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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】
284
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2023/02/13(月) 00:40:59 ID:u5QkRMTY
オレ達を待っていたかのようにバトル 投稿者:ビルダー拓也
修復ルーンを発見したマネージャーはまだまだ念入りに携帯の資料をチェック。金仮面卿が死んじゃったのは悲しいけど、とんでもない置き土産をしていったアイツは最後までオレ達の想像の上を行っていた。ギデオンが持ってるのは死の修復ルーンの欠片だけだから、金仮面卿が作った無傷の修復ルーンを持ってるオレ達の方が有利になったぜ。
ブライヴ「儀式も、力も用いぬままで、金仮面は修復ルーンを……いや、これは本物なのか?」
マネージャー「恐らく本物です。ギデオンも、通常の遺体のルーンはただ消費されるものとして資料にまとめていますが、修復ルーンはそれらとは別枠の資料にまとめています」
マネージャー「私はその別枠の資料の中に、円卓の騎士達がかつて見出しながらも、様々な理由で手放していったとされる、数多の特別なルーンの絵も見たことがあります。目の前にあるこのルーンは、その絵ととても良く似ているんです」
マネージャー「これほど形が整ってはいませんでしたし、強い輝きを放ってもいませんでしたけど…」
マレニア「なんというお方だ…女王マリカでさえも、修復ルーンを見出すためにゴッドウィンを犠牲にしたというのに…」
マレニア「彼はまさに、古今に比類なき大学者だったのだな…」
世界を救う英雄の誕生に、マレニアとブライヴもかしこまって礼をする。ギデオンの資料には金仮面卿のルーンは載ってないかもしれないけど、エルデの義務教育には確実に金仮面卿の名前が載ったぜ。「ディアロスさん、これがあの修復ルーンであるのなら、金仮面卿は自殺したわけではないのかもしれません」マネージャーからもフォローが入って、ディアロスもハッとする。
ディアロス「…そっ、そうなのか?」
マネージャー「修復ルーンは、祝福を受けた人が探求の末に、自分の中に見出すものです。私は探求者が修復ルーンを発見するものとばかり思っていましたけれど……この様子を見る限りでは、探求者は修復ルーンを見つけるのではなく、自分のルーンを修復ルーンそのものに変化させるのかもしれません」
ディアロス「ということは…金仮面卿の命は、修復ルーンに変じたのか?」
マネージャー「ただの仮説ですけどね」
マネージャーもよくこれだけ口が回るよな。オレは見ての通りの肉体派だから、こんなにそれっぽい出まかせなんて言えない。それとも本当にそういう仮説を考えてたのかもね。マネージャーからのフォローでディアロスも気が楽になったけど、今度はコリンがおかしくなって笑い始めるからマジで不気味。
コリン「はは、ははは…修復ルーン?なにを言っているのです?」
マネージャー「どうしましたか?」
コリン「それはただの、先生の誇大妄想の産物にすぎません。それは律を神の手から奪い、大いなる意志さえも届かない空虚な力に変える、忌むべきルーンです。そんなもので黄金律の、何を癒すというのです?」
コリン「やめなさい。すでに探求した完全も、あのように燃えているのです。先生は傲慢な思想に耽溺し、黄金律の完全性を否定せんとした、信仰破綻者だったのですよ」
そう言って燃える黄金樹を指差してヘラヘラしてるけど、コイツがサラッと言った事にオレのガタイがビクッと反応して乳首分析が自動で立ち上がる。ちょっと前にラニが中止にした計画の中身と、金仮面卿のルーンのスペックに似てるところがあってマジヤバ!そこでマレニアからの質問タイム。
マレニア「コリン。黄金律は、確かに貴公の望む完全であったろう」
マレニア「しかし、その完全性の最たる者が私であり、デミゴッドであり、女王マリカなのだ」
マレニア「コリン。貴公は欠け身の神人たる私を、完全な者と思うのか?」
宗教の教祖の娘が信者を否定しちゃって、宗教戦争の始まりだぜ!仕方ないところもあるけど、もうすぐ旅が終わるって時に揉め事はよしてくれよな。って思ったけど、マレニアの語り口は静かだった。
コリン「わかりませんよ…私に完全性が見えるのであれば、先生に導きを求めることもありません…」
コリン「筆記者である私には、もはや何もないのですよ。信じるべき師は偽り者で、黄金樹は今、燃えています。私のあらゆる道程は無に帰したのです…」
マレニア「ならば黄金律が残したものを、信じればよい。黄金樹は燃えても、貴公には多くの物が残ったろう」
マレニア「その命も、その信仰も、その祈祷も、全ては黄金律が貴公に与えたものだ。貴公が筆記者と言うのなら、かつてあった黄金律と、金仮面卿との旅を、全て記して後の世に伝えることだ」
マレニア「貴公がそうしてくれることを、私は願う」
コリンはしばらく黙ってから、鼻で落胆のため息ついてオレ達から去っていく。さよならを言う元気まで無くなってて「彼は大丈夫なんですかね…」ってマネージャーも心配してる。でもドン底から立ち直った経験が豊富なプロ級マレニアは前向きで、「彼が黄金律を忘れぬ限り、黄金律の申し子たる私の言葉も、忘れずにいてくれるはずだ。たとえ私が、完全ではなくとも」ってコリンに期待を込める。コリンはとぼとぼ歩いていって、そのまま灰まみれの街を遠ざかっていった。
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