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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】
107
:
ジョシュア
◆4J0Z/LKX/o
:2018/09/24(月) 01:03:39 ID:???
>>106
「よォし、行け!行け!」
ジョシュアと二人の候補生の制圧射撃で砲撃が止み、その隙に乗じた狙撃が弾薬を誘爆させる。
バチバチとネズミ花火の如く連続する爆発音、あちこちに乱射される弾薬は跳弾を繰り返し大火事に発展する。
死人こそ出さなかったものの、彼の魔弾が大惨事を引き起こしたのは紛れもない事実。
言質も取っているし大問題にこそ発展しないとは思うが、もう二度とお声が掛かる事はないだろう。
「ハハ、ケツに火を点けてやったな!」
「ナイスワークだ新人、このままEVACまで………」
「駆け抜け……ましょう」
銃を降ろし立ち上がるジョシュア。振り返って二人の士官候補生に全身を促す。
本当はあまりしたくないが、しっかりした働きにはご褒美の甘い言葉も交えて。
しかしエリートたる彼女の曝した金糸と不遜な顔立ちは、ジョシュアを凍り付かせるには十分たるもので。
自然と語気が強まり、本能的にジョシュアは彼女に対して敬語で語り掛ける。
「ラ………」
(おっと、俺達だけの秘密………だよな)
「未来のロード・コミッサール殿!」
「……またな」
そのまま呆然としているジョシュアを尻目に、勝手に指揮棒を奪ってチームを纏め始めた彼女の後ろ姿。
ジョシュアはその名前を呼びかけて、彼女の約束を思い出したように口を閉ざして。
軽く別れを告げると、そのまま陣地までゆっくりと。その足取りを追うように草を踏み分けていった。
遠い記憶の、忘れ去られていた若い断片。
/お疲れさまでしたん!
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