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【AC6】コーラルで狂ったあと 投稿者:ビジター拓也
99
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2023/11/01(水) 21:10:26 ID:a2Ly/C32
「ご友人!サプライズをさせてくれないのですか!?」
ハメられなかった!ブルートゥの不意打ちは621に看破され、気付かれた時にはグレネードを撃ち込まれていたんだ。流石だぜ!でもオレは戦闘モードになれないから621とブルートゥの二人プレイを見ていることしかできない。621のことだからほっといても勝てるけどさ。なんて安心してると「久しぶりだね、ブルートゥ」ってカーラの方から相手に直に通信を入れてくる。
「カーラ…やはり貴女も、焦がれていてくれたのですね」
「貴女はいつも、私に新しい出会いをくれる…素敵だ…」
621に炎吹きかけて牽制しながら、通信相手のCOM系ボイスがねっとり口調でカーラを挑発。こいつはキザな語りで本心を分からなくしてくるプロ級策士だ。カーラもカーラで「ビジターには、あんたを黙らせてやろうと思っていたが、それよりもっと良いことを思いついてね」ってウリ言葉に買い言葉で火花をバチバチ散らせてる。掴みどころがないウリ客には拓也も入っていきづらいぜ。思わせぶりなカーラの話には食いついてきたけどね。
「もっと良いことですか?それは素晴らしい…私も楽しみです」
「ご友人と踊るのも楽しいのですが、貴女からの贈り物も気になります…悩ましい…」
「ふん、そうかい。じゃあくれてやるよ!」
カーラが勝ち誇ったみたいな声を上げると、ブルートゥのACガタイがピタっと止まる。
621も動きを止めて戦闘中止。「これは…」ってブルートゥの呟きに、カーラが作戦の種明かし。
「前もってビジターの作戦ログを確認させてもらったが、途中でとんでもないモノを見つけてね……ビジターは自分の脳の記録は消したようだが、端末に残った記録は消し忘れてた」
「ブルートゥ…あんたほどおぞましい男はいないと思っていたが、とんだ間違いだったってわけさ」
「せいぜい味わいな!ビルダー拓也のマジ狂いのダンスだよ!」
やられたぜ!オレが621とスウィンバーンに提供したストリップを横取りしたな!
「うわーっ!?」「レイヴン、これはまさかっ…!?」マネージャーもエアも困惑するけどカーラにはそんなのどうでも良いみたい。初めからハッキングテクを駆使して、オレがアワビに指を突っ込んでよがりまくってる映像を、ブルートゥの脳ミソに直接ぶっ込み犯しまくる作戦だったんだ。
「こっ、この贈り物はなんですか!?なんということだ…不思議なステップです…どう踊れば良いのでしょう…」
作戦は上手くいってブルートゥは混乱してるみたいで棒立ち。でもおぞましい呼ばわりされて、イジメに遭っていた少年時代を思い出す。マジ傷つくぜ!「今のうちだよビジターズ!秘密道具を回収しな!」って指示されるけど、おぞましい呼ばわりされた動揺でカタクヤフトの操作が遅れる。621はレールキャノンの固定具を壊しに入ってる。倉庫の外にはデカい輸送ヘリも2機も飛んでて、オレの準備を待っていた。
「遅いよビルダー!追加の輸送機もそっちによこしてるんだ。通常モードのカタクヤフトと輸送ヘリ2機で、その子もラクに運べるはずだ。移動中に話しただろ?聞いてないとは言わせないよ」
「う、ウッス!すみません!」
クライアントからの指示に拓也もテンション切り替えて、デカレールキャノンの真下にようやく到着。621が固定具を完全破壊すると、強靭なカタクヤフトガタイにレールキャノンがのしかかり、騎乗位の体勢でACSに負荷を掛けてくる。「おおーっ!おっ!重いっす!」「我慢しな!ビルダーを名乗ってるんだ。それぐらいの力仕事はやってもらわないとね」そんなこと言われてもゴトゴトとした縦揺れのスゲー振動に雄膣揺すられて、ついつい喘ぎ声を上げて感じまくり、操縦どこじゃ無くなっていくオレ。621はというと2つの輸送機からフックを引っ張ってきてレールキャノンに固定する。このままオレが輸送機の近くに走っていけばこの激しすぎる振動も終わるぜ!と油断したのがマズかった!
「なるほど…分かってきましたよご友人…!」
「スロー…スロー…クイッククイックスロー…」
「スロー…スロー♡…クイッククイックスロー♡…!」
「激しいステップです!ご友人!私も踊れるようになりました!ご一緒しましょう!」
「スロー!スゲー!ウッスウッスおううぅす!スゲー!スゲー!あーっ!おううぅす!おーっ!うーっす!」
ヤバいぜ!ウマいぜ!コイツはこの短時間で拓也の取り扱い説明書を読破して、激エロのモロホストに完全に順応したんだ!止まっていたブルートゥのACガタイが動きだし、621みてーな力強い攻めを展開。攻撃できないオレのガタイを駆け上がって輸送ヘリに蹴りを喰らわそうとするも、621が間に入って背中にキックをお見舞いされる。「効いていない!?」「そんな、あれを見せられて動けるはずが…!」マネージャーとエアもすっかり雛壇芸人みてーになってるぜ。
「ブルートゥ!」
「カーラ…貴女の贈り物で、私も激エロのモロホストになれました」
「不埒だ…ガタイが痙攣硬直するほどの激エロダンス…この芸術を共に楽しみ…たの…芸術品にしたんだよ!」
激昂するカーラに向かって、ブルートゥのACはギンカメラアイで挑発。621のダブルショットを掻い潜って、チェーンソー型の振動しまくりな巨大な凶器を振り込んで、621のACガタイに深い傷をぶっ込む。強いぜ!コイツは自分のペースに相手を引き込むのが上手いプロ級サイコだ!
「ビジター!離陸の準備ができた!引き上げるよ!」
621が押され始めたタイミングで輸送機2機が浮き上がったから、オレもアクセル踏んでカタクヤフトを上昇させる。デカレールキャノンも浮き上がって、上に傷だらけの621が着地する。そのまま飛んでいくオレ達にブルートゥがアサルトブーストで突撃してくる。そこに621のソングバードが炸裂した!
「おお!」
マネージャーの驚嘆声が上がり、621は両手のショットガンも撃ち込んでブルートゥに命中させて、それでも止まらないアイツにオマケのアサルトアーマーを浴びせかける!さすがに応えたみたいでブルートゥにはスタッグが入り、621のキックがキマる。派手に弾き飛ばされたアイツとの距離は離れていって、ブルートゥが遠くに小さくなっていく。
「ああカーラ…行ってしまうのですね…残念だ…」
「悪いねブルートゥ。あんたを殺すことよりも、よっぽど面白いヤツと出会っちまってね」
「もうお払い箱なんだ。やりたいようにやってりゃ良いさ」
捨てセリフを吐いたカーラの通信に、端末のキーを押す音がカチッと入ると、周りの建物の明かりが一気にダウン。「ああそうだ、ビルダーウイルスを流すついでに、あんたのとこのサーバーを取引先ごと全部焼いておいた。盗んだ金と技術も、これでめでたくお亡くなりってわけだ。悪いね」薄暗くなった倉庫のスピーカーからカーラの挑発が流れるけど、ブルートゥのACは長く飛べないやつらしく、追ってきたりはしなかった。
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