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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】
94
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2022/12/31(土) 11:52:13 ID:y8126aAk
ブライヴ「…しかし、驚いたぞラーヤ。あの姿は、蛇の王となったライカードに似たのか?」
ミリセント「待てブライヴ。ラーヤは蛇の姿を気にしているんだ。そう明け透けに聞かないでくれないか」
ラーヤ「英雄様、私は気にしてはいません。…ただ、蛇の姿を目にすれば、誰も話を聞いてはくれないと思い、まことの姿を隠していたにすぎません」
ラーヤ「私は、偉大な王の恩寵を受け、生まれたのです。だからこそ蛇の姿は、母の喜びであり、私の誇りなのです」
ラーヤ「ただ…人の姿のまま、衆目に裸を晒すのは、恥ずかしいことだとも母から教わりました。なのでその…ブライヴ様と拓也様に裸を見られてしまい、その…」
ミリセント「はぁ…ブライヴ、拓也、もうしないと約束してくれ。恥ずかしがっているんだからな」
ブライヴ「わかったよ」
拓也「ウッス!」
ラーヤ「あ、動かないでください、包帯がずれます」
ズレた包帯を戻すために、ラーヤは包帯を少し戻してまた巻き直す。前より少しだけ締め付けがキツくなり、傷薬が傷に染み込んでたまらず「おうぅーっす」と雄鳴きをすると、ブライヴに「前から思っていたが、その妙な掛け声はなんなんだ?」と言われる。雄鳴きだと答えると「じゃあ雌鳴きもあるのか?」だって。やっぱりコイツはオレのこと狙ってるぜ。そんなに拓也を雌にしたいんだな。良いぜ!オレはいつでも歓迎だぜ!
ギデオン「ほう、やはりライカードの眷族だったのかね」
なんて拓也が妄想に耽ろうとしたところを、ネフェリ虐待おじさんの登場。場の空気が一気にシラケて、次の瞬間には針の山みたいに刺々しくなり、円卓の隅に座ってたトープスが本を抱えて急ぎ足で退散していく。なんなんだよ、人が気持ちよくなろうとしてた時に水を差すなよな!
ミリセント「…何か、私たちに用でもあるのか?」
ギデオン「君自身には無い。だがそこの蛇人と、君たちの行い自体に、いささか興味があるのでね」
ブライヴ「ならば興味を抱くだけにしておけ。お前の蒐集に付き合うつもりは無い」
いきなり現れたギデオンにブライヴとミリセントがギン眼を向ける。ミリセントはローデリカに「人を憎む気持ちが無い」みたいなこと言われてたけど、憎みはしなくても怒りを覚えるくらいは、ギデオンが情け容赦無さすぎるってことなのかな?
ギデオン「ラーヤ、君は真に、ライカードの恩寵の申し子なのかね?」
ラーヤ「…ええ、タニス様からは、そう聞いています。そのことについて何か、貴方に不都合があるのですか?」
ギデオン「ふむ。そうか…まぁいい」
ギデオン「では、なにゆえに誇るべき父が、大ルーンを所有するデミゴッド、破片の君主であることを皆に伝えないのかね?破砕戦争については、ミリセントはマレニアに関わるものしか知らず、拓也は破砕戦争についてはほとんど何も知らぬと言うのに。マネージャーについても然りだ。デミゴッドの人数も、名も、私は全ては教えておらぬのだからな」
ギデオンの真っ暗な兜の奥から、またとんでもない事実が告げられる。ミリセントは両目を見開いてラーヤに顔を向けて、それはオレも同じだったぜ。ラーヤは辛そうにミリセントから顔を背ける。でもブライヴは冷静で何事も無かったみたいな態度でいる。拓也の頭の中によくねー妄想が浮かんできて咄嗟にそれを掻き消し、ネフェリがゴドリックを殺さなかったことを思い出す。そしてギデオンに何を言われても、きっとラーヤのお父さんと戦わなくてもいい道があるって信じ続けるために、オレはギデオンがこれから言うことを何があっても無視することに決めたぜ。
ミリセントはラーヤからギデオンに視線を戻す。
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