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仮面ライダーイクタ 外伝『仮面ライダー鎧娘。'14』

1nOTRcORru:2014/06/02(月) 18:44:19
「仮面ライダーイクタ」及び「仮面ライダーイクタ MOVIE大戦2013」に触発されて外伝を書きます。

※新狼からの移転
※以前に投下した内容は一部を修正

384nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:45:53

「なっ!?」

思わず声を上げる重月
クボドンから素早く離れた

「今の衝撃は……」
「やっぱり! ハルナアームズの個性反映がわかりました!」

クボドンは意気揚々とハルナハンマーを振り回す
重月はそれを必死に避ける

「道重さん、さっきまでの勢いはどうしたんですか!」

動きは無茶苦茶だが、クボドンは着実に重月を追い込んでいた

「このハンマーがそんなに怖いですか!?」

避け続けた重月だが、ついに背中を倉庫の壁に触れさせてしまう

「さっきの、当たった衝撃だけじゃなかった……小田のと似てるけど違う」
「そうです! これが……」
〝ハルナスカッシュ!〟

クボドンは、ハニー色のエネルギーを纏ったハルナハンマーを重月に向けて振り下ろす
重月をサユミラーを掲げ受け止めた

「うあっ!」

周囲に高音が響いた
その直後

重月が背にしていた壁は、ボロボロに崩れていった

385nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:47:27

「さゆみから伝わった間接的な衝撃で!?」

サユミラーでハルナハンマーを押し返す重月
クボドンはひとまず距離をとった

「私の変身音は〝ベリー ハイ トーン!!〟です。つまり高音……その音が金属をもろくするんです!」
「一応は装着者の安全は守ってくれるみたいだけど……正直、受け止めて良い気分じゃないわ」

重月は無双セイバーでクボドンを狙う
しかし、今のクボドンは先程までとは違う

「これ位、頑張って避ければいい! 当たっても我慢すれば良い! 私は、つんくさんに認めてもらった声が、高音が反映されて嬉しいんです! これからは自信を持って戦います!」

独特な動きではあるが、銃弾を避けるクボドン
幾つか命中しても、怯むことなく重月に向かって行く

「譜久村さんの仇、小田ちゃんの仇、飯窪が討ちます!」
「……自信を持つ事は良い事よ。仲間を思う事も良い事よ。モーニング娘。のメンバーならそうでなくちゃ」

重月は無双セイバーとサユミラーを構える

「だけど、このバトルだけは駄目なの」
〝サユミオーレ!!〟

386nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:48:36

ピンク色のエネルギーが無双セイバーとサユミラーを包む

「はあっ!」

武器を横に振り、クボドンに向けてエネルギーを飛ばす重月
エネルギーがクボドンに迫る

「……カニ!」

クボドンは上半身を曲げてエネルギーを躱しつつ、重月の前に潜り込んだ

その様は、或る芸人のモノマネの様だ
今は2014年の4月だが、いずれどこかで披露してくれるかもしれない

「もらいましたよ! 道重さん!」

カッティングブレードに手を伸ばすクボドン

「……勝負に勝つ必要はないのよ、飯窪」

重月は無双セイバーとサユミラーを手放し、クボドンのお腹に手を伸ばした

〝ロックオフ〟
「え?」

クボドンが倒したカッティングブレードは、空を斬った
重月がハルナロックシードを取り外したのだ

「飯窪、失格よ」

クボドンは変身解除し、飯窪の姿に戻った

387nOTRcORru:2014/11/26(水) 12:49:25

「そ、そんな……」

膝を折る飯窪
その表情は、失望感を如実に表していた

「飯窪さん!」

飯窪の元へ小田が駆け寄る

「小田ちゃん、ゴメンね……仇、打てなかった……」

顔を俯けて地面に雫を垂らす飯窪
そんな飯窪を、小田は優しく抱きし締めた

「素敵でしたよ。負けてもカッコ良かったです、先輩!」
「ありがとう……」

涙を止める事なく、小田の背中に腕を回す飯窪

その2人を見る重月

「……こんなバトルでも、真剣に挑んでるのね」

1人呟いた重月は、2人に背を向けて去って行った




第9話【先輩ライダー迎撃大作戦!】


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