアームズだと思うけど……」

299nOTRcORru:2014/09/23(火) 20:28:53

考える飯窪

「こっそり近付きますか?」
「うーん……あれ?」

視界の端にある人物を捉える

「譜久村さん?」

倉庫が建ち並ぶエリアに入る譜久村を発見した

「1人か」
「でも、何か追い掛けてる様に見えますけど」
「行ってみよう! 譜久村さんのロックシードを手に入れるチャンスがあるかもしれないし」

どうしても強いロックシードを手に入れたい飯窪

ライダーバトルで優勝候補と言われる生田
その生田を追い込んだ譜久村のミズキアームズの性能を高く評価している様だ

「小田ちゃんの個性反映を活かせば、今度こそ勝てるかもしれない!」
「飯窪さんの個性反映はどうなったんですか?」
「まだわかんないけど……とにかく追い掛けよう!」

譜久村を追い掛ける飯窪

「あれ? 私がリーダーだったんじゃ……」

首を傾げながら飯窪を追い掛ける小田であった

300nOTRcORru:2014/09/23(火) 20:33:06
>>298-299
第8話 その1です。

予告でネタバレしない様にしつつ、ヒントも込めつつ。
後半戦、頑張ります。

301nOTRcORru:2014/09/25(木) 21:08:36


──


更に時間は遡り、生田達4人がフリーステージに移動し始めた頃
譜久村は、ライダーの姿を見かけていた

そのライダーが向かったと思われる方へ進み、大きな倉庫が並ぶ工場地帯まで来ていた

「こっちに来たのは間違いないと思うんだけど……」

辺りには倉庫が幾つも並んでいる

「どこかに隠れてるのかも。一応……変身!」
〝ミズキアームズ クイーン オブ ドラム!!〟

譜久村はマシュバロンに変身し、一番近くの倉庫に脚を踏み入れた

「ごめんくださーい……なんて言っても、出て来る訳ないか」

倉庫の中に人影はなかった
資材やドラム缶が幾つか置かれているだけである

「ここじゃないみたい。隣の倉庫に行ってみよう」

マシュバロンが倉庫を出ようと振り返った瞬間

「きゃっ!」

足元に銃弾が飛んで来た

「誰っ!?」

再び倉庫へ振り返るマシュバロン
ミズキスティックスを構え、辺りを見渡す

302nOTRcORru:2014/09/25(木) 21:12:04
>>301
第8話 その2です。

『鎧武』が終わってしまいますね。

303nOTRcORru:2014/09/26(金) 23:57:39

■ウサート
佐藤優樹が変身する仮面ライダー。形状はブラーボと同じで、黄緑色がエメラルドグリーンになっている。ドライバーの音声はロック風。(ギュイーン!)
□マサキアームズ (ミス デンジャラス!!) (Miss Dangerous!!)
マサキロックシードで変身する。形状はドリアンアームズと同じで、緑色がエメラルドグリーンになっている。
□マサノコ
マサキアームズ専用の鋸で2本装備している。トゲがキャタピラの様に回転し地面を走行する。

■鎧工(がいく)
工藤遥が変身する仮面ライダー。外観は鎧武と同じ。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□ハルカアームズ (我が道 オンリー スタイル!!)
ハルカロックシードで変身する。外観はオレンジアームズと同じ。
□童道丸(ドウドウマル)
ハルカアームズ専用の片刃剣。外観は大橙丸と同じだが、振り続けると刀身から果汁の様な液体を撒き散らす。

■小田影(おだかげ)
小田さくらが変身する仮面ライダー。外観は黒影と同じ。ドライバーの音声は和風。(ソイヤッ!)
□サクラアームズ (歌姫 シングアソング!!)
サクラロックシードで変身する。形状はマツボックリアームズと同じで、焦げ茶色がラベンダーになっている。
□影桜(カゲオウ)
サクラアームズ専用の長槍。形状は影松と同じだが、装着者の声を振動に変換しダメージを与える。

304nOTRcORru:2014/09/27(土) 00:00:13
>>303
設定の一部その3です。

本編は今しばらくお待ちくださいませ。

305名無し募集中。。。:2014/09/30(火) 01:40:24
この投稿してるやつって何の為にやってんだ?いや割とマジで

306名無し募集中。。。:2014/09/30(火) 06:57:16
そんな事言わないでよ楽しみにしてる自分みたいなのもいるんだし

307名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 15:59:44
マシュバロンが倉庫を出ようと振り返った瞬間

「きゃっ!」

足元に銃弾が飛んで来た

「誰っ!?」

再び倉庫へ振り返るマシュバロン
ミズキスティックスを構え、辺りを見渡す

「そこまでよ。あなたの希望、奪い取ってあげる」
「あ、あなたは・・菅谷さん?!」

現れたのはBerryz工房菅谷梨沙子だ。
梨沙子は赤い指輪を取り出すと左手の中指にはめ、静かに呟いた

「変身 」

フレイム。プリーズ
リー!リー!リーリーリー!

308名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 16:13:03
「え?!菅谷さんもライダーだったの?!」

突然のことに狼狽えるマシュバロン
梨沙子はマシュバロン銃口を突きつけた

「私は人々の希望を絶望に変える魔法使い。仮面ライダールィサーコよ!」
「りさーこ?!」

上手く言えないマシュバロン。しかしルィサーコが放つ重苦しいオーラが鎧越しでもビリビリと伝わり、只者ではない事を感じた。

「菅谷さん、何が目的なんですか?」
「言ったでしょ?私は皆の希望を奪い取るのが仕事なの。あなたを死への恐怖で絶望させてあげるわ」

その口調はとてもハロー!プロジェクトの先輩のものとは思えない。
誰かに操られている?
どちらにしても聖には時間があまり無い。

309名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 16:24:05
カモン!ミズキスパーキング!

「菅谷さん、ごめんなさいっ」

ここはは一先ず梨沙子に気絶して貰おうと考えたマシュバロン。
ルィサーコに向かって鋭い槍先の必殺技を放つ。
しかしルィサーコはそれを片手で簡単に受け止めてしまった。

「っ?!」
「ふふっ、甘い攻撃ね。私の力を見せてあげる」

SATOYAMAタイム!セットアップ!

ルィサーコは腕に装着したタイマーの針をクルリと回すとマシュバロンを投げ飛ばし、タイマーのスイッチを入れた。

スタート!

310名無し募集中。。。:2014/10/01(水) 18:15:28
ちょっといきなり作風変わってるし!?wコテないから別の作者さんかな?なんとなく某外伝の作風に似てるような?

311nOTRcORru:2014/10/01(水) 23:45:37

「……どこ?」

ライダーの姿は見当たらない

「銃撃って事は……えりぽん?」

知っているライダーを思い出そうと視線を上げる
視界の端に、上から落ちて来る物体を認めた

「え、何っ!?」

慌てて顔ごと上を向きながら、身体を後方へ移動させる
ギリギリの所で避け、衝突を免れたマシュバロン

「逃がさないよ」

マシュバロンの前に現れたのは、仮面ライダーだった

謎のライダーが振り下ろした剣を、ミズキスティックスで受け止める
動きを止めた所で、やっと相手の姿を確認するマシュバロン

「その色! まさか……あなたは!?」

右手には無双セイバー
左手には大きな盾を持つ白いウエアのら

その姿は『鎧武』の斬月 メロンアームズに似ているが、鎧の色は淡いピンク色になっている
モーニング娘。'14の淡いピンク色と言えば、1人しかいない

「ライダーバトルに参加してるなんて……信じられません」
「自分でもそう思うよ。でも、仕方ないの。やらなきゃいけない事だから」

312nOTRcORru:2014/10/01(水) 23:53:53
>>311
第8話 その3です。

『鎧武』が終わり『鎧娘。'14』から分岐して外伝(?)が始まっています。
最後まで読みたいのですが、いかがでしょうか。
先日の問い掛けについては、全て書き終えた後にお返ししようと考えています。

313nOTRcORru:2014/10/04(土) 21:35:26

謎のライダーはバックステップでマシュバロンから離れ、無双セイバーから銃弾を放つ

「きゃあっ!」

至近距離からの銃撃に、マシュバロンは防御も回避も追いつかない

体勢を崩すマシュバロンに、謎のライダーが接近する

「はあっ!」
「きゃっ!」

無双セイバーで斬られるマシュバロン
ミズキアームズの鎧に、どんどんダメージが蓄積されていく

「このままじゃやられちゃう!」

マシュバロンはミズキスティックスを振り回し、謎のライダーを牽制した
謎のライダーは再び距離を置き、無双セイバーで銃撃する

「危ない!」

素早く物陰に移動し隠れるマシュバロン

「逃がさないって言ったでしょ」

無双セイバーで銃撃しながらマシュバロンの元へ向かう謎のライダー

「こうなったら……必殺技しかないよね!」
〝カモンッ! ミズキスパーキング!!!〟

マシュバロンはカッティングブレードを倒し、物陰から飛び出した

314nOTRcORru:2014/10/04(土) 21:43:06
>>313
第8話 その4です。

外伝はしぶとく続きます。
>>307-309は外伝の外伝になるのでしょうか。
続きが気になります。

315果実の想い作者:2014/10/05(日) 00:36:14
>>307-309
少なくとも自分ではないです

あどうもお邪魔しました
ここのお話のリズム感大好きで常連ですw

316名無し募集中。。。:2014/10/05(日) 10:12:02
ベリ編の作者さんも来てたのねw

なんとなくデレートの作風ぽいなぁって思ったんだけど?

317nOTRcORru:2014/10/06(月) 22:56:23

「ごめんなさい!」

ミズキスティックスを振り、ホットピンクのエネルギーを飛ばした
直ぐに走り出し倉庫の出口に向かうマシュバロン

「逃がさないってば」

謎のライダーは慌てる様子もなく、左手に持つ大きな盾でエネルギーを受け止める
そして、マシュバロンに向けて跳ね返した

「うわっ!」

ホットピンクのエネルギーを浴びながら倒れ込むマシュバロン

「強い……きゃあっ!」

重月の無双セイバーが火を吹く

起き上がり、積み上げられたドラム缶に身を隠すマシュバロン

「容赦ないんですね……」
「長引かせたくないの。このバトル」
「だからって、不意打ちまでして……きゃあっ!」

再び無双セイバーの射撃が襲う

「戦いたくなかったら、ロックシードを渡して」
「それは出来ません!」
「そう……仕方ないわね」

重月が、カッティングブレードに手を伸ばす

(聖、このまま負けるの!? ダメ……えりぽんとの約束が──)

318nOTRcORru:2014/10/06(月) 23:00:41
>>317
第8話 その5です。
が、手抜きみたいで申し訳ありません。

常連様の存在が知れて嬉しいです。
しかも、他スレの作者の方とは驚きです。
まんまと熊井さんに騙されました。

319nOTRcORru:2014/10/09(木) 00:23:10





「あの譜久村さんが押されてる……」
「流石ですね、大先輩って」

譜久村を追い掛けて来た飯窪と小田
バトル中の2人に見付からない様に隠れていたのだ

「ライダーバトルは初めてのハズなのに……」
「このままだと譜久村さんのロックシードが取られちゃいますね」
「そうじゃん!」

自分のロックシードは弱い
だから、強いロックシードを手に入れたい
と、飯窪は考えている

「譜久村さんのロックシードが取られたら、私ますます勝てなくなっちゃう……」

優勝候補の生田に加え、初参加の石田との2人を相手にしても負けなかったミズキアームズ
他のメンバーの手に渡れば、勝算は益々下がるだろう

「小田ちゃん、加勢するよ!」
「どっちにですか?」
「え?」
「え?」

320nOTRcORru:2014/10/09(木) 00:23:59

小田からの質問に固まる飯窪

「もちろん譜久村さん側に……」
「私達、不意打ちしているので警戒されますよ」
「た、確かに……」

その模様は第6話をご覧ください

「じゃ、じゃあ……」
「反対に付いても、譜久村さんに私達の狙いをバラされて攻撃されますよ」
「た、確かに……じゃあ、どうしよう?」

どちらに付いても良い事は無さそうである

「このバトルの結果を見てから考えませんか?」
「そ、そうだね。うん、そうしよ
〝ソイヤッ!〟
「「え??」」

突然、カッティングブレードを倒す音が聴こえた

321nOTRcORru:2014/10/09(木) 00:29:27
>>319-320
第8話 その6です。

物語が面白くなる様に、これから絞り出します。
気合を入れて行きましょう。
例え、遅くなっても。

322名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 01:34:53
DIYドラゴン!

突如小型のログハウスが出現し投げ飛ばされたマシュバロンは中に閉じ込められてしまった。

スムージードラゴン!

そしてルィサーコが再度タイマーのスイッチを入れるとハウスの中を濃緑のドロリとした液体が埋め尽くした。
嗚咽するほどの臭いが部屋の中を充満しマシュバロンは堪らずドアに向かってダッシュする。

「・・っ開かない」

カギが掛かっているのかドアは押しても引いてもビクともしない。
異臭のせいか室内の酸素が薄いのか、徐々に意識が朦朧とし始める。このままではマズい
・・力ずくでドアをこじ開けるしかない。
マシュバロンがそう判断しカッティングブレードに手をかけたその時

石井ドラゴン!

何者かの気配を感じ振り返る。すると満面の笑みを浮かべた中年男性がこちらを見つめている。それが石井さんであると認識したマシュバロンはそのまま気絶してしまった。

323名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 01:54:35
程なくしてログハウスから聖を背負ってた石井さんが現れた。

「「譜久村さん!」」

その瞬間物陰からさくらと飯窪が飛び出してきた。石井さんは一瞬驚いたように目を丸くしたが気を失った聖に駆け寄り心配そうに見つめる二人を見ると直ぐに元の屈託の無い笑みを浮かべた。

「おや、君たちもいたのかい」

さくらと飯窪は言葉を無視し聖を解放しながら必死に名前を呼びかけている。

「石井さん、あれを」
「あぁ、はいよ」

ルィサーコに呼び止められた石井さんは掌の中で微かに光を放っている錠前を彼女に放り投げた。
ーー聖のロックシードだ。

「ふふっ、なんて簡単なの。しかも・・鴨が葱を背負ってくるとはこのことね」

ルィサーコはさくらと飯窪を舐めるように見つめた。

324名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 02:18:09
ルィサーコはさり気なく石井さんに合図を出した。さくら達は聖に気を取られている。上手くすれば何もせずに更に二つのロックシードが奪えるかもしれない。石井さんはこくりと頷いた。
ゆっくり二人に近づいて行く・・ジリジリと・・

「そこまでだ」

突如入口の方から白服の男が現れた。
ルィサーコはその男に見覚えがあった。

「お前は・・タチバナの」

現れたのは今大会の主催、モーニング娘。’14のメンバーにライダーとしての力を与えたタチバナの白服だ。

「菅谷梨沙子、君は今回のライダーバトルには参加していない。よってモーニング娘。のメンバーからロックシードを奪うのは反則行為だ」

白服はルィサーコの参戦がルール違反であることを説明する。

「これ以上この大会を妨害するなら容赦はしない。これは警告だ」
「貴方にそれを決める権利はないわ。この島では強い者だけが生き残る。強い者がルールなのよ!」
「ふっ・・」

325名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 02:39:04
ルィサーコが力強く言い放った言葉に白服は不敵な笑みを見せた。

「・・何がおかしいの?」
「君がその言葉を使うには世界を知らなすぎる」
「なん・・ですって」
「試してみるか?・・小田さん、こっちへ来てください」

白服はさくらを手招くとロックシードをを渡した。

「これを使ってルィサーコを倒して下さい。まぁ本来ルール違反ですが」
「え?!で、でも譜久村さんが・・」
「譜久村さんは大丈夫です。ドライバーの左横にもう一つ鍵をハメる窪みが有りますよね?そこにこれを装着するんです」

そのやり取りを聞いていたルィサーコは高笑いをした。

「それで私に勝つつもり?舐められたものね。石井さん、行くわよ」
「はいよ」

ルィサーコは銃(ルィサーソードガン)を剣状に変形させ石井さんと戦闘のフォーメーションを組んだ。

「さぁ小田さん、変身です。飯窪さんは譜久村さんを連れて後ろに下がって下さい」
「は、はい」

白服の言葉にハッとし聖を抱えた飯窪は避難した。

326名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 02:52:00
・・怖い。自分に出来るのか?マシュバロンの残劇を目の当たりにしたさくらは正直自身がなかった。助けを求めるように白服を見つめる。

「大丈夫です。渡したのはクラスSのロックシード。絶対に負けません」

しかし今は白服の言葉を信じるしかない。不安ながらも二つのロックシードに手をかけた。

【サクラ!】
【サクラエナジー!】

「い、行きますっ!」

ソイヤッ!

ロックシードをそれぞれドライバーにはめ込み、カッティングブレードを倒した。

【サクラアームズ!歌姫!シングアソング!】
【シンガーソング!!】ハハァッ!

327名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 03:05:44
次回予告

クラスAの錠前でリミッターカット・・!?
現れる上級インベス
立ちはだかるルィサーコ、石井さん

「数が・・このままじゃ・・」
「大丈夫。ルィサーコは自滅します」
「?!」

328名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 10:36:58
ちょっと!鎧娘外伝ってかifかな?【サクラアームズ!歌姫!シングアソング!】テンション 上がるんだがw
本編作者さんも負けないで!

329名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 14:45:12
おぉ何だこれwwwww
分岐した話が加速してるwwwww

330nOTRcORru:2014/10/12(日) 17:11:24





「「誰!?」」

驚いたのは飯窪と小田だけではない
マシュバロンと謎のライダーも同様だ

〝リホスカッシュ!〟

謎のライダーの背後から、赤いパイナップルが飛んで来た

「この武器は、鞘師の!」

盾を使いパイナップルを弾く謎のライダー
しかし、これだけでは終わらなかった

「セイハーッ!」

現れた鞘武が、謎のライダーに向かって飛び蹴りを繰り出す

「くっ!」

地面を転がり飛び蹴りを避ける謎のライダー

「うわっ!」

避けられた鞘武は、着地に失敗し派手にコケた

「イタタタ……」
「え、里保ちゃん?」
「うん。フクちゃんだよね?」
「そうだけど……里保ちゃんまでライダーに……」

331nOTRcORru:2014/10/12(日) 17:14:36
>>330
第8話 その7です。

ライバルが居ると、モチベーションが違いますね。
分岐編(?)に負けない様に頑張ります。

332名無し募集中。。。:2014/10/12(日) 18:40:32
>>289
分岐点ー倉庫を出るマシュバロンを襲ったのは?

 →謎のライダー1:鎧娘。本編>>311

 →謎のライダー2:鎧娘。if>>307

って感じな?w

333nOTRcORru:2014/10/14(火) 23:45:15

起き上がり体勢を立て直す鞘武
現れた鞘武に驚きつつ、それを支えるマシュバロン

「いきなり攻撃するのは卑怯じゃなかったの?」

謎のライダーも起き上がり、鞘武とマシュバロンを見据える

「さっきのお返しですよ。まあ、失敗しましたけど」

リホケンダマを構える鞘武

「里保ちゃん、戦った事あるの?」
「うん。いきなり襲われて一方的にやられたんだよ」
「里保ちゃんもなんだ……でも、ロックシードは取られなくて良かったね」
「ま、まあね……上手く逃げたんだよ」

その様子は第4話をご覧くださいませ

「とにかく! ウチはフクちゃんに加勢するよ」
「丁度良かった。2人まとめて相手になるわ。来なさい」

謎のライダーは両手の武器を握り直し、2人に歩み寄る

「里保ちゃんにまで不意打ちするなんて、正気とは思えません! いくらバトルだからって……」

マシュバロンの言葉を無視し、無双セイバーを構える謎のライダー

「戦って勝てば良いんだよ。ウチはフクちゃんが居れば心強いしね!」
「ありがとう。聖も心強いよ! 行こう、里保ちゃん!」
「オッケー!」

334nOTRcORru:2014/10/14(火) 23:49:24
>>333
第8話 その8です。

どうも流れに乗り切れない作者です。
頭がスパッと斬れると良いのですが。
なんとかして頑張って搾り出します。

335nOTRcORru:2014/10/15(水) 18:31:04

ミズキスティックスを構え、謎のライダーに向かって行くマシュバロン
向かって来るマシュバロンに対し、銃撃で応戦する謎のライダー

「イタっ! でも、少しくらい我慢しなきゃ!」

マシュバロンは止まる事なく、銃弾をミズキスティックスで防ぎながら進む
銃撃を諦めた謎のライダーは、接近戦に切り替える為に斬撃の構えをとった

「里保ちゃん、今だよ!」

マシュバロンの背後から跳び上がる鞘武

「えっ!?」
「いっけー!」

謎のライダーは驚きで一瞬動きを止めた
その隙に、鞘武はリホケンダマを投げ付ける

「くっ!」

フレイルを盾で防ぐ謎のライダー
そこへマシュバロンが迫る

「せーの、どんっ!」

追撃も盾で防ぐが、あまりの勢いに後退する謎のライダー

「思ったより手強い。時間をかけたくないのに……」

マシュバロンも後退し、鞘武と合流する

「2人がかりでも難しいなんて……」
「やっぱり、ウチ達と違うみたい」
「え? 違うって、何が?」
「ライダーバトルに参加した目的」

336nOTRcORru:2014/10/15(水) 18:35:35
>>335
第8話 その9です。

ifで菅谷さんが登場したので、無理矢理登場させようかと思案中です。
NY公演を頑張った彼女達に負けない様に、鎧娘。'14も頑張ります。

337名無し募集中。。。:2014/10/15(水) 20:32:01
ここで他のハロメン出したら収集つかないんじゃない?完結出来なそうw

338nOTRcORru:2014/10/16(木) 19:59:11

鞘武は真っ直ぐに謎のライダーを見つめる

「あの人は、このライダーバトルを早く終わらせたがってる」
「え?」

鞘師の言葉に驚く譜久村

「もしかして、前の新垣さんや菅谷さんみたいな理由があるって事?」
「前は新垣さん達も参加してたの?」

鞘師は知らないが、最初のライダーバトルでは優勝賞品が新曲のセンターだった
しかし、センターがライダーバトルで決められる事を拒んだメンバーがいた

それが、元モーニング娘。の新垣里沙とBerryz工房の菅谷梨沙子だったのだ

「でも、今回の優勝賞品って未公開……もしかして、内容を知ってて私達に優勝さない様にって事なの?」
「理由が優勝賞品かどうかはわからないけど……バトルに対する姿勢があの人らしくないよね」
「2人共、お喋りしてて良いの?」

謎のライダーが無双セイバーを構える

「フクちゃん、一気に決めよう!」
「わかった!」

2人はカッティングブレードを倒す

〝リホスカッシュ!〟
〝ミズキオーレ!!〟

339nOTRcORru:2014/10/16(木) 20:00:51
>>338
第8話 その10です。

名前だけ出せました。

340名無し募集中。。。:2014/10/16(木) 20:24:13
二人は相手が誰なのかすでに気付いているんだな

341名無し募集中。。。:2014/10/16(木) 21:08:29
>>238
ここにうっすら…

342nOTRcORru:2014/10/17(金) 12:41:48

鞘武はフレイルを投げ付けた
するとフレイルが膨らみ、謎のライダーを包み込もうとする

「まずいっ!」

ギリギリで避ける謎のライダー
フレイルは萎み地面に弾んだ

「まだまだぁ!」

鞘武はグリップを操り、謎のライダーの右腕にフレイルを巻き付けた

「しまった!」
「ナイス里保ちゃん!」

ミズキスティックスを振り回し、ホットピンクのエネルギーを飛ばすマシュバロン

「くっ!」

謎のライダーは左手の盾で、マシュバロンの攻撃を防いだ

そこへ、さらなる攻撃が迫る

「ひゃっほーい!」

鞘武が跳び上がり、赤いエネルギーを纏った蹴りを放つ

343nOTRcORru:2014/10/17(金) 12:44:23
>>342
第8話 その11です。

午後も頑張りましょう。
ゴゴスマ〜。

344nOTRcORru:2014/10/17(金) 21:29:06

「……このぉ!」

謎のライダーは盾を鞘武に投げ付けた

「うおっ!?」

盾に当たり体勢を崩し、地面に激突する鞘武

「連続攻撃でも勝てないなんて……」
「こんなに強い先輩ライダー、聖初めてだよ……」

自信を持って攻めたが、敵わなかった事に落胆する2人

「良いコンビネーションね。同期の絆ってやつかな」

謎のライダーは、無双セイバーの銃口を天井に向け銃撃する
倉庫の屋根が破壊され、破片がマシュバロンと鞘武に降り掛かった

「「わあっ!?」」

破片から身を守る2人
さらに無双セイバーの銃撃が襲う

「ひゃあっ!」
「きゃあっ!」

マシュバロンはミズキスティックスで銃撃を防ぐ
その間にも、謎のライダーはマシュバロンに近づいて行く

「こんな……こんな戦い方、おかしいよ……」

345nOTRcORru:2014/10/17(金) 21:34:52
>>344
第8話 その12です。

トーク&握手会、楽しませて頂きました。
みなさん遠目でも近目でも笑顔が眩しかったです。
トークも面白かったです。

346名無し募集中。。。:2014/10/17(金) 22:13:22
羨ましい・・・去年地元の全国握手会行ったけど着いたときには完売だったからなぁ

347nOTRcORru:2014/10/18(土) 23:03:21

2度の不意打ち
容赦ない攻撃

譜久村は、変身者らしからぬ戦い方に戸惑っていた

「そんなに強いのに、こんな戦い方までして勝たなきゃいけないんですか……道重さん!」

2人が戦ってきたのは、モーニング娘。'14のリーダー=道重さゆみ
仮面ライダー斬月 メロンアームズをモチーフにした、仮面ライダー重月(しげつ) サユミアームズだ

「このバトル、絶対に、負ける訳にはいかないの」
〝サユミオーレ!!〟

重月はカッティングブレードを倒し、無双セイバーを振りかぶる

「道重さん!」
「終わりよ、フクちゃん」

無双セイバーがマシュバロンに向けて振り下ろされる
そこへ鞘武が割り込んだ

「させませんよ!」

鞘武は拾った盾=サユミラーで無双セイバーを受け止めた

「鞘師、先に倒されたいの?」
「その前に……そこまで勝ちにこだわる理由、教えてもらえませんか?」
「悪いけど、無理ね」
「だったらウチも無理ですね!」

348nOTRcORru:2014/10/18(土) 23:16:11
>>347
第8話 その13です。

去年の地元で開催された全国握手会は、仕事終わりに行くと完売でした。
人気の高さを実感すると共に、遠目ながら非常に魅了される方でした。
この作品で描ければ良いのですが、難しいです。

349nOTRcORru:2014/10/19(日) 18:53:38

サユミラーで重月を押し返そうとする鞘武
重月も負けじと踏ん張る

「仕方ないわね。鞘師から倒すよ」
〝サユミスカッシュ!〟

重月の右脚にピンク色のエネルギーが集まる

「はぁっ!」
「うわっ!?」

盾を蹴り飛ばされた鞘武は、体勢を崩し無防備になった
その隙を狙い無双セイバーを振る重月

「終わりよ、鞘師」
〝サユミオーレ!!〟

無双セイバーの刃が鞘武に当たる
その瞬間に、鞘武の身体は後ろに引っ張られた

「うおっ!?」

マシュバロンが鞘武を後退させたのだ

「里保ちゃん逃げて!」

無双セイバーをミズキスティックスで受け止める

「フクちゃん置いて行く訳ないでしょ!」
「行って! ここで2人共負けたら、誰が道重さんを倒すの!?」
「でも!」
「させないわ!」
「こっちのセリフです!」

350nOTRcORru:2014/10/19(日) 18:55:20
>>349
第8話 その14です。

更新が毎日続くとは限らない。
間もなく、ストックがなくなります。

351nOTRcORru:2014/10/20(月) 18:47:06

マシュバロンを振り切ろうとする重月
しかし、マシュバロンが必死に食らいつく

「えりぽんと香音ちゃんも参加してる! 残った9期で戦って!」
「それならフクちゃんも一緒に!」
「逃がさないよ!」
「聖が足止めするから!」

ミズキスティックスを放り投げ、無双セイバーを掴むマシュバロン

「里保ちゃん!」
「逃がさないよ!」

重月はカッティングブレードを倒した

〝サユミスカッシュ!〟

ピンクのエネルギーが重月の右脚に集まる

「お願い! 行って!」
「……わかった!」

倉庫から飛び出す鞘武
無双セイバーを手放し、マシュバロンに蹴りを入れる重月
防御体勢に入るマシュバロン

倉庫はピンク色の光を放ち、崩れ落ちた




バトル終了まで、残り8時間49分

352nOTRcORru:2014/10/20(月) 18:56:57
>>351
第8話【マシュバロンの心強い味方、ひゃっほーい!】
終わりです。

バトルが長過ぎかもしれません。
反省。

353nOTRcORru:2014/10/22(水) 22:21:47

【第9話 予告】

「聖が、負けた?」
〝天・下・無・敵!!〟
「絶対に諦めません。相手が誰であっても!」
「ただ1人の11期メンバーの意地、魅せます!」
「終わらせるよ。1秒でも早く」

第9話【先輩ライダー迎撃大作戦!】

354nOTRcORru:2014/10/22(水) 22:23:34
>>354
予告でした。

ようやくここまで来られました。

355nOTRcORru:2014/10/25(土) 21:29:29
第9話【先輩ライダー迎撃大作戦!】



「こんなに和んでて良いと?」
「良いんじゃない」
「ちょっと休憩って事で」
「ジュースおかわりーっ!」
「まーちゃん、3杯目だろ」

インベス退治を終えた生田・鈴木・石田・佐藤・工藤の5人
水分補給の為、再びドルーパーズに戻っていた

「全然バトルするって雰囲気やないやんか」
「じゃあハルと戦いますか? 今回は負けないっすよ!」

先程のインベス退治で、ハルカアームズの個性を掴んだ工藤
優勝候補の生田に対しても物怖じしない程の自信を持った様だ

「望むところやけん! けど、他のみんなはどうすると?」
「鈴木さん、まーちゃん。どうします?」
「あたしはもう少し休憩するよ」
「とか言って、すぐに戦えんだけやろ?」
「おい生田!」

慌てて生田の口を塞ぐ鈴木

「よくわかんないけど……まーちゃんは?」
「パフェくださーい!」
「話聞いてないし!」

白服の男にねだる佐藤

356nOTRcORru:2014/10/25(土) 21:30:31

「過剰な糖分摂取はコンディションに悪影響します。ご用意出来ません」
「むー……」

佐藤は頬を膨らませ、白服の男を睨んだ

「とりあえず、ハルと生田さんでバトルっすね!」
「受けて立つっちゃ!」

工藤と生田は立ち上がり、それぞれのロックシードを取り出した

「ここでのライダーバトルはご法度です。この建物の外でお願いします」

白服の男が2人を制した

「じゃあ、さっきのフリーステージに行くったい」
「そうっすね。近くにいたインベスも倒したから邪魔も入らないでしょうし」

ロックシードをしまい、店の出口へ進む2人
そこへ

「誰かいますかっ!?」
「里保!?」
「里保ちゃん!?」
「「鞘師さん!?」」
「やすしさーん!」

鞘師が走り込んできた


「うおうっ!?」

コケた

357nOTRcORru:2014/10/25(土) 21:32:09
>>355-356
第9話 その1です。

大阪での個別握手会、至福のひと時でした。

358名無し募集中。。。:2014/10/26(日) 02:56:20
鋭気養ってきたようで何より♪いよいよ終盤戦突入かな?意外とフクちゃん以外リタイヤしてないんだね

359nOTRcORru:2014/10/28(火) 18:10:53

「イタタタ……」
「大丈夫っすか?」

工藤は鞘師の手を取って立たせた

「ありがとう、どぅー」
「やっぱり、里保も参加しとったっちゃね」
「生田さん、知ってたんですか?」
「いや。でも、ここまで来たら予想できるやろ」

生田達が出会ったライダーは8人
モーニング娘。'14のメンバーが10人
10人中8人が確定となれば、全員参加の可能性は高いと考えたのだ

「で、里保はそんなに慌ててどうしたと?」
「えりぽんと香音ちゃんを探してた……」
「へ? あたし達?」

顔を見合わせる生田と鈴木

「衣梨達をって、なんかあったと?」
「フクちゃんが、やられた……」
「「「え!?」」」
「聖が、負けた?」

鞘師の言葉に驚く生田・鈴木・石田・工藤

「あの譜久村さんが……」
「ねえねえねえ、ふくぬらさんのライダーって強いの? ん? あっ! ふくぬライダー!」
「里保ちゃん、誰が聖ちゃんを?」
「……決まっとうやろ」

生田には察しがついていた
この場に居ない飯窪でも小田でもないと確信している

「フクちゃんを倒したのは……道重さん」

360nOTRcORru:2014/10/28(火) 18:17:20
>>359
第9話 その2です。

残りは一気に進む、ハズです。
卒業に間に合うのか、果たして。

361nOTRcORru:2014/10/29(水) 21:43:57





「ハア……ハア……危なかった……」
「生き埋めになるところでしたね」
「変身しておけば良かった……」

重月とマシュバロンの戦いを覗いていた飯窪と小田
崩落する倉庫から慌てて逃げ出してきた

「道重さん、めちゃくちゃ強かったね」
「あの譜久村さん相手に余裕でしたからね。鞘師さんが加わっても負けていませんでしたし」
「私、益々勝てる自信がないよ……」

これまでのバトルで勝ち星のない飯窪
最強クラスのバトルを目の当たりにし、怖気づいてしまったようだ

「小田ちゃん、どうしよう?」
「私……道重さんと戦います」
「えぇっ!?」

362nOTRcORru:2014/10/29(水) 21:47:08
>>361
第9話 その3です。

寒い日々が続きますね。
短いですが、僅かでも熱を伝えられたらと。
14thアルバムリピートナウ。

363nOTRcORru:2014/10/31(金) 00:08:52

小田の言葉に驚きを隠せない飯窪

「小田ちゃんも見たでしょ!? 道重さんの強さ! それなのに
「だからですよ。いつかは超えなきゃいけない人。それはステージの上だけじゃなくて、どんな事にも」
「小田ちゃん……」
「このライダーバトルも例外じゃない。勝てる見込みがなくても、ぶつからなきゃいけないと思うんです」

サクラロックシードを取り出し、真剣な眼差しで見つめる小田

「私、早く追い付きたい。先輩達に近付きたい。もっと遠くを目指したい。色んな事を、学びたい」

小田は崩れた倉庫に向き直った
視線の先には、瓦礫の中から立ち上がった重月の姿がある

「だから、ぶつかって行きます」

真っ直ぐに重月を見る小田
そんな小田を見る飯窪

「後輩から教えられるなんて……私、サブリーダー失格じゃん」

苦笑する飯窪
が、すぐに真剣な目付きになった

「私も、道重さんにぶつかって行く。自分を変えなきゃ。自信を持てる様に強くならなきゃ。小田ちゃんの言う通り、学んでいかなきゃね!」

飯窪はハルナロックシードを取り出し、小田に見せる

「小田ちゃん、一緒に行っても良い?」
「はい! 私達2人の、後輩の底力を見せつけましょう!」
「うん!」

飯窪と小田はハイタッチを交わし、偉大なる存在へと向かった

364nOTRcORru:2014/10/31(金) 00:10:06
>>363
第9話 その4です。

寒さに負けず、頑張ります。

365名無し募集中。。。:2014/10/31(金) 12:00:06





「……やっと見つけた」

重月は、崩落した倉庫の瓦礫の中からマシュバロンを発見した
気を失っているのか、微動だにしていない

「よいしょっと」

マシュバロンを救出し、崩落していない倉庫の壁にもたれさせる

すると、ミズキロックシードが重月の手元に飛んで来る
マシュバロンは変身解除され、譜久村の姿に戻った

「安全が確保されるまで変身解除されないのは間違いないみたいね」

重月は自身のロックシードを閉じ、変身を解除した

「ふう……」

漏らした溜息に対し、仮面の下から現れた顔は深刻な表情だ
道重は譜久村に近づき、胸の辺りを注視する

「ちゃんと息してる。眠ってるだけね」

胸の上下を確認した道重

「……逃げた鞘師を追いかけたいけど」

立ち上がる道重
しかし、譜久村を見て動きを止めた

「フクちゃんを置いて行けないし……」

腕を組み思案する道重

「起きるまで待つ? 早く全員倒したいのに……」
「「私達が相手になります!!」」

366nOTRcORru:2014/10/31(金) 12:23:41
>>365
第9話 その5です。

アルバムの特典映像を観ました。
リーダーの生き様に、雫を止められませんでした。

367nOTRcORru:2014/11/04(火) 19:37:52

道重が振り返ると、飯窪と小田がいた

「探す手間が省けたわ。2人一緒で良いのね」
「道重さん相手に1対1では敵いませんから」
「道重さんの強さは先程のバトルで充分伝わりました」

飯窪達に向き直る道重

「隠れて見てたんだ。でも、その方が良かったよ。流石にさゆみでも、4対1はキツかったと思うし」

道重はサユミロックシードを構えた

「来なさい。変身」
〝サユミ!!〟

サユミロックシード解錠すると、道重の頭上にピンク色のメロン=サユミアームズが現れた

〝ロックオン!! ソイヤッ!〟

サユミロックシードを戦獄ドライバーに取り付け、カッティングブレードを倒した
サユミアームズが道重の頭部に被さり展開する

〝サユミアームズ 天・下・無・敵!!〟

道重の肌の様に白いウエアに、道重のメンバーカラーであるピンク色の鎧を着込んだ仮面ライダー重月に変身した
両手には、無双セイバーとピンク色をした大型の盾を装備している

「やっぱり道重さんは凄い……ライダーバトルでも、オーラがハンパない」
「私もそう思います……でも、負けたくないから勝ちます!」

368nOTRcORru:2014/11/04(火) 19:43:09
>>367
第9話 その6です。

何があっても諦めない。
〝自分を信じて突き進めば良い〟
最後まで走り抜いて欲しいです。

369nOTRcORru:2014/11/06(木) 00:15:01

飯窪と小田がそれぞれのロックシードを構える

「「変身!!」」
〝ハルナアームズ ベリー ハイ トーン!!〟
〝サクラアームズ 歌姫 シングアソング!!〟

ハルナハンマーと影桜を握り締め、重月と対峙する

「その姿……確か『鎧武』では弱いライダーだったっけ」
「う……予想はしていましたが、しっかり調べられてたんですね」

ファンの間でも、ネットパトローラーで知られている道重
今回のライダーバトルでも、事前の情報収集は欠かしていなかった

「大丈夫ですよ飯窪さん。ライダーバトルには個性反映があるから、全てを知られている訳じゃありません」
「まあそうなんだけど……」

まだ自身の個性反映が分からない飯窪
不安は隠しきれない

「とりあえず、道重さんのモチーフになったライダー。斬月って言うんだけど、特別強いライダーなんだよね。変身してた人も強かった感じだったけど」
「あとは道重さんの個性反映ですね。譜久村さん達とのバトルで発揮されていたんでしょうか?」
「私は気付かなかったけど……」
「今頃作戦会議? 時間が勿体ないから、こっちから行くよ!」

370nOTRcORru:2014/11/06(木) 00:16:38
>>369
第9話 その7です。

寒くなりましたが、バトルは熱くしたいです。

371nOTRcORru:2014/11/09(日) 09:35:47

無双セイバーで銃撃する重月

「「うわっ!!」」

慌てて避けるクボドンと小田影

「小田ちゃん! モチーフの残月は銃と剣と盾を使うから、どの距離でも戦える! だから、自分が戦いやすい様にするのが1番だと思う!」
「わかりました!」

飯窪のアドバイスを受け、重月に向かって走る小田
槍型の影桜に最適な近距離戦に持ち込む事にした

「わかりやすいね」

重月は小田影に銃撃する

「うっ……まだまだ!」

小田影は影桜で防ぎながら少しづつ接近する
銃撃を止めた重月は、無双セイバーを剣として構え接近戦に切り替える
そこへ

「ハァッ!」

倉庫内に一際高い声と、一際高い音が響いた
声と音がした方向から一斗缶が飛んで来た

372nOTRcORru:2014/11/09(日) 09:36:36

「飯窪!?」

クボドンがハルナハンマーで一斗缶を叩いて飛ばしたのだ

「それっ!」

重月が一斗缶に気を逸らした隙に、小田影が影桜を突き出す
が、重月は後方にジャンプして避けた

重月が居た場所に虚しく一斗缶が落下した

「やっぱり道重さんは凄いです。一瞬の判断力は見習わなきゃいけませんね」

373nOTRcORru:2014/11/09(日) 09:39:45
>>371-372
第9話 その8です。

遅ればせながら、飯窪さん二十歳おめでとうございます。
道重さんがそつぎょうごは唯一のオーバー20ですね。
かかる重圧もあるでしょうが、飯窪さんの良さをどんどん出して続けて欲しいです。

374nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:25:59

クボドンは別の一斗缶を用意し、ハルナハンマーで叩き飛ばす
同時に小田影が影桜で攻める

「同じ手は通用しないよ。少しは学びなさい」

重月は慌てる事なく両方を避けた

「学んでますよ。だから、こうします!」

クボドンはハルナハンマーを大きく振りかぶり、一斗缶を高く上へと飛ばした
その一斗缶を眼で追う重月
一斗缶は重月を越えて倉庫の壁にぶつかった

「……どういう事?」
「こういう事です!」

小田影が重月を狙う
しかし、突き出した影桜はサユミラーで受け止められた

「気を逸らせた隙に攻撃? ずいぶん安っぽい作戦じゃない」
「半分は正解です。半分は、不正確です!」

小田は大きく息を吸った

「今日の答ーえがどう出ーるかはー♪」
「なっ!?」

影桜とサユミラーを通じて、小田の歌声が重月に届く

375nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:27:48

「くっ!」

影桜を弾き、小田影と距離を置く重月

「これが小田の個性反映なのね……」
「そうです! 下手に触れると、さっきみたいな事になりますよ」
「ちょっとやっかいね……」

重月は、小田影と一定の距離を保つ

「小田ちゃんばかりに気を取られて良いんですか!?」

クボドンは、かき集めた一斗缶を連続で打ち出す
高音を響かせた一斗缶が、次々に重月を襲う

「……飯窪!」
「こっちも行きますよ!」

小田影の影桜も重月に迫る

「いい加減にしなさい!」
〝サユミオーレ!!〟

重月はカッティングブレードを倒し、無双セイバーとサユミラーを振る
すると、それぞれの武器からピンク色のエネルギーが放たれた

「きゃっ!」
「そんな……」

小田影は吹き飛ばされ、一斗缶は真っ二つに切られた

376nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:28:35

「小田ちゃん、大丈夫?」

小田影に駆け寄るクボドン

「はい……なんとか」
「もう良いでしょ。これだけ戦えば解るはずよ。さゆみに勝てる見込みなんてないでしょ?」

重月は無双セイバーをしまい、サユミラーを地面に置いた

「諦めなさい。絶対勝てないよ。怪我をしないうちにロックシードを渡しなさい」

右手を差し出す重月

「いくら道重さんでも、それは無理です!」

クボドンは、小田影を支えながら立ち上がった

「まだ諦めないって言うの?」
「絶対に諦めません。相手が誰であっても!」

ハルナハンマーを構えるクボドン

「私だって!」

影桜を構え、重月に向き直る小田影

「ただ1人の11期メンバーの意地、魅せます!」

重月は再びサユミラーを手にし、無双セイバーを抜いた

「だったら、さゆみがする事は1つね。このバトルを終わらせるよ。1秒でも早く」
〝サユミスカッシュ!〟

377nOTRcORru:2014/11/11(火) 20:32:50
>>374-376
第9話 その9です。

卒業するまで、
卒業してからも、彼女達を見ていたい。
プラチナ期を知らない後悔を2度としたくない。

378nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:31:53

重月が前にかざしたサユミラーの前に、ピンク色の大きな壁が現れた

「あれ、何でしょうか?」
「わからないけど、下手に近付くと危ないかも……」
〝ハルナスパーキング!!!〟

クボドンはカッティングブレードを倒し、ハニー色のエネルギーを纏ったハルナハンマーを振った
ハルナハンマーから放たれたハニー色のエネルギーが、ピンク色の壁に命中する

「残念でした」

ハニー色のエネルギーは、まるで鏡の反射の様に跳ね返る
エネルギーはそのままクボドンに命中した

「きゃあっ!」

転倒するクボドン

「飯窪さん!」
「余所見しないの!」
〝サユミオーレ!!〟

ピンク色の壁が消え、無双セイバーにエネルギーが集まっていく

「今度こそ、決める!」

重月は無双セイバーを大きく振り、小田影に向けてピンク色のエネルギーの刃を飛ばした

379nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:33:43

「きゃあっ!」

エネルギーの直撃を受けた小田影
踏ん張って転倒は免れたが

「え?」

小田影は変身解除され、小田の姿に戻る
そして、サクラロックシードは重月の元へ飛んで行った

「これで、2個か」
「そんな……私、負け?」

サクラアームズがダメージに耐えられなかったのだ

さらに、小田に悲劇が襲う

「ドライバーが……壊れた?」

重月の攻撃でカッティングブレードが破壊されていた
これでは二度と変身出来ない

「残念だけど、小田は失格よ」
「道重さん!」

クボドンが起き上がり、重月に詰め寄る

380nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:34:37
「ひどいです! そんな言い方しなくても
「本当の事じゃない。小田も、フクちゃんも、負けたのよ。そもそもロックシードを取られたら、もうバトルに参加出来ない……でしょ!」

重月は突然、クボドンのお腹に手を伸ばす
狙いはドライバーに付いているハルナロックシードだ

「ひゃあっ!?」

反射的にお腹を引き逃れるクボドン

「どれだけ……どれだけ卑怯なんですか!?」
「争奪戦なのよ。手段はなんだって良いじゃない」

道重の言葉を聞き、拳を強く握りしめるクボドン

「わかりました。私は私のやり方で、あなたに勝ちます!」
「本気の飯窪が見られるの? それはそれで良いかも。でも、勝負は勝負だからね」
「はい」

クボドンと重月は、武器を構え睨み合う

381nOTRcORru:2014/11/15(土) 10:38:44
>>378-380
第9話 その10です。

道重さんのファンの方、申し訳ありません。
もう少しで終わります。

382nOTRcORru:2014/11/19(水) 23:11:49

(私の個性反映は……もしかしたら)

仮面の下で視線を重月から逸らす飯窪
その先に、先ほど打ち飛ばした一斗缶があった

(あれは、ただ凹んでるんじゃない。ハンマーで打った所がボロボロになってる。それにハルナロックシードの変身音を合わせて考えると……)

飯窪は視線を重月に戻し、ハルナハンマーをしっかりと握り締めた

「行きますよ!」

クボドンは走り出し、重月に向かって行く
対する重月は、無双セイバーで銃撃し応戦する

「当たらなければ大丈夫!」

銃撃を避ける為に、右へ左へフラフラしながら進むクボドン
その様は些か酔っ払いの様に見える

「当たらなくても、こっちには剣も盾もあるのよ」

クボドンの接近を許している重月だが、慌てる様子はない

「私にも、このハンマーがあります!」

クボドンは飛び上がり、ハルナハンマーを振りかぶる
重力を加えた一撃を当てる狙いだ

「その程度の攻撃ならこの盾で」

重月はサユミラーを掲げ、ハルナハンマーを受け止めた

383nOTRcORru:2014/11/19(水) 23:14:34
>>382
第9話 その11です。

鞘に納めるにはまだ早い。
最後まで頑張ります。
まずはサブリーダーの奮闘から。

384nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:45:53

「なっ!?」

思わず声を上げる重月
クボドンから素早く離れた

「今の衝撃は……」
「やっぱり! ハルナアームズの個性反映がわかりました!」

クボドンは意気揚々とハルナハンマーを振り回す
重月はそれを必死に避ける

「道重さん、さっきまでの勢いはどうしたんですか!」

動きは無茶苦茶だが、クボドンは着実に重月を追い込んでいた

「このハンマーがそんなに怖いですか!?」

避け続けた重月だが、ついに背中を倉庫の壁に触れさせてしまう

「さっきの、当たった衝撃だけじゃなかった……小田のと似てるけど違う」
「そうです! これが……」
〝ハルナスカッシュ!〟

クボドンは、ハニー色のエネルギーを纏ったハルナハンマーを重月に向けて振り下ろす
重月をサユミラーを掲げ受け止めた

「うあっ!」

周囲に高音が響いた
その直後

重月が背にしていた壁は、ボロボロに崩れていった

385nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:47:27

「さゆみから伝わった間接的な衝撃で!?」

サユミラーでハルナハンマーを押し返す重月
クボドンはひとまず距離をとった

「私の変身音は〝ベリー ハイ トーン!!〟です。つまり高音……その音が金属をもろくするんです!」
「一応は装着者の安全は守ってくれるみたいだけど……正直、受け止めて良い気分じゃないわ」

重月は無双セイバーでクボドンを狙う
しかし、今のクボドンは先程までとは違う

「これ位、頑張って避ければいい! 当たっても我慢すれば良い! 私は、つんくさんに認めてもらった声が、高音が反映されて嬉しいんです! これからは自信を持って戦います!」

独特な動きではあるが、銃弾を避けるクボドン
幾つか命中しても、怯むことなく重月に向かって行く

「譜久村さんの仇、小田ちゃんの仇、飯窪が討ちます!」
「……自信を持つ事は良い事よ。仲間を思う事も良い事よ。モーニング娘。のメンバーならそうでなくちゃ」

重月は無双セイバーとサユミラーを構える

「だけど、このバトルだけは駄目なの」
〝サユミオーレ!!〟

386nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:48:36

ピンク色のエネルギーが無双セイバーとサユミラーを包む

「はあっ!」

武器を横に振り、クボドンに向けてエネルギーを飛ばす重月
エネルギーがクボドンに迫る

「……カニ!」

クボドンは上半身を曲げてエネルギーを躱しつつ、重月の前に潜り込んだ

その様は、或る芸人のモノマネの様だ
今は2014年の4月だが、いずれどこかで披露してくれるかもしれない

「もらいましたよ! 道重さん!」

カッティングブレードに手を伸ばすクボドン

「……勝負に勝つ必要はないのよ、飯窪」

重月は無双セイバーとサユミラーを手放し、クボドンのお腹に手を伸ばした

〝ロックオフ〟
「え?」

クボドンが倒したカッティングブレードは、空を斬った
重月がハルナロックシードを取り外したのだ

「飯窪、失格よ」

クボドンは変身解除し、飯窪の姿に戻った

387nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:49:25

「そ、そんな……」

膝を折る飯窪
その表情は、失望感を如実に表していた

「飯窪さん!」

飯窪の元へ小田が駆け寄る

「小田ちゃん、ゴメンね……仇、打てなかった……」

顔を俯けて地面に雫を垂らす飯窪
そんな飯窪を、小田は優しく抱きし締めた

「素敵でしたよ。負けてもカッコ良かったです、先輩!」
「ありがとう……」

涙を止める事なく、小田の背中に腕を回す飯窪

その2人を見る重月

「……こんなバトルでも、真剣に挑んでるのね」

1人呟いた重月は、2人に背を向けて去って行った




第9話【先輩ライダー迎撃大作戦!】

388nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:53:38
>>384-387
第9話 その12で終わりです。

遂にこの日が。
今日が絶望で無く、希望の日に成らん事を。
輝け、14人の'14娘。

389名無し募集中。。。:2014/12/07(日) 22:46:10
こんなバトルでもってのが気になりますね。
続きが楽しみです

390nOTRcORru:2014/12/10(水) 12:05:34
第10話【ライダー大集結!バトルの謎を暴け!】




生田達が集まるドルーパーズ

生田・鈴木・石田・佐藤・工藤は鞘師の話を聞いていた

昨日のトライアル・タイム
巨大化したインベスとの戦い
謎のライダー=重月の襲撃
マシュバロンとの共闘
重月の戦い方

「道重さんはウチだけじゃなく、フクちゃんにも不意打ちをしたみたい。戦い方も容赦なかった。傷付けるつもりはないみたいだけど、確実に相手を倒そうとしてた。手段を選ばず……正直、道重さんを怖いと思った……」

話を聞き終えた5人は、誰も言葉を発しなかった

「ねえ、えりぽん。えりぽんはライダーバトルってこうなの? こんなにメンバー同士で傷付け合わなきゃいけないの!?」

鞘師は生田の肩を掴んで揺する

「里保ちゃん!」

鈴木が鞘師を制する

「落ち着いて! 気持ちはわかるけど、衣梨ちゃんに当たらないで」
「……ごめん」

391nOTRcORru:2014/12/10(水) 12:06:35

鈴木は最初のライダーバトルで疑心暗鬼になり、先輩の言葉に翻弄された
メンバーに裏切られたと勘違いし、心を傷めた事があった

後に和解したものの、その経験から鞘師の気持ちが理解出来る様だ

「里保……」

ようやく生田が口を開いた

「巨大化インベスの事なんやけど」
「おい生田!」

今度は鈴木が生田の肩を掴んだ

「この状況だからやろ? 今回のライダーバトルはおかしい。やっぱり今までと違う。香音ちゃんもそう思わん?」
「まあ、確かに……新垣さんや菅谷さんみたいな理由があるのかな……」
「道重さんの目的。これが鍵かもしれんけど、まずは今回のライダーバトルについて考えんと」

生田は鈴木の腕を下ろし、鞘師の前に立つ

「里保が戦った巨大化したインベス。ロックシードを取り込んで大きくなったんやろ?」
「うん、イチゴのロックシードだった」
「イチゴ!?」

反応したのは青いイチゴのロックシードを持つ石田
慌ててポケットからアユミロックシードを取り出した

「青!? ウチが見たのは普通の赤いイチゴだったよ」
「そのロックシードはどっから出てきたと?」
「わかんない。いつの間にか落ちて来た。上から降ってきたのかな?」

腕を組み思案する生田

392nOTRcORruRcORru:2014/12/10(水) 12:07:16

「って言うか、普通に『鎧武』のロックシードがあるんなら、使わせて欲しいっすよ」
「それより、ロックシードを食べて透明生命体が巨大化するなんて……あたし達、聞いてないよね?」
「確かに! 狙って来るとは言ってたけど……」

工藤・鈴木・石田は口々に不満を言う

そこへ佐藤

「鈴木さん、透明生命体って何ですか?」
「透明生命体って言うのは、あたし達が戦ってる怪物の事だよ。前のライダーバトルでは色んな種類がいたんだけど、今回はインベスだけみたい」

佐藤の質問に丁寧に教える鈴木

「なんで透明生命体って言うんですか?」
「普通の人には見えないからだよ。ライダーに変身すると見えるんだ……け、ど」

鈴木が言葉を詰まらせる
同時に生田と顔を見合わせる

「ねえ、衣梨ちゃん……」
「香音ちゃん……」

2人の頭には、同じ光景が浮かんでいた
先程のフリーステージでのインベス退治だ

多くのロックシードでインベスを呼び出し、それぞれが変身し倒したのだが
インベスの姿は変身前に認識出来ていた

「衣梨達が戦った怪物は一体……?」

393nOTRcORru:2014/12/10(水) 12:10:16
>>390-392
予告なしで第10話 その1です。

楽しみとのお言葉、ありがたやー。
チカラになります。
Energy Standby!!!

394名無し募集中。。。:2014/12/10(水) 21:45:15
こっちでも続きキタ━(゚∀゚)━!

395名無し募集中。。。:2014/12/11(木) 00:12:55
おー!久しぶりの更新待ってました!!透明生命体の設定すっかり忘れてたwまさかこれが伏線だったとは・・・

396nOTRcORru:2014/12/13(土) 00:22:15



飯窪と小田から離れた重月は、再び譜久村の所に戻っていた

「……道重さん」

譜久村が目を覚まし、重月を見る

「フクちゃん、大丈夫?」
「はい……それよりも、訊きたい事があります」

ゆっくりと立ち上がり、真っ直ぐに重月を見つめる譜久村

「道重さんの目的は、なんですか?」

重月は譜久村から顔を逸らす

「道重さん!」
「聞かなくて良い。フクちゃん達はバトルに負けた。それで良いの」
「納得出来ません! ロックシードを強引に奪ったり、ベルトを破壊して失格にしたり……いつもの、メンバー想いの道重さんらしくないです!」

譜久村の言葉に顔を俯ける重月

「……聖じゃ、頼りになりませんか? 聖がサブリーダーでは、力不足ですか?」
「そんな事!」

焦りながら譜久村に顔を戻す重月

「「私達も知りたいです」」
「飯窪……小田……」

飯窪と小田がやって来た

「教えて下さい。このバトル、何かあるんですか?」

重月は、譜久村と飯窪・小田のそれぞれに顔を向ける
その仮面の下の表情の意味を、後輩達はまだ知らない

397nOTRcORru:2014/12/13(土) 00:26:15
>>396
第10話 その2です。

極力『イクタ』の設定をベースにしています。
極力失礼の無い様に配慮しているつもりですが……
そして、伏線回収をしなくては。

398nOTRcORru:2014/12/14(日) 17:25:15





「ねえ衣梨ちゃん。あのインベスが今までの透明生命体じゃないとすると、新しい人類の敵?」
「それなら事前に説明があるっちゃろ」
「だったら聞きましょう! タチバナさん!」

工藤が先程まで居た白服の男を呼び出す
しかし、返事はなく誰も現れない

「多分おらんやろうね……」

工藤が店の奥へ入り探すが、人の姿はどこにも見当たらない

「どこにもいない! どこへ行ったんだ!?」
「やっぱり、そうっちゃろ」
「くそっ! 逃げたって事かよ!」

壁を殴る工藤

「どうするんですか!? ここ無人島ですよ! どうやって帰れば……」

焦る石田

「香音ちゃんのロックシード、空は飛べんと?」
「ジャイロモードの事でしょ? でも、最初に試したけど駄目だった」

カノンアームズの元となったスイカロックシードには、空を飛ぶジャイロモードがある
しかし、鈴木の個性に合わせたカマキリモードに変更されていた

399nOTRcORru:2014/12/14(日) 17:25:51

「島から逃げられない様に排除したって事かいな……チョウのモノマネを採用せんかったのはその為っちゃね」

今メンバーがいるのは、どことも知れぬ無人島
ここまでの移動はタチバナが用意した船だった

「どうするの、えりぽん?」
「とにかく、道重さん達と合流するっちゃよ。道重さんは事情を知ってるみたいやけん」
「衣梨ちゃん。二手に分かれない? まだ船が残ってるかもしれないし」

白服の男が姿を消してから長い時間は経っていない
まだ島のどこかにいる可能性は残っている

「あまり期待せんけど……一応そうしよっか。じゃあ、香音ちゃんは亜佑美ちゃんと一緒に海岸へ向かって」
「オッケー!」
「わかりました!」

ドルーパーズを出る鈴木と石田

「里保、優樹ちゃん、くどぅー。衣梨達も行くっちゃよ!」
「「はい!!」」
「えりぽん、ライダーバトルでは頼もしいんだ」
「……里保、その一言いらん」

400nOTRcORru:2014/12/14(日) 17:26:57
>>398-399
第10話 その3です。

取り急ぎ。

401nOTRcORru:2014/12/22(月) 12:25:09





「……このライダーバトルは、タチバナが組織で主催したものじゃないの」

重月から語られた内容は、予想もしていなかったものだった

「タチバナのライダーバトルじゃない……本当なんですか?」

信じられないという表情の譜久村
頷きで肯定する重月

「そんな……だったらこのライダーシステムは? 戦獄ドライバーやロックシードはどうやって?」

飯窪も驚きを隠せない

「開発したのはタチバナ。今回の企画も元々はタチバナ主催だった。だけど、もうすぐ舞台があるメンバーがいるから事務所が断って中止になった……はずだった」

重月の声のトーンが重くなった
恐る恐る小田が問い掛ける

「もしかして……タチバナの人が強引に、とかですか?」

重月は首を横に振る

「そんなんじゃない。乗っ取られたの」
「「「え???」」」

402nOTRcORru:2014/12/22(月) 12:26:57
>>401
第10話 その4です。

年内は無理でしょうか。

403名無し募集中。。。:2014/12/23(火) 18:32:00
なんかキナ臭いな

けっこう面白い

404nOTRcORru:2014/12/23(火) 22:49:47

重月は変身解除し、叫ぶ

「ライダーバトルが、タチバナの一部の人間の暴走で乗っ取られたのよ!」
「「「道重さん……」」」

現れた道重の表情に、3人は困惑する

今までに見た事のない、怒りが溢れている

「みんなを……自分達の勝手な都合でこんな目に遭わせるなんて許せない! だからさゆみは、こんなバトルを一刻も早く終わらせてしまいたかったの!」
「……道重さん!」

小田が道重に抱き付く
その眼には涙が浮かんでいた

「良かったです……道重さんは、ちゃんと道重さんです」
「小田ちゃん……」
「誰よりもメンバー思いの、私達モーニング娘。'14のリーダーです!」
「……ありがとう」

小田の頭を撫でる道重
それを見た譜久村と飯窪の表情が柔らかくなる

「やっぱり道重さんは道重さんですね!」

涙を浮かべつつ、笑顔で道重に寄り添う譜久村

「前から知ってましたが、道重さんは最高のリーダーです!」
「はるなんさっき、さゆみの事を卑怯とか言ってたじゃん」
「あ、いや、あれはその場のノリと言いますか、えーっと……」
「フフフッ」

405nOTRcORru:2014/12/23(火) 22:51:32

焦る飯窪
笑う道重

道重の表情が柔らかくなった
4人共、普段の関係に戻った様だ

「みんなごめんね」
「とんでもないです!」
「私達こそ失礼な事を……」

頭を下げる譜久村と飯窪

「そう言えば、どうして道重さんは乗っ取られた事を知ってるんですか?」

小田が道重から離れて尋ねる

「それはね、これよ」

道重が取り出したのは、黄緑色のメロンのロックシードだ

「普通のメロン? さっきまで使っていたピンク色のロックシードと別ですか?」
「それはこっちね」
〝ロックオフ〟

戦獄ドライバーからサユミロックシードを取り外し、2つのロックシードを並べて見せる

「どうして2つも?」
「黄緑色の方は『鎧武』のオリジナル、メロンロックシードを再現したものなの」
「それを持ってる事と、今回のライダーバトルがどう関係するんですか?」

道重はメロンロックシードを見ながら話し出した

406nOTRcORru:2014/12/23(火) 22:54:54
>>404-405
第10話 その5です。

ようやくここまで来ました。
冬休み期間に進めたい所ですが、果たして。

407名無し募集中。。。:2014/12/25(木) 22:40:13
さゆはいい子

さゆロスで辛い

408nOTRcORru:2015/01/01(木) 14:04:03

「今朝、家を出たら知らない人に声を掛けられて、このメロンロックシードをさゆみに渡して去って行った。追い掛けようとしたんだけどすぐに見失って……あ、決してさゆみの足が遅いからじゃないよ!?」
「「「……」」」

どう反応すれば良いのかわからない3人

「オホン……で、そのまま持ってたら急に手紙が現れたの。後からわかったんだけど、このロックシードには転送機能があるんだって。受け取り専用らしいけど」
「最初のバトルでありましたね、転送機能」
「最強フォームのアイテムを受け取る機能ですね」

譜久村と飯窪が参加した最初のライダーバトルでは、条件を満たすと最強フォームになる為のアイテムが転送される仕組みになっていた

「話を戻すけど、手紙は本物のタチバナからだった。今回のライダーバトルがタチバナの一部の人間が暴走して始めて、現時点で中止に出来ないって事が書かれてた」
「え……じゃあ聖達、どうなっちゃうんですか?」

不安を隠しきれない譜久村

「手紙によると、ライダーシステムのテストが目的らしいの。一部の人間達は、開発した'14ロックシードの性能をどうしても試したかったらしい。だから、ある程度バトルをして早く決着を付ければ良いはずだって」
「バトルのデータが集まれば満足する……そう思って良いのでしょうか?」

やはり飯窪も安心出来ない様子だ

「多分……インベスが居るのも、戦う機会を増やしてデータを集める為だって」
「インベスはロックシードに寄って来ますしね。私達からロックシードを奪ったのは、私達がインベスに襲われないようにする為ですね」

道重を見る小田の表情は明るくなっていた

409nOTRcORru:2015/01/01(木) 14:04:51

「そう。みんなを探しながらインベス退治をして来たけど、何匹残っているかわからないからまだまだ安心は出来ない」

メロンロックシードを握り締める道重

1人で抱えていた秘密を打ち明けた事で、決意を新たにした様だ

「他のメンバーのロックシードはさゆみが集める。一応3人はさゆみに着いて来て」
「あの、道重さん……」

飯窪が訴える様な眼で道重を見る

「わかってる。次からはちゃんとバトルをするよ。みんながライダーバトルに真剣に取り組んでる事がわかったし。正々堂々と戦うよ」
「ありがとうございます!」

満面の笑みで頭を下げた飯窪

ライダーバトル皆勤の彼女だからこそ、それに対する想いは深く熱い
望まぬ形での敗北を、他のメンバーに味わって欲しくないのだ

「誰か、他のメンバーの居場所ってわかる?」
「聖わかります。多分あそこに居ると思います。居なくても近くには居るはずです」
「じゃあフクちゃん、案内してくれる?」
「はい。あれ?」

譜久村は道重の手元を見た

410nOTRcORru:2015/01/01(木) 14:07:26
>>408-409
第10話 その6です。

あけましておめでとうございます。
'15になりました。
今年の目標は、簡潔です。完結です。

411名無し募集中。。。:2015/01/02(金) 12:53:29
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
これは嬉しいお年玉

412nOTRcORru:2015/01/06(火) 22:43:38



「里保ー、ホントにこっちで合っとお?」
「おかしいな……確かこっちから来たはずなんだけど」

生田・鞘師・佐藤・工藤の4人は道重に会う為、鞘師の案内で島を歩いていた
しかし、道に迷ってしまった様だ

「もう、やすしさーん!」
「しっかりしてくださいよー」
「慌てて走って来たから、道順をはっきり覚えてないんだよ!」
「ここ、フリーステージやん」

一行は、生田のスタート地点になったフリーステージのある広場に着いた

「里保、さっきまでどんな場所で戦っとったと?」
「最初は森の中。次は倉庫だった」
「倉庫か。うーん……」

生田は腕を組み思案する

「変身してテキトーに暴れたら、音に気付いて向こうから来てくれませんかね?」

工藤がポケットからロックシードを取り出そうとする

「ストップ! ロックシードは出さんで!」
「ビックリした……なんでですか?」

突然の大声に驚く工藤
生田が説明しようとした、その時

「ブルルッ!」
「えっ! 嘘やろ!?」

413nOTRcORru:2015/01/06(火) 22:46:51
>>412
第10話 その7です。

この上ないお言葉、ありがたやー。
しかし、まだ10話とは。
本年度中にも終わらないかも?

414nOTRcORru:2015/01/12(月) 11:44:41

シカインベスが現れた

「道重さんじゃなくてインベスかよ!」

工藤が大声で叫んだ

「ウチが道重さんに襲われる前に倒したインベスと同じだ」
「まさ戦う! インベス倒したーい!」
「やっぱり変身前でも見えるっちゃん……衣梨1人で戦うから、みんなは下がって!」

生田がロックシードを取り出そうとする
その時

「「「ギィエー!!!」」」
「ハァ!?」

生田が空を見ると、上空からコウモリインベス3体現れた
さらに

「「「「「キキッ!!!!!」」」」」

初級インベスまで現れた
それも1体2体ではない
さらに、他の上級インベスも次々と現れる

20体以上集まっている

「なんで……」

生田は信じられないといった様子だ

「何をボーッとしてんですか! みんなで倒しますよ! 変身!」
〝ハルカアームズ! 我が道 オンリー スタイル!!〟

鎧工が威勢良くインベスの大群に向かって行く

415nOTRcORru:2015/01/12(月) 11:45:38
>>414
第10話 その8です。

遅い。

416名無し募集中。。。:2015/01/12(月) 13:51:55
おーやっと更新お待ちしてましたw
いよいよ最終回が近づいてきた感じですねぇ

417nOTRcORru:2015/01/23(金) 19:55:18

「優樹ちゃん、ウチらも行くよ!」
「やっつけるっぜいっ!」
?リホアームズ! 玉砕 ブロークン!!?
?マサキアームズ! ミス デンジャラス!!?

鞘武とウサートも向かって行く

「……衣梨の考え、間違ってる?」

生田は未だ動かない
そこへコウモリインベスが迫る

「ギィエー!」
「くっ!」

素早く反応し、身体を回転させアクロバティックに避ける生田

「今はこいつらを倒すのが先っちゃんね……変身!」
?エリナアームズ! 魔・砲・チャーシューメン!!?

生玄はエリナ魔砲でコウモリインベスを威嚇する

「ギィエー!」

攻撃を避けながら生玄に急接近するコウモリインベス
生玄はカッティングブレードを倒し、エリナ魔砲をドライバーモードに変形させた

?ハイーッ! エリナスカッシュ!?
「チャーシューメン!」
「ギィエー!」

必殺技を受けて爆発するコウモリインベス

「楽勝! 次!」

最初の動揺はどこへやら
順調にインベスを倒す生玄

418nOTRcORru:2015/01/23(金) 19:56:45

「それっ!」
「ブルルッ!」

リホケンダマを巧みに操り、シカインベスを攻める鞘武
しかし、その背後に別のシカインベスが迫る

「鞘師すん危ない!」
?マサキスパーキング!!!?

ウサートはマサノコをシカインベスに投げ付けた

「ブルルッ!?」

縦横無尽に走り回るマサノコに足を取られ、動きを止めるシカインベス

「優樹ちゃん、ありがとう! そーれっ!」

鞘武はリホケンダマを投げ、シカインベスを拘束する
そこへウサートが走り込む

?マサキスカッシュ!?
「マサキングのズツキングー!」

ウサートの頭頂部にエネルギーが集まり、そのまま頭突きをした

「ブァァァァッ!」

シカインベスは飛ばされ爆発した

「優樹ちゃん、やるじゃん!」
「鞘師さんには負けませんよーだ!」
「勝負じゃないけど……ま、いっか」

意外と相性が良さそうな鞘武とウサート
こちらも順調に撃破している

419nOTRcORru:2015/01/23(金) 19:58:26
>>417-418
第10話 その9です。

遅っ。

420名無し募集中。。。:2015/01/23(金) 20:38:16
もう文章も投げやりだな

421名無し募集中。。。:2015/01/23(金) 21:33:24
モチベーション保の大変かな?楽しみにしてるんだから頑張って!

422nOTRcORru:2015/01/24(土) 11:30:25

?イチ!! ジュウ!! ヒャク!! セン!! マン!! ハルカチャージ!!?
「うらぁっ!」
「「キキーッ!!」」

無双セイバー ナギナタモードで、初級インベスを一度に2体も倒した鎧工
こちらも順調の様だ

そこへライオンインベスが長い爪を構えて向かって来る

「ガァァァッ!」
「よっしゃ! アレを試してみるか!」

鎧工は無双セイバーから童道丸を取り外す
そして、童道丸を地面に置いて乗ってしまった

?ハルカスカッシュ!?

童道丸の刃からオレンジ色のエネルギーがシャワーの様に溢れ出す
その勢いで鎧工ごと童道丸が浮き上がった

鎧工は片脚で地面を蹴り、ライオンインベスへ向かって行った

「くらえぇぇぇぇっ!」
「ガァァァッ!」

童道丸の刀身がライオンインベスを貫き、そのまま爆発した

「これもハルの個性反映、キックボードキックだっ!」

果たして覚えている読者は居るのだろうか
工藤がブログにアップしたキックボードと一緒に写った写真を

「さ、あとちょっと……ウソでしょっ!?」

423nOTRcORru:2015/01/24(土) 11:33:19
>>422
第10話 その10です。

勢いで書いたつもりが雑でしたか。
読者が居るのに無礼でした。
申し訳ありません。

424nOTRcORru:2015/01/24(土) 17:19:09

鎧工が見渡した先には、大勢のインベスが居た
その数は上級インベスを含め数十体

「減るどころか増えてんじゃんよ!」
「みんな一箇所に集まって! 近づいたインベスから順番に倒すけん!」

生玄の指示で背中合わせに円陣を組むメンバー

「ロックシードのエネルギーは切れんみたいやけど、衣梨達の体力には限界がある。やけん、あんま動かんとエネルギーを飛ばして倒すったい」
「えりぽん、やっぱライダーバトルだと頼もしいんだね」
「里保、その一言いらん」

生玄の指示通りに戦う鞘武・ウサート・鎧工
最初こそは順調だったが、数が減らないインベスの大群に精神的に追い詰められていた

「生田さん……もうみんな限界っすよ……」
「わかっとう! でも、やるしかないやろ!」
「まだまだ出て来る……ウチも正直、無理かも」
「まさも……帰りたーい……」

数十体のインベスに追い詰められる4人

「えりぽん。ロックシードを渡そうか」

鞘武の手が戦獄ドライバーに取り付けられたリホロックシードに延びる

「駄目やって! あいつらが強くなるだけやけん!」
「でも、狙いがこのロックシードなら……」

インベスの狙いはロックシード
だが、ロックシードを取り込むと巨大化してしまう
巨大化したインベスが無防備の人間をを襲わないとは限らない

(八方ふさがりっちゃん……絶体絶命かいな……)

生田までも諦めかけた、その時

425nOTRcORru:2015/01/24(土) 17:21:24
>>424
第10話 その11です。

残り4。
なんとか終わらせたいです。

426nOTRcORru:2015/01/27(火) 20:28:54

「みんな、行くよ!」
「「「はい!!!」」」

インベスの背後に、4人の人影があった

「あれは、道重さん!?」
「フクちゃん!?」
「はるなん!」
「ODAもいるー!」

4人がロックシードを構える
それらは、今までの'14ロックシードとは違うデザインになっている

?サユミリーダー!!?
?ミズキサブリーダー!!?
?ハルナサブリーダー!!?
?サクラルーキー!!?

それぞれの頭上に現れたアームズは、左右非対称でメカニカルなデザインをしている

「あれは、まさか!?」
????ロック……オン!!????

変わっているのはロックシードとアームズだけではない
ドライバーもジューサーの様なデザインに変わっていたー

4人は新しいドライバーのグリップを押し込んだ

?ソーダ!!?

アームズが降下・展開し装着された

427nOTRcORru:2015/01/27(火) 20:31:47
>>426
第10話 その112です。

予定通りにまだまだ続きます。
もう'15になってしまいました。

428名無し募集中。。。:2015/01/27(火) 21:50:19
まさかのジェネシスキター!サブリーダーなのに生田だけ…と思ったら'14ベースだからかw

429nOTRcORru:2015/01/31(土) 11:43:41

〝サユミリーダーアームズ〟
〝ミズキサブリーダーアームズ〟
〝ハルナサブリーダーアームズ ハニーパワー! ハニーパワー! ハニハニハニハニハハハハハニー!!〟
〝サクラルーキーアームズ〟

道重は斬月・真をモチーフにした重月・真に
譜久村はマリカをモチーフにしたマシュマリカに
飯窪はデュークをモチーフにしたデュークボに
小田はシグルドをモチーフにしたオダルドに変身した

「次世代ライダー!? どうなってると?」
「話は後で! インベスをなんとかするのよ!」

430nOTRcORru:2015/01/31(土) 11:46:28
>>426
第10話 その13で終わりです。

前回の>>427で112とありますが12の誤りです。
どれだけ焦っていたのでしょう。
あと4話(予定)頑張ります。

431名無し募集中。。。:2015/02/02(月) 07:53:49
ちゃゆううううううう

はるなんもいる。はるなんそんなキャラだっけ?

432nOTRcORru:2015/02/13(金) 00:11:21
第11話【ライダーバトルの真実】




次世代ライダーの武器は、共通してソニックアローのみ
その名の通り弓矢でもあるが、両端で斬撃も可能だ

「はあっ!」
「キキッ!」

重月・真は、ソニックアローで近くのインベスを斬りつけながら生玄達の元へ向かって行く

「道重さん、ウチと戦った時と違う」

向かって来る重月・真を見ながら鞘師が呟いた

「あれは斬月の強化型の道重さんバージョンやね。ドライバーだけじゃなくロックシードも違うやろ」

新しいドライバーはゲネシスドライバー
新しいロックシードはエルアルロックシードと言う
どちらも、戦獄ドライバーと'14ロックシードで変身したライダーと性能が異なる

「姿だけじゃない。動きも違う」

鞘師のダンスはメンバーでトップクラス
人の動きを見る目も肥えている
後輩達へ的確なアドバイスが出来る程だ

その目が、重月の動きと重月・真の動きの違いを感じた様だ

「まあ、次世代って言うくらいやけんね」

重月・真が生玄達の元へ着き、インベスの大群へ振り返った

433nOTRcORru:2015/02/13(金) 00:16:11
>>432
第11話 その1です。

前回の>>430で426とありますが429の誤りです。
二度ある事は三度ある。
気をつけます。

434nOTRcORru:2015/03/03(火) 23:22:05

重月・真が生玄達の元へ着き、インベスの大群へ振り返った

「これで、まとめて倒せる!」
〝ロック……オン!!〟

ゲネシスドライバーからサユミリーダーロックシードを取り外し、ソニックアローに取り付けた
重月・真がソニックアローを引くと、ピンクのエネルギーが集まった

「行けーっ!」
〝サユミリーダー!!〟

ピンクのエネルギーが、インベスの大群へ向かって行く
斬りつけられて動きが鈍重になっていたインベス達は、避ける事なくエネルギーに貫かれ爆散した

「凄かね……1撃で6体も」

疲労しているとはいえ、援護すら忘れていた生玄達
重月・真の強さに驚きを隠せなかった

〝ミズキサブリーダー!!〟
〝ハルナサブリーダー!!〟
〝サクラルーキー!!〟

マシュマリカ・デュークボ・オダルドも、あっという間にインベスの大群を倒してしまった

「道重さーん、こっちも終わりましたー!」
「お疲れフクちゃん。みんなもね」

辺りはようやく静けさに包まれた

435nOTRcORru:2015/03/03(火) 23:23:00

「あっ!」

生田が叫んだ

〝ロックオフ〟
「みんな変身解除してロックシードをしまって!」

生田が変身解除し、全員に呼びかけた

「生田、突然どうしたの?」
「ロックシードを出してるとインベスが集まって来るんです! 早くしまってください!」
「そういう事ね」
〝ロックオフ〟

重月・真を始め、それぞれ変身解除しロックシードをしまった

「みんな、大丈夫だった?」

生田は道重の前に立ち、素顔で顔を合わせる

「生田……」
「道重さん……」

お互いを探し合っていた両者
インベスが居なくなった今、それぞれの目的を果たそうと動き出してもおかしくはない

「「「道重さん……」」」

生田がどう動くか心配な道重側の3人

436nOTRcORru:2015/03/03(火) 23:23:29

「えりぽん……」
「生田さん……」
「……ん?」

目的不明の道重に、不安を隠せない鞘師と工藤
と、状況を理解していない佐藤

「ありがとうございます!」

生田が道重に頭を下げた

「マジでギリギリな状況やったんで……本当に助かりました!」

顔を上げた生田の表情は、とても明るい笑顔だった
それを見た道重も、優しさに溢れた笑顔を見せた

「間に合って良かった」

お互い笑顔になった事で、この場にいる全員が笑顔になった

「みにしげさーんっ!」

佐藤が道重にぶつかる様に抱きついた

「うぐぅ! 佐藤も無事で良かったね」
「いえーいっ!」

くっつきながら飛び跳ねる佐藤を引き剥がしながら、道重は生田に声を掛ける

「早速だけど、色々と教えてくれる? 何がどうなってるのか」
「もちろんです。衣梨達も訊きたい事が山ほどありますし」

437nOTRcORru:2015/03/03(火) 23:25:06
>>434-436
第11話cその2です。

もうすぐ1年。
遅筆でも、目指すは完結。

438名無し募集中。。。:2015/03/04(水) 01:04:10
久しぶりの更新乙です
続きも楽しみに待ってます…てかジェネラル強いなw

439nOTRcORru:2015/03/11(水) 18:07:38



「鈴木さーん、ありましたー?」
「見当たらなーい。亜佑美ちゃんの方はー?」
「こっちもないでーす」

鈴木と石武は、海岸線を進みながら自分達が乗って来た船を探していた

「タチバナの人、みんな逃げたんですかね?」
「どうなんだろうね?」

砂浜を歩きながら、今回のライダーバトルについて話し合う

「そもそも何の為のライダーバトルでしたっけ?」
「ハロメンがライダーシステムのテスト装着者になって透明生命体と戦いつつ、他のライダーとのバトルでデータを集めるんじゃなかったかな」
「でも、今回は透明じゃないから透明生命体じゃないですよね?」
「そこなんだよね……」

過去のライダーバトルでは、怪人達はライダーに変身するか特殊なアイテムが無いと視認できなかった
どういう訳か、今回は変身前でも見る事が出来ていた

「新種の透明生命体なら、タチバナの人から事前に説明がありそうなもんだけど」
「乗って来た船も見当たりませんし……変ですよね」

次第にタチバナへの不信感を募らせる鈴木と石武

「ところで、鈴木さんも変身した方が良いんじゃないですか? 急にインベスに襲われたら危ないですよ?」

石田は石武に変身している
しかし、鈴木はズックルに変身していない

「ああ、それはね」

鈴木が説明しようとした、その時

440nOTRcORru:2015/03/11(水) 18:09:08
>>439
第11話 その3です。

完結まで、頑張って生田ー。

441nOTRcORru:2015/03/14(土) 23:30:22





生田・鞘師・佐藤・工藤と合流した道重・譜久村・飯窪・小田の8人は、ドルーパーズで情報交換を始めていた

「なるほどね。退治していた怪人達がこれまでと違うのに説明がなかった事、それが分かった途端に消えた白服の人。生田達もこのライダーバトルが怪しいと思ってたんだ」
「はい」
「みんながバトルに真剣な姿勢で挑んでるってわかったから、さゆみもそれに答えようと思ったけど……事態は思ったよりも深刻ね」

道重の表情が陰る

「今回のライダーバトルは絶対におかしいんです! 今までと違い過ぎて、衣梨には何がどうなっているのか……」
「今度はさゆみが話す番ね。こっちは本物のタチバナから情報を得ているから、より核心に迫れると思う」
「本物のタチバナ?」

まず道重は、譜久村達にも話した内容を説明した

却下された企画を、一部の者が強行した事
本物のタチバナは事態を把握しているが、中止に出来ない事

併せて、情報源となったメロンロックシードも見せる

「普通のメロンロックシード……それって使えるんですか?」
「ちゃんと変身できたよ。ただ、さゆみにはピンクの方が使いやすかったけど」

メロンロックシードは『鎧武』オリジナルを再現したもの
サユミロックシードは道重用に調整されたもの
使いやすさに差が出る理由はここにある

442nOTRcORru:2015/03/14(土) 23:31:26

「じゃあ、ゲネシスドライバーは?」

道重は、ゲネシスドライバーとサユミリーダーロックシードを取り出した

「これはさっき転送されてきたの。開発中の次世代型ドライバーとロックシードをさゆみ達4人用に調整してあるそうよ」
「一体なんの為に?」
「みんなをインベスから守って欲しいって。具体的には書いてなかったけど、鞘師が倒した巨大化インベスも想定してるのかも」
「道重さん。私達のドライバーとロックシードとの違いはなんですか?」

鞘師が道重に質問した

「戦獄ドライバーと違う点は、命中補正機能がある事。ソニックアローの射撃も狙いが多少ズレても補正してくれるの」
「前までのライダーバトルと一緒なんですね」

生田の言う通り、命中補正機能は戦闘経験のないハロメンがバトルをするには必要な機能だった

「ただ、エネルギーは新しいロックシード=エルアルロックシードからは供給されないの。装着者の体力がエネルギーになるんだって。これも前と一緒なんだってね」
「なるほど。補正機能があったらから動きも違って見えたんですね」
「多分そうやろうね。里保、流石っちゃね」
「んふふふ」

生田の褒め言葉に顔を綻ばせる鞘師
張り詰めていた空気が幾らか緩んだ

「まだ笑える位に気持ちに余裕があるのは良い事よ。でも、タチバナからの救援が来るかわからない。みんなで無事に帰る事まで、油断は禁物よ」
「「「「「「「はい!!!!!!!」」」」」」」

8人の表情が引き締まった
リーダー道重の言葉は、モーニング娘。の道標なのだ

「ところで鈴木と石田は?」
「衣梨達が乗って来た船を探しに行ってます。望み薄ですが、唯一の脱出の手段なので」
「そっか。じゃあ、2人が戻って来るまで休憩しよっか。体力は温存しておかなきゃね」

443nOTRcORru:2015/03/14(土) 23:33:18
>>441-442
第11話 その4です。

ツアー初日おめでとうございます。
世間は'15でも、ここは'14。
KYでも気にせず生田ー。

444名無し募集中。。。:2015/03/19(木) 08:12:56
さゆがまだいる

続きが楽しみです

445nOTRcORru:2015/03/19(木) 12:31:40

道重が一息つこうと、コップを手に取った時
建物が崩れる大きな音がした

「どうしたとっ!?」
「すぐ近くみたい……みんな、出るよ!」
「「「「「「「はい!!!!!!!」」」」」」」





外に出ると、巨大なインベスが街を破壊しながら近づいて来るのが見えた

「イノシシインベスやん」
「鞘師が戦った巨大インベスみたいに、ロックシードを食べたのかしら?」
「それはわかりませんけど……あ、亜佑美ちゃんやん!」

生田は、イノシシインベスの足元に石武の姿を見つけた

「みんな、石田を助けに行くよ! 変身!」
〝サユミリーダー!!〟

道重に続いて、譜久村・鞘師・飯窪・佐藤・工藤・小田が変身して向かって行く

「香音ちゃんはどこに行ったと? 姿が見えんったい」

生田は変身せず、辺りを見回す
すると、崩れた建物から声がした

「イテテテ……」
「香音ちゃん!」

振り向くと、瓦礫の上に倒れていた鈴木を見つけた

446nOTRcORru:2015/03/19(木) 12:32:43

「大丈夫と!?」
「うん……建物が崩れ終わってから変身解除したみたいだから」
「安全性は信用して良さそうやね。怪我はないと?」

手を差し出し鈴木を起こす生田

「うん。でも、ロックシードが……」

鈴木が手にしたカノンロックシードは、鮮やかさを失い変色していた

「エネルギー切れっちゃろ。オリジナルのスイカロックシードがそうやけん。それに、香音ちゃんの低血圧を個性反映しとうけん」
「やっぱりバレてたか。流石は衣梨ちゃん」

スイカロックシードは大型鎧に乗り込むアームズだ
他のアームズより強力な分、活動時間に限界がある
鈴木の個性反映もあり、エネルギーが切れてしまうと暫く使えなくなってしまうのだ

「ブルルルっ!」
「「「キキッ!!!」」」
「別のインベス!?」

生田と鈴木の前に、シカインベスと初級インベス3体が現れた
さらに

「ヤバい! 囲まれた!」

道重の声で振り返る
辺りを見回すと、巨大化したものも含めて14体のインベスに囲まれていた

「休む暇はないって事かいな……」
「あたし、ロックシードが使えないから戦えないよ……」
「余ってるけん借りたら良いと! 聖ー! 香音ちゃんにロックシードを貸してー!」

447nOTRcORru:2015/03/19(木) 12:36:30
>>445-446
第11話 その5です。

書きながら自身の〝さゆロス〟を埋める日々。
あの日の感動に敵わなくとも、少しでも追いつきたーい追いつきたーい。

448名無し募集中。。。:2015/03/19(木) 15:45:39
乙です

449nOTRcORru:2015/03/26(木) 23:02:17

生田の声にマシュマリカが振り返る

「香音ちゃん! 良かった、無事だったんだね!」

喜びの声を上げたマシュマリカは、戦獄ドライバー用のミズキロックシードを投げる
鈴木が受け取ると、生田と共にロックシードを構えた

「ありがとう、聖ちゃん!」
「行くよ、香音ちゃん!」
「「変身!!」」
〝エリナ!!〟
〝ミズキ!!〟

生田と鈴木は、息を合わせてカッティングブレードを倒す

〝ハイーッ! エリナアームズ! 魔・砲・チャーシューメン!!〟
〝ギュイーン! ミズキアームズ! クイーン オブ ドラム!!〟

生玄 エリナアームズはエリナ魔砲を、ズックル ミズキアームズはミズキスティックスを構えながらインベス達に向かう

「香音ちゃん、衣梨が援護するから接近戦で
「うおおおおりゃああああぁぁぁぁ!」

生玄の言葉を無視し、ミズキスティックスを初級インベスに投げつけるズックル

「「キキッ!!」」

自称ノーコンの鈴木だったが、今は極限の戦闘中
高い集中力で狙ったミズキスティックスは、見事に初級インベス2体の顔面に命中した

450nOTRcORru:2015/03/26(木) 23:03:03

「くらええええ!」
〝ギュイーン! ミズキスカッシュ!〟

ズックルはカッティングブレードを倒し必殺技を発動する

「すーずキーック!」

蹴り足にホットピンクのエネルギーを纏い、鈴木が得意とするローキックを繰り出した

「キキッ!」

重みのある蹴りを受けた初級インベスは宙を舞い、もう1体の初級インベスを巻き込み地面に激突した

「もう1体も!」

残りの初級インベス1体を抱えたズックル
持ち上げたかと思えば、転倒している2体の初級インベスに向かって投げつける

「どっこいしょーっ!」
「「「キキッ!!!」」」

積み重なった3体の初級インベスは爆発した

「よしっ!」

これ程までに見事な投げっぷり
いずれ舞台の上で披露する事になるのは間違いないだろう
キャラ的に

451nOTRcORru:2015/03/26(木) 23:05:26
>>449-450
第11話 その6です。

新曲のMVの完全版はリリースされるのでしょうか。
そちらも楽しみです。

452名無し募集中。。。:2015/04/09(木) 22:20:40
MV公開されたよ!このままだと'16になっちゃうよ?w

453nOTRcORru:2015/04/09(木) 23:37:33

「衣梨ちゃん、ぼーっとしてないで次、行くよ!」
「え、ああ、うん」

ズックルの猛攻撃に唖然としていた生玄
慌ててズックルを追いかける

〝アユミチャージ!!〟
〝マサキスパーキング!!!〟
〝イチ!! ジュウ!! ヒャク!! ハルカチャージ!!〟

石武・ウサート・鎧工がそれぞれの必殺技で、上級インベスを倒した
流石に戦い慣れたのか手際は非常に良い

〝リホスカッシュ!〟

鞘武が投げたリホケンダマが、イノシシインベス(強化体)の頭部を覆った

「そーれっ!」

ワイヤーで繋がったグリップを引き、イノシシインベスを引き寄せて体勢を崩させる

「とおっ!」

鞘武はイノシシインベス(強化体)目掛けて飛び上がり、蹴り足に赤いエネルギーを纏い蹴りを放った

「はあっ!」

イノシシインベス(強化体)は、鞘武の必殺技を受けて爆発した

「残りは上級インベスが4体、余裕で倒せるね」

454nOTRcORru:2015/04/09(木) 23:38:28

重月・真がソニックアローを構える
そこへオダルドが割って入る

「道重さん、あとは私が倒します。ゲネシスドライバーは体力を使うので、先輩達は温存しててもらいたいんです」
「わかった。小田お願いね」
「はい!」

オダルドはソニックアローを上空に向けて構え、ラベンダー色のエネルギーを放った
すると、一筋だったエネルギーがインベス達の頭上で弾けて雨の様に降り注いだ

「「「「キキッ!!!!」」」」

ダメージを受けたインベス達は、その場に転倒した

〝サクラルーキースカッシュ!〟

オダルドはゲネシスドライバーのグリップを押し込み、立ち上がるインベス達の元へ駆け出した

「やあっ!」
「キキッ!」

その小柄な体を活かしインベス達の間を縫う様に進み、ソニックアローで切りつけていく

「一応、駄目押しで」
〝ロック……オン!!〟

ゲネシスドライバーからサクラルーキーロックシードを取り外し、ソニックアローに取り付けた
ソニックアローを構え、4対のインベスの中心目掛けてエネルギーを放つ

455nOTRcORru:2015/04/09(木) 23:39:38

〝サクラルーキー!!〟

放たれたエネルギーはラベンダー色のチェリーの形を成し、2つの実がインベス達を挟み潰すように命中した

「「「「キキーッ!!!!」」」」

これで、現れたインベス全て撃破した

「ふうっ……やっぱり、ある程度の体力は奪われますね。戦獄ドライバーより強力ではありますけど」
「2つのドライバーは使い分けが必要かもね」
「そうですね。戦獄ドライバーでも巨大なインベスは倒せるみたいですし、無理に使わなくても乗り切れそうですね」

重月・真とオダルドが生玄に絡まれている鞘武を見た

「里保ー、1人でおいしい所をとらんでー。衣梨の出番がないけんさー」
「そ、いや、あ、だって……それを言うなら、小田ちゃんだって1人で4体も倒したじゃん!」
「別に倒した数を競ってるんじゃないんだから良くない? あ、ロックシード貸してくれてありがとう、聖ちゃん」
「どういたしまして。そうそう。今は勝負より無事に帰る事を考えなきゃ」

456nOTRcORru:2015/04/09(木) 23:43:31
>>453-455
第11話 その7です。

現状は宮本さんver.でも良いですが、イベントVは鈴木さんver.が欲しいです。

>>452
1年経ってしまいました。
残り1/3弱なので最後まで、がんばりん。です。

457名無し募集中。。。:2015/04/21(火) 23:23:47
以前、仮面ライダーイクタを書いてた者です。
避難所があることに今日気付いて一気読みしました。
イクタ再開を気にしてペースを上げてたみたいですね・・・すいませんが当分再開はありません><
別のを書こうと思っているので、、、w

458名無し募集中。。。:2015/04/22(水) 08:12:33
イクタ作者さんキター!続編無いのは残念だけど別の作品が読めるのは嬉しい…出来たら前作とマーサー王外伝もどこかで読めると嬉しいです

鎧娘作者さんもこれで心置きなく最後まで書けるね〜この際'16になっても良いから頑張って欲しいな

459nOTRcORru:2015/04/23(木) 19:26:43

生玄・鞘武・ズックル・マシュマリカの9期が、珍しく集まっている
普段はバラバラになりがちだが、ここぞという時にはまとまる9期

「頼もしいものね、後輩なのに」

この9期4人が、これからのモーニング娘。の進化に一役も二役も買う事に期待をせずにはいられない
彼女達を一番近くで見ている道重には、揺るぎない確信となっている

「はるなん良いなー、新しいロックシード」
「レモン貸して貸してー! まさも使いたーい!」
「まーちゃん、ドライバーも借りないと使えないから」

一方の10期は、とても明るい雰囲気だ

無事に帰る保証が無い状況でも、深刻な様子を見せない
流石は元気印の名で集められた4人、と言った所か

「同じ4人でも全然違う感じになるんですね」
「対象的だけど、こっちはこっちで頼もしいよ。暗くなるより明るい方が良いでしょ」
「確かに。どちらも見てても、同期って良いなーって思いますね」

'14の中では、唯一の1人合格だった小田さくら
デュークボを追い掛ける石武・ウサート・鎧工を、小田はオダルドの仮面の下で眩しそうに眺めていた

「……え?」

オダルドは、騒ぐ10期越しに両手剣を構える赤い怪物の姿を見つけた

「新しいインベス!?」

460nOTRcORru:2015/04/23(木) 19:30:33
>>459
第11話 その8です。

>>457
ご無沙汰しています。
お読み頂けて光栄です。
続きが未定なのは残念ですが、他の新作に期待が高まります。

>>458
'16までには、なんとか、したい、です。

461名無し募集中。。。:2015/04/23(木) 20:11:19
ここに来てまさかの新たなる的…ついにラスボスでしょうか?

462名無し募集中。。。:2015/04/25(土) 20:36:52
白い怪物には近づいちゃいけないよ小田ちゃん

463 ◆V9ncA8v9YI:2015/05/02(土) 12:33:56
仮面ライダーイクタを書いてた者です。
すいませんが、宣伝させてください。
>>457に書いた別の話が始まりましたので、ご興味があればお立ち寄りください。

SSスレ「マーサー王物語-サユとベリーズと拳士たち」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20619/1430536972/

464nOTRcORru:2015/05/03(日) 22:25:14

重月・真を始め、皆が赤い怪物を見つけた

「あれもインベス? 武器を持っているタイプは初めて見たわ……」

今までのインベスは爪を使った攻撃こそあれど、武装したタイプは遭遇していない

「オーバーロード……『デムシュ』?」
「生田、知ってるの?」
「今回のライダーバトルの為に色々と調べてたんです。その時に、幾つかネタバレ情報も見つけてました」

2014年4月1日時点で、デムシュについての情報は少ない
だが、雑誌には幾つかの情報が載っていた

「インベスを操れるインベス、らしいです。インベスとは比べ物にならん位の強さらしいです」
「……今回の最終目的が、あのオーバーロードを倒す事かも。みんな、気を引き締めて!」
「「「「はい!!!!」」」」

重月・真と9期は、それぞれの武器を構えた

一方の10期4人と11期の1人

「まーちゃん。赤いヤツが攻撃して来たら、ハル達で守るよ!」
「小田ちゃんにヒドい事するヤツは、まさがぶっとばしてやる!」

鎧工とウサートは身を呈して守ろうと、3人の前に立った。

「あゆみん! 小田ちゃん!」

デュークボが、倒れている石武とオダルドに駆け寄る

465nOTRcORru:2015/05/03(日) 22:25:56

「う……」

石武は身体を起こそうとする、が
オダルドが石武に重なる様に倒れている為、上手くいかない

「小田ちゃん!?」

石武が呼びかけた時、オダルドはラベンダー色の光に包まれて小田の姿に戻った
ゲネシスドライバーを見ると、絞り込む為のグリップが破損している

「小田ちゃん!? しっかりして! 小田ちゃん!」

石武は小田を揺すり起こそうとする

「う……石田、さん?」
「小田ちゃん! 大丈夫!?」
「無事で良かった……」

小田は、石武の姿を見ると安堵の表情になった

「ウチなんかの為に、どうして……」

'14が始まったばかりの今、石田と小田の関係はまだ良好とは言えない
だから石田は、身を呈して自分を庇った小田の行動に戸惑いを隠せないのだ

「石田さんは、私の……先輩、ですから」
「だからってウチなんかの為に……」
「石田さん、ウチ『なんか』なんて言っちゃ駄目ですよ。石田さんが『なんか』って言ったら、石田さんを好きな人達は『石田さんなんか』を好きな人になっちゃいます」
「ややこしいよ……こんな時にオダイズム出さないでよ」

文句を言いつつも、石武も安心した様子だ
残念ながらその表情は仮面の下で、小田には見えていない

466nOTRcORru:2015/05/03(日) 22:26:24

「石田さん……親しい関係にはなれませんでしたけど、最期に助けられて満足です……」

小田が瞼を落とし始める

「ちょっと、小田ちゃん! おいっ!? 小田ぁっ!」
「石田さんも……好きな先輩、ですよ……」

瞼が閉じられ、小田の身体から力が抜けた

「小田ちゃーん!」

造られた街中に、石田の絶叫が木霊した

467nOTRcORru:2015/05/03(日) 22:30:29
>>464-466
第11話 その9です。

>>463
おかえりなさいませ。
拝見しました、面白いです。
読者の皆さんが根こそぎ移転されそうなので、こちらも負けじと頑張ります。

468名無し募集中。。。:2015/05/04(月) 07:09:25
小田ぁが石田を助けて倒されるなんて…この後の二人の絶好調!に期待w

大丈夫!両方読むからw

469nOTRcORru:2015/05/05(火) 08:06:07



重月・真と9期の4人は、赤い怪物と対峙している

「小田を一撃で倒すなんて……」

突如現れた未知の敵に、緊張が高まる5人
赤い怪物は5人を見回した

「シェデョミョボリャション、ダウショ」
「……言葉?」

赤い怪物から発せられた声に驚く重月・真

「まさか、喋るなんて……」
「透明生命体もインベスも、今まで言葉を話す奴はおらんかったと!」
「それじゃ、あの怪物はなんなの!?」
「少なくとも、今までとは違うって事なんだろうね……」

9期の4人も落ち着いてなどいられない
そして、落ち着く暇も与えられない

「シェデョミョボリャロ、シャファデェムシュションジョアデュ!」

470nOTRcORru:2015/05/05(火) 08:09:11
>>469
第11話 その10です。

>>468
ありがとうございます。
少しでも楽しんでもらえる様に、頑張ります。

471名無し募集中。。。:2015/05/28(木) 12:32:29
続きまだかな・・・

472nOTRcORru:2015/06/03(水) 22:37:52
>>459>>464 の間が抜けていました。


赤い怪物が手にする両手剣から、火球が放たれる

「ルーム!」

火球は真っ直ぐに石武へ向かって行った

「石田さん!」

オダルドが石武に前に出て、その身で火球を受け止めた

「きゃあっ!」
「小田ちゃん!?」

オダルドは石武を巻き込み、後方へ飛ばされ地面に叩きつけられた

「あいつは一体……」


(当レス分も含め)書きかけのファイルが消えてしまい、書き直しに悪戦苦闘しております。
よろしければ、今しばらくお待ちくださいませ。

473nOTRcORru:2015/06/03(水) 23:34:31
赤い怪物=デェムシュが再び火球を放つ

「みんな避けて!」

重月・真の声で四方に散る9期
火球は5人の間を通り抜けた
かに見えた

「嘘やろ!?」

思わず声を上げる生玄

だが、その驚きは至極当然だ
なんと、通り過ぎた火球が生玄に向かって戻って来たからだ

「やったらこいつで!」

生玄はエリナ魔砲を構え乱射した
しかし、火球の勢いは止まらず生玄を襲った

「うわっ!」

避けたつもりだったが軽く当たってしまい、転倒した生玄

「よくもえりぽんを!」
「これでも……」
「くらえーっ!」

マシュマリカ・鞘武・ズックル(ミズキアームズ)がそれぞれの武器でデェムシュを攻める
が、どれも当たらない
鞘武とズックルは、デェムシュの動きについて行けずに反撃を受ける始末
かろうじて、マシュマリカが追えている状況だ

474nOTRcORru:2015/06/03(水) 23:34:59
「フクちゃんがギリギリ追えてる位か……」
「ゲネシスドライバーの命中補正機能が活きてるみたいですね」
「だけど、体力の限界もある……」

重月・真と生玄は、デェムシュから離れて様子を見ていた
今すぐ負ける事もなさそうだが、勝てる見込みがないのも事実だ

「一体どうすれば?」

思わず不安を口にした重月・真
そこに、怒りの声が届いて来た

475nOTRcORru:2015/06/03(水) 23:39:25
>>473-474
第11話 その11です。

書き始めてから14ヶ月が経ちました。
自分の中では'15に更新されていて、中々1年以上前に戻れません。
ですが、当時に書きたかった事をしっかり書いて終わりたいと思います。

476名無し募集中。。。:2015/06/04(木) 12:30:32
無理に'14にこだわらなくても'15ネタも取り入れても良いと思うけどね…突然W・オーズ・フォーゼ・ウィザードのロックシードで変身する12期出てきても全然オーケーなのにw

477名無し募集中。。。:2015/06/06(土) 18:39:25
怒りの言葉って誰だろう。

478nOTRcORru:2015/06/09(火) 21:32:29

「よくも小田ちゃんを!」

声の主は石武だった
その手には、サクラルーキーロックシードが握られている

「小田ちゃんの仇は、ウチが討つ!」
「いや、小田ちゃん気を失ってるだけだから」
「あぬみん、そのダジャレ寒〜い」
「って言うか、そのロックシード使えねーし」

10期から散々なツッコミが入った

「やってみなきゃわかんないでしょ!」
〝サクラルーキー!!〟

石武は、ロックシードを戦獄ドライバーに取り付けた
しかし

「きゃあっ!」

ロックシードは火花を散らし、地面に落ちてしまった

「……だったら、自分ので行くから!」
〝ロックオン!!〟

石武は無双セイバーにアユミロックシードを取り付け、デェムシュに向かって行った

〝イチ・ジュウ・ヒャク!! アユミチャージ!!〟
「行っけー!」

放たれたロイヤルブルーのエネルギーは、真っ直ぐデェムシュに向かう

479nOTRcORru:2015/06/09(火) 21:33:11

「ルーム!」

しかし、デェムシュが構えた両手剣が、石武の攻撃を全て受け止めてしまった

「まだだぁ!」
〝アユミスカッシュ!〟

石武がロックシードを戦獄ドライバーに戻し、カッティングブレードを倒す

「ウチも行くよ!」
〝リホスカッシュ!〟

鞘武もカッティングブレードを倒し、石武と共にデェムシュへ近づく

「鞘師さん!」
「オッケー!」

石武と鞘武がデェムシュを挟む様に向かい合う

「「5, 6, 7, 8!!」」

カウントをしたかと思えば、シングル『ブレインストーミング』の間奏のダンスを始めてしまった

「フォムファン!?」

2人のライダーがしなやかに、且つキレ良く舞う
挟まれて繰り広げられる素早い動きに、デェムシュは手も足も出ない

「シャデェゴシュフォ!」

480nOTRcORru:2015/06/09(火) 21:37:27
>>478-479
第11話 その12です。

'15どころか'13のネタを引っ張ってきました。
ありがたいお言葉を頂けたので、気持ちにゆとりを持って書けそうです。
ありがとうございます。

もうしばらくよろしくお願いいたします。

481nOTRcORru:2015/06/15(月) 08:53:58

石武達が必殺技を決めようとした、その時

「「えっ!?」」

突然、デェムシュの身体が竜巻状に変化する
そのまま石武と鞘武を巻き込み、上空へと昇って行った

「こんなのアリ!?」
「ウ、ウチ高い所が苦手なんじゃあ!」

竜巻が消え、2人が地面に向かって落ちて行く

「「うわああああっ!!」」
「里保ちゃん! 亜佑美ちゃん!」

マシュマリカがソニックアローにロックシードを取り付けた

〝ロック……オン!!〟

ソニックアローの狙いを、落下して来る2人に定める

〝ミズキサブリーダー!!〟

放たれたホットピンクのエネルギーは石武達を包み込んだ
そのまま地面へと落下したが、エネルギーが衝撃を和らげた

482nOTRcORru:2015/06/15(月) 08:54:32

「た、助かった……」
「さすがフクちゃん。エネルギーもマシュマロ並の柔らかさ」
「マシュマロじゃないもん!」

デェムシュが竜巻状から元の姿に戻り着地した

「シェジョエロデュンビリェショ、ジュミョボリャム」
「何を喋っとうかわからんっちゃけど、なんかバカにされとる気がするったい!」
〝エリナスカッシュ!〟

生玄はエリナ魔砲をドライバーモードにし、黄緑色のエネルギーをデェムシュに打ち込む

「ルーム!」

放たれたエネルギーはデェムシュに向かって行ったが、片手で受け止められてしまった

「やっぱゲネシスドライバーやないとダメなんかいな……」
「さゆみとフクちゃんと飯窪の3人でも厳しいのに……」
「せめて、さくらちゃんのロックシードが使えるんやったら……」

483nOTRcORru:2015/06/15(月) 08:56:41
>>481-482
第11話 その13です。

もうじき11話が終わります。
完結まで頑張ります。

484nOTRcORru:2015/06/22(月) 22:28:14

戦況が不利とわかっているだけに、生玄と重月・真の声のトーンは低い

「……これは?」

重月・真の手には、いつの間にか黒い物があった
そのアイテムは、ロックシードを取り付けられそうな形をしていた

「もしかして、タチバナから転送されて来たアイテム?」
「道重さん! それ貸してください!」
「生田?」

言うが早いか、生玄は重月・真の手からアイテムを奪い取った

「亜佑美ちゃん!」

生玄は石武の元へ走る

「ドライバーの左側にこいつを付ければ、さくらちゃんのロックシードが使える様になるったい!」

転送されて来たアイテムはゲネシスコアと呼ばれる物だ
戦獄ドライバーに取り付ければ、ゲネシスロックシードの力を使う事が出来る様になる強化パーツだ

生玄は、ゲネシスコアを石武に投げた

「本当ですか!? よし!」

石武はゲネシスコアを受け取り、戦獄ドライバーの左側に取り付ける

〝サクラルーキー!!〟

サクラルーキーロックシードをゲネシスコアに取り付ける
装着されていたアユミアームズが閉じて頭上に浮かび、現れたサクラルーキーアームズが融合し黒いアームズへと変化した

「小田ちゃんの分まで、ウチが戦う!」
〝ミックス!! アユミアームズ!! シュシュッとキレる!! ジンバーサクラ!! ハハーッ!!〟

485nOTRcORru:2015/06/22(月) 22:30:57
>>484
第11話 その14です。

まだ、終わらない。

486名無し募集中。。。:2015/06/22(月) 22:43:49
だーさくキター!!

487nOTRcORru:2015/06/25(木) 12:02:40

現れたライダーは、陣羽織の様な鎧を身に付けていた
その姿は『鎧武』に登場したジンバーチェリーアームズに似ている

主に異なるのは、眼の色が石田のイメージカラーのロイヤルブルーでジンバーアームズの色が小田のラベンダーになっている所だろう

「行くぞ、怪物め!」
「ラウ? ラフィション オブリョジャ?」

デェムシュに向かう石武
その手には、次世代ライダーと同じソニックアローがあった

「やあっ!」

走りながらソニックアローを射る石武
放たれたエネルギーは、全てデェムシュへ向かっていく

ゲネシスコアに備わった命中補正機能が効いているのだ

「ルーム!」

エネルギーを全て受け止めるデェムシュ
ダメージは余りない様だ

「ミャジュジャファン!」

デェムシュは両手剣を構え、石武へ向かう
石武もデェムシュに向かって走って行く

「ルーム!」

デェムシュの素早い斬撃が石武を襲う
しかし、それが当たる事はなかった

「フォムファン!?」

488nOTRcORru:2015/06/25(木) 12:03:19

先程まで石武が居た場所に、その姿はなかった

「おりゃあ!」
「シャンフウ!?」

いつの間にか石武は、デェムシュの真後ろに居た
隙だらけの背中にソニックアローの斬撃が決まったのだ

「……フォムファン?」
「ウチらの力、思い知れ!」

石武が1歩踏み出したかと思えば、その姿を捉えられないくらい高速で動いた

石田の個性はキレのある動き
小田の個性は歌、つまり音だ

音が伝わる速さでキレのある動きを発揮する
これがミックス、石田と小田が1つになった石武 ジンバーサクラアームズの力だ

「亜佑美ちゃんスゲー……もう使いこなしとるったい」
「これなら勝てるかも。さゆみも行く!」
「聖も行きます!」
「い、飯窪も! 小田ちゃんをお願い!」

石武に加えて、次世代ライダーの重月・真とマシュマリカとデュークボがデェムシュに向かう
戦獄ドライバーの生玄・鞘武・ズックル・ウサート・鎧工が、後衛として援護しつつ小田を守る

6期から10期の斬撃・射撃の連続に、デェムシュは反撃すらままならない様だ

「アファビリェ……シャデェゴシュフォ!」

デェムシュはその身体を竜巻状に変化させ、上空へ逃れた

「……貴様ラ、楽シマセテクレル。白イ奴ラノ話、嘘デハナカッタカ」
「「「「「「「「「えっ!?」」」」」」」」」
「日本語を話しよった!?」
「それよりも……〝白い奴ら〟って……まさか!?」

489nOTRcORru:2015/06/25(木) 12:06:35
>>487-488
第11話 その15で終わりです。

石田さんと小田さん、チェリーとサクラ。
今年の舞台でもカブるとは思いもよらず。
ともあれ、今日の観劇を楽しみに更新。

490名無し募集中。。。:2015/06/25(木) 13:01:32
日本語しゃべった!?愛理じゃなかったのかw

今日見に行くんだ?楽しんできて。

491名無し募集中。。。:2015/07/10(金) 00:57:25
(´・ω・`) どうしちゃったのかな心配

492名無し募集中。。。:2015/08/04(火) 19:44:50
1ヶ月以上更新ないね・・・

493名無し募集中。。。:2015/09/05(土) 22:50:25
(´・ω・`) お話の続きも気になるけど作者さんの身の上が心配

494名無し募集中。。。:2015/10/10(土) 00:44:11
(´・ω・`) 続き読みたいなぁ

495名無し募集中。。。:2015/11/18(水) 03:17:18
(´;ω;`) 作者さーん

496名無し募集中。。。:2015/12/17(木) 01:11:00
(´・ω・`) もうじき'16になっちゃうね

497nOTRcORru:2015/12/31(木) 20:22:40
長期放置
誠に申し訳ございません

演劇女子部観劇後
α星へ旅立ち

帰還後
コンサート・イベントへ繰り出し

日々
'15の13人を見
考えていました

しかし
'14有っての'15なので
内容を縮小しつつ完結優先で再開いたします

書き込みし続けて頂き
ありがとうございます

未だこの場に希望をお持ちで有れば
今しばらくお時間を頂戴します

作者:nOTRcORru

498名無し募集中。。。:2016/01/01(金) 09:14:40
作者さん生存確認…無事でよかったってむしろ充実したオタ活w
充電完了後の作品楽しみにしてます

499nOTRcORru:2016/01/01(金) 18:54:59
第12話【新形態ライダー登場!】



「サア、戦イヲ続ケルゾ!」

再びデェムシュが向かって来る

「ルーム!」

デェムシュがマシュマリカに火球を放った
しかし、マシュマリカは動こうとしない

「白い奴ら……タチバナの人の事なの?」

デェムシュより語られた内容に、動揺が隠せない様だ

「聖っ!」
〝エリナスカッシュ!〟

火球がマシュマリカに当たる直前、生玄の放ったエネルギーが命中し相殺された

命中補正の無い戦獄ドライバーでこんな芸当が出来るのは、生田がゴルドル(ゴルフ・アイドル)として活躍する努力を重ねているからだろう
もしかしたら'14、さらに'15とゴルフ関連の仕事が舞い込む日が来るかもしれない

「聖、しっかりせんと! サブリーダーやろ!」

走ってマシュマリカの元へ向かう生玄

「……うん、ゴメン」
「みんなで、絶対に帰る。わかっとーと?」
「もちろん! ありがとう、えりぽん」
「お礼は帰ってからやろ?」

それぞれ武器を握り直し、デェムシュを見据える

500nOTRcORru:2016/01/01(金) 18:58:05
'16が始まりました。
今月はハロコン参戦予定です。
書ける時に書きたいと思います。

501名無し募集中。。。:2016/01/03(日) 16:10:56
復活オメ!ここまで来たら気長に待ちますよw

502nOTRcORru:2016/01/03(日) 18:47:30

それぞれ武器を握り直し、デェムシュを見据える

「あんた、タチバナの人からなんて言われとう?」
「ナンダオ前ハ? 話ス時間ガ有ルナラ、戦エ!」
「戦う理由が知りたいけんさ、教えてよ。理由がちゃんとしとったら、衣梨達も戦うけん」
「理由ナド無イ。俺ハ戦ウ相手ヲ探シテイタダケダ!」

デェムシュは竜巻状になり、生玄とマシュマリカへ向かって来た

〝エリナスカッシュ!〟

生玄が放ったドライブショットは一直線にデェムシュへ向かう
しかし、黄緑色のエネルギーは竜巻を通り過ぎてしまった

「やっぱ効かんと!」
「聖のこれなら!」
〝ロック……オン!!〟

マシュマリカが、ミズキサブリーダーロックシードをソニックアローに付け替えた

〝ミズキサブリーダー!!〟

放たれたホットピンクのエネルギーは、竜巻状のデェムシュを包み込んだ

「フォムファン!?」

竜巻状のデェムシュがホットピンクのエネルギーの中で暴れるが、外には出られ無い様だ

「フクちゃんナイス!一斉攻撃よ!」
「「「「「「「「はい!!!!!!!!」」」」」」」」

重月・真の合図で、全員が必殺技を発動させる

〝サユミリーダースカッシュ!〟
〝ミズキサブリーダースカッシュ!〟
〝エリナスカッシュ!!〟
〝リホスカッシュ!!〟
〝ミズキスパーキング!!!〟
〝ハルナサブリーダースカッシュ!〟
〝アユミスカッシュ! ジンバーサクラスカッシュ!〟
〝マサキスパーキング!!!〟
〝イチ!! ジュウ!! ヒャク!! セン!! マン!! ハルカチャージ!!〟

503nOTRcORru:2016/01/03(日) 18:49:21
>>501
ありがとうございます。
どうか気長に、お願いします。

504名無し募集中。。。:2016/01/04(月) 13:06:39
バトルが熱い!

505名無し募集中。。。:2016/01/05(火) 11:20:50
おぉ!作者さん復活してた

506名無し募集中。。。:2016/01/15(金) 03:11:20
作者さんキテタ━━━(゚∀゚ Ξ ゚∀゚)━━━!!1!11!!!!11!11

(´;ω;`) 兎に角ご無事でなによりでした
今年も嬉しいお年玉ありがとです

507nOTRcORru:2016/01/16(土) 15:41:21

エネルギー切れのカノンロックシードの代わりに、借りているミズキロックシードを使って
倒れている小田の分を、石武がジンバーアームズとして
10人の力が1つになって、一斉にデェムシュに向かって行く

「ルーム!」

10人のエネルギーはデェムシュに命中し、大爆発を起こした
辺りに爆風に乗って熱気が広がった

「よっしゃあ!」

歓喜の声を上げる鎧工
続く様に他のメンバーも喜ぶ

「……いや、まだ終わっとらん!」
「生田?」

ただ1人、声を上げず爆発点を注視していた生玄
真剣な様子に気付いた重月・真が声を掛けた

「ミョファン……アコジュジエフォエ!」

声と同時に爆発点からデェムシュが飛び出す
不意を突かれたメンバーは、一瞬反応が遅れてしまう

「先ズハ貴様ダ!」

デェムシュが向かう先には、マシュマリカが居た

508nOTRcORru:2016/01/16(土) 15:44:23
こんなに読者の方が居たとは……停滞して申し訳ありません。
残り3話。
先は長いですが少しずつ書くので、よろしくお願いします。

509名無し募集中。。。:2016/01/16(土) 18:34:43
いよいよクライマックス!気長にお待ちしてます

510nOTRcORru:2016/01/27(水) 01:34:34

「聖が狙いなの!?」
〝ロック……オフ〟

慌てたマシュマリカは、ロックシードをベルトから外す
ソニックアローに装着する直前に、デェムシュを見失った事に気付いた

「えっ、どこ?」
「聖! 上に居る!」
「遅イ!」

マシュマリカが見上げる前に、デェムシュが地面に降り立つ

「ルーム!」
「きゃあっ!」

デェムシュの体当たりを受け、マシュマリカが後方へと飛ばされた

「聖っ!」

生玄がエリナ魔砲を撃ちながら、マシュマリカを受け止める
デェムシュは上空に飛び、生玄の攻撃を避けた

「聖、大丈夫と?」
「うん。ありがと、えりぽん」

無事を確認したぽんぽんコンビ
しかし、次の瞬間

511名無し募集中。。。:2016/01/27(水) 18:14:53

「え?」

マシュマリカは変身解除した

「どうして……」
「聖、ロックシードは!?」
「え? あ、しまった!」

ミズキサブリーダーロックシードは、ソニックアローに装着されていなかった
デェムシュの体当たりを受けて、手放してしまったのだ
そして、そのロックシードは

「探シテイル物ハコレカ?」

デェムシュの手に、ミズキサブリーダーロックシードが握られていた

「あいつ、 聖のロックシードが狙いやったと!?」
「コレガ無ケレバ、オ前達ハ戦エナイ。戦エナイ奴ハ消エロ!」

デェムシュが譜久村と生玄に飛び掛る

「聖は下がっとって!」

生玄が譜久村を庇いつつ、エリナ魔砲を連射する
しかし、デェムシュには当たらない

「マトメテ消エロ!」

デェムシュが両手剣を振り下ろす

「えりぽん逃げて!」
「聖を置いて行ける訳ないやろ!」

逃げられないなら受け止めよう
そう覚悟した生玄は、エリナ魔砲を強く握り構えた
その時

512名無し募集中。。。:2016/01/30(土) 04:02:42
つづきwktk

513名無し募集中。。。:2016/03/13(日) 01:50:39
(´・ω・`) その時…

514nOTRcORru:2016/05/21(土) 18:57:25

〝ギュイーン! カノンアームズ 大鎌 ビッグマンティス!!〟

「何!?」

デェムシュと生玄達の間に、緑色の巨体が割り込む

「聖ちゃん衣梨ちゃん一旦下がって!」
「「香音ちゃん!!」」

現れたのは、カノンロックシードで変身したズックルだった

「あたしのロックシードの力、見せてやる!」

〝カマキリモード!〟

ズックルは両手の鎌で、デェムシュの両手剣を挟んだ

「ホウ、コンナ奴モ居タカ。ダガ!」

デェムシュは両手剣をズックルに向けて押し込んだ
辛うじて両手剣は離さずにいるが、ズックルの体勢は崩れ始めた

「ぐっ! 押し負けてる!?」
「大キイノハ図体ダケカ?」
「うっさいわっ!」

515名無し募集中。。。:2016/05/27(金) 00:04:34
更新来てたwktk

516nOTRcORru:2016/05/31(火) 10:21:14

体格でも圧倒出来ない

「こぉんのぉぉぉぉっ!」
「声モ大キイガナ。ダガ、ソレダケデハ
「ウチも居るよ!」

〝ソイヤッ! リホスカッシュ!〟

鞘武がリホケンダマのフレイルを、デェムシュに向けて投げた

「クダラン!」

デェムシュは、両手剣をフレイルへ向けて突き出す
フレイルと両手剣が当たる、と誰もが思ったその瞬間

「かかった!」

フレイルがふくらみ、デェムシュの手ごと両手剣を包みこむ

「ナンダト!?」
「香音ちゃん!」
「オッケー、行くよ!」

〝ヨロイモード!〟
〝ギュイーン! カノンスカッシュ!〟

ズックルが戦獄ドライバーのカッティングブレードを倒すと、右脚に緑色のエネルギーが集まった

「うぅぅぅおぉぉぉぉぉぉぉぉりやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

デェムシュ向かって、ズックル カノンアームズ ヨロイモードの巨大な脚が迫る

517名無し募集中。。。:2017/01/03(火) 00:16:55
(´・ω・`) '17になっちゃったよ

518名無し募集中。。。:2017/01/03(火) 09:45:08
3年後しか・・・

519nOTRcORru:2017/08/09(水) 21:00:11
続き読みたいかな

520名無し募集中。。。:2017/08/17(木) 05:29:54
待ってます!!!!1111!1

521nOTRcORru:2017/08/17(木) 21:56:43
「ルーム!」

緑色のエネルギーがデェムシュに直撃し、爆発が起こる

「どぉだっ!」

爆煙が晴れて見えてきたのは、無傷のデェムシュの姿だった

「「効いてない!?」」

自分達のコンビネーション攻撃が成功したと思っていた鞘武とズックル
ノーダメージの様子にショックを隠しきれない

「今度ハ俺ノ番ダ」

デェムシュは両手剣を構え、鞘武へ向かって行く

「里保ちゃん!」
「くっ!」

鞘武は慌ててフレイルを引き戻す
ズックルの攻撃が当たる直前、デェムシュから外してそのままだったのだ

「同ジ手ハ効カンゾ!」

リホケンダマのグリップをフレイルごと弾くデェムシュ

「しまった!」
「コレデ終ワ──
「里保ちゃん!」

522nOTRcORru:2017/08/17(木) 21:57:30


鞘武とデェムシュの間に、ズックルの巨大な腕が割り込む

「先ニオ前カラ始末シテヤル!」

デェムシュがズックルの腕を掴み飛び上がる

「えっ!?」

上空へ昇ったデェムシュは、ズックル振り回し地面に向かって投げる

「うそっ!?」
「終ワリダ」

デェムシュは落下するズックルに向けて、火球を放つ

「「「香音ちゃん!!!」」」

9期が叫ぶ
しかし、巨大なライダーを受け止める術は、無い

「うわぁぁぁぁっ!?」

ズックル地面に衝突するのと同時に、デェムシュの放った火球が直撃する
辺りは、これまでに無い大爆発に包まれた

「サテ、次ハ……」

デェムシュが降り立った場所は、大きなクレーターが出来ていた

その中心には

ボロボロになった戦獄ドライバーとカノンロックシードのみが遺されていた

523名無し募集中。。。:2017/08/18(金) 00:14:22
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!

524nOTRcORru:2017/08/18(金) 22:55:26
「香音……ちゃん?」

目の前で起こった事が信じられない8人
特に、鞘武は自分を庇ってくれたのだからショックは計り知れない

「オ前ノ番ダ!」

デェムシュが1番近くの鞘武へ向かう

「里保! 下がり!」

生玄がエリナ魔砲で牽制する
しかし、デェムシュは止まらない

「よくも……香音ちゃんをっ!」

生玄の言葉も聞かず、鞘武は腰から無双セイバーを抜きデェムシュ目掛けて振り下ろす

「ルーム!」

デェムシュの身体が竜巻状に変化し、無双セイバーは呆気なく空振りした
竜巻は鞘武を巻き込んで、近くのビルの屋上へ向かって行く

「この、離せ!」

必死に暴れる鞘武だが、デェムシュの竜巻からは逃れられない

「オ前モ後ヲ追エ!」
「うわぁぁぁぁっ!」

ビルの屋上から地上階へ向けて、床をぶち抜きながら落ちて行く鞘武

「里保ーっ!」

生玄の叫び声が消える前に、ビルの中から爆発音が響いた

525nOTRcORru:2017/08/19(土) 23:08:02
「そんな……」

崩れるビルから現れた竜巻が、デェムシュの姿に戻る

「次ハ誰ダ?」

両手剣を構えたデェムシュが、残ったライダー達を見回す

「……よくも」
「えりぽん?」
「香音ちゃんと里保をぉぉぉぉっ!」

生玄がエリナ魔砲をドライバーモードにして、デェムシュに殴り掛かる

「オ前デハ、相手ニナラナイ!」

デェムシュが放った火球が生玄に迫る
直撃する瞬間、横からの一撃で相殺された

「フォムファン!?」
「下がりなさい! 生田!!」

火球を止めたのは重月・真が放ったソニックアローの攻撃だった

「新世代ライダーが前に出て他は援護! 隙を見て逃げるわよ!!」
「「「はい!!!」」」

マシュマリカとデュークボと石武が、ソニックアローで狙撃しながらデェムシュへ向かって行く

「やっぱ衣梨達じゃ相手にならんっちゃん……」

生玄は、小田を抱えて下がるウサートと鎧工の所へ急ぐ

「今を凌いでも、あいつを倒さん事には……ん?」

526nOTRcORru:2017/08/25(金) 13:31:19
「そんな……」

崩れるビルから現れた竜巻が、デェムシュの姿に戻る

「次ハ誰ダ?」

両手剣を構えたデェムシュが、残ったライダー達を見回す

「……よくも」
「えりぽん?」
「香音ちゃんと里保をぉぉぉぉっ!」

生玄がエリナ魔砲をドライバーモードにして、デェムシュに殴り掛かる

「オ前デハ、相手ニナラナイ!」

デェムシュが放った火球が生玄に迫る
直撃する瞬間、横からの一撃で相殺された

「フォムファン!?」
「下がりなさい! 生田!!」

火球を止めたのは重月・真が放ったソニックアローの攻撃だった

「新世代ライダーが前に出て他は援護! 隙を見て逃げるわよ!!」
「「「はい!!!」」」

マシュマリカとデュークボと石武が、ソニックアローで狙撃しながらデェムシュへ向かって行く

「やっぱ衣梨達じゃ相手にならんっちゃん……」

生玄は、小田を抱えて下がるウサートと鎧工の所へ急ぐ

「今を凌いでも、あいつを倒さん事には……ん?」

527名無し募集中。。。:2017/08/25(金) 14:41:10
おぉっまだ続いてたのか

528nOTRcORru:2017/08/25(金) 23:59:01
「そんな……」

崩れるビルから現れた竜巻が、デェムシュの姿に戻る

「次ハ誰ダ?」

両手剣を構えたデェムシュが、残ったライダー達を見回す

「……よくも」
「えりぽん?」
「香音ちゃんと里保をぉぉぉぉっ!」

生玄がエリナ魔砲をドライバーモードにして、デェムシュに殴り掛かる

「オ前デハ、相手ニナラナイ!」

デェムシュが放った火球が生玄に迫る
直撃する瞬間、横からの一撃で相殺された

「フォムファン!?」
「下がりなさい! 生田!!」

火球を止めたのは重月・真が放ったソニックアローの攻撃だった

「新世代ライダーが前に出て他は援護! 隙を見て逃げるわよ!!」
「「「はい!!!」」」

マシュマリカとデュークボと石武が、ソニックアローで狙撃しながらデェムシュへ向かって行く

「やっぱ衣梨達じゃ相手にならんっちゃん……」

生玄は、小田を抱えて下がるウサートと鎧工の所へ急ぐ

「今を凌いでも、あいつを倒さん事には……ん?」

529名無し募集中。。。:2017/12/04(月) 16:04:34
ォャッ
本日はキットカット抹茶


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