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何を書いても構いませんのでpart14@ほのぼの絵にっき

885なーなしさん!:2023/04/23(日) 08:10:25
続き
彼女は親友から妻になった。愛してる、と普段から言う文化が日本にはないせいで、今までしてきた彼女とのラブラブイチャイチャなやり取りが海外の親友同士なら普通なんだな、と思っていたら、それで本気になってしまったそうだ。ハッキリ告白されて、私は一も二もなくOKした。幸せで舞い上がりそうだった。けれど……
私には、男性の婚約者がいる。そのことは彼女に何度か話していたし、彼女から詳しく聞かれたこともあった。しかしその日はその話をすることはできなかった。婚約者は私の性指向を知っていて、百合ならOKむしろ眼福、とまで言ってくれていたのだけれど、彼女が彼の存在に対してどう思っているのか私は知らない。目の前が真っ白になってチカチカするような幸福感と表裏一体に、心を内側から削り取っていくような罪悪感に苛まされた。そして、もし彼女が本気なら、婚約者に話をして別れよう、と覚悟を決めた。それほどまでに、私は彼女に本気だった。そして、彼女に私と同じ苦しみを味わわせたくなかったのだ。恋した人と、絶対に一緒にはなれないという絶望を。
だから、次の日もう一度彼女に話した。婚約者がいること、彼は私達の関係に寛容なこと、でもあなたが彼の存在をどう思っているのか知りたいことを。返事が来るまでの数分間、緊張した私の心臓がどこかへ行ってしまったようだった。スマホの画面だけが色づいて、灰色の景色の中に取り残されたように感じた。彼女の返事を要約すると、こうだった。
「ああ、私は知っていますし気にしません。あなたの将来のためだから。私はあなたに本気だけれど、ちゃんと区別はついてるよ」
だから私は今、十年間両片想いした男性の婚約者がいて、近いうちにリモート結婚式を挙げる予定の妻を持っています。
正直に言って、自分の人生がこんな恋愛漫画みたいな展開になるとは思ってなかった。いまだに罪悪感が取り残されてて死にそうです。助けて。幸せ。




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