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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】

25ソーマタージ ◆.zilz3o6.U:2018/09/17(月) 00:01:12 ID:???
>>22
「スパアマ持ちかよ。ナーフされちまえ」
CLICKCLICK!弾切れだ。牽制はさほど効果なし。
刀を納めようとした手が一瞬止まる。チラリと見えた素肌が乾いた大地の様に乾燥し、崩壊しかかっている。

「オマケに毒持ち……。とんだクソバランスだ」


「舐めるなよッ!」
しかし、戦意は途切れない。殺意は止まらない。
熱くなる躰に本能が従う。バックステップで尚も距離を取り、ピンと伸ばした指先を腹部に宛がい──────。

「ッツアアアアアアアアアッ!!!」
躊躇い無く死地にて割腹!ピ、と線が走った次の瞬間には夥しい量の白い血が撒き散らされ、膝を付く!
すわ発狂か?否、鮮血に染まった指は、固く握りしめられた拳を形作る!抵抗の印を!

「グアアアアッ!」
咆哮と地に濡れた大地へ共に紫電渦巻く拳を叩き込む。それだけで、攻撃は電光石火の速さで行われる。
電気信号を受け取った血が瞬く間に寄り集まり、捩じれ、禍々しくいきり立つ。何本も、何本も──────。

それは攻撃と妨害を組み合わせた『杭』だ。大地から伸びた血の杭は零れ続けるソーマタージの血を吸い、その強度と太さを増していく。
大小様々なサイズだが、その量は過剰なまでに多い。迂闊に踏み込めば足だけでなく全身を貫き、その場に縫い止めんとするだろう。

「奥の手その一使わせやがって……! とっとと…壊して逃げるぞ…!」
口の端から血を垂らして立ち上がる。人相手を想定したもの、ディーモンの軍団相手では長時間の足止めすら怪しい。
目標を破壊し、即座に離脱する。動けるうちに。それがソーマタージの出した勝算だ。
「ドゥームスレイヤーでも越境してこねーかな」


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