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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】

85ジョシュア ◆4J0Z/LKX/o:2018/09/23(日) 22:41:39 ID:???
>>84
「あ、このガキ俺が貰うわ」

笑顔を絶やさぬまま、さっと両肩を持ってかっぱらったのは士官めいた口上の生意気なガキ(シツレイ!)だ。
名家の出で、士官学校出身、キャリア組。こういったタイプ程後々折れやすい。ジョシュアの同僚にもいた。
まだ若いうちからボコボコにしておくのが新人の為でもあるし、何より思いあがった新人は危険だ。

「スーパーバイザーのジョシュア・アーリントンだ」
「お前の名前は興味無い。歳も、家柄も、士官学校の成績についてもだ」

「ここで俺が知りたいのはお前がどれだけ腕が立つかってコトだけだ」
「つまり……銃で、剣で、それもなけりゃ拳で。どれだけ生き残れるかってな」

候補生の生意気なデコを指先で小突きつつ、いざロングトラックでは先頭に立って進むだろう。
こういった場所でのジョシュアは強い。元が戦争やの国に生まれ、能力者相手に立ち回り、宇宙人とも銃を交えた。
様々な戦場での長年の経験が生きる訳だ。

「指示は俺が出す。お前はただ走り、動き、着いてくるだけでいい」
「簡単なコトだろ?」

なんとも癪に障るセリフだが、本心からではないことは見え透いているだろうか。
豪華な装備、高圧的な態度。ジョシュアは候補生の心を一度折ろうとしているのだ。
全てにおいて他人よりも劣っている。後々嫌でも味わう環境を恣意的に再現する事で。


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