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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】

261名前なんか必要ねぇんだよ!:2023/02/12(日) 12:28:45 ID:cI0CeQ5Q


【フィスト貫通】


圧倒的なバワーで黄金樹を炎で包み終わって、ラダーンが雪原にゆっくり降りてくる。
「やっぱりデカい!」オレからの賞賛の言葉にもラダーンは動じることもなくて、代わりに痩せ馬くんが頭を上下に振って喜ぶ。「まさかこんな手があるなんて、私は思いもしませんでしたよ…」って半笑いのマネージャーに、ブライヴも

ブライヴ「ああ、俺もはじめは拓也の正気を疑ったが…」

ブライヴ「いや、本当に狂っているかもしれんが、確かにこの手しか無いとも思えてな」

って、ラダーンの肩から飛び降りて応える。ことあるごとにオレをバカ扱いするなよな!これでも大学はちゃんと出てるんだぜ!世界救ってやらねーぞ!メリナは燃える黄金樹を見ながら何やら考え中で、マレニアはラダーンを見上げて、ラダーンの極太の人差し指に両手を添える。

マレニア「ラダーン…まさか、貴公が来てくれるとは…」

マレニア「…ありがとう…また貴公に、借りが出来てしまった」

マレニアからの潤んだ瞳の熱視線にも、ラダーンは澄んだ瞳だけを返して静かに頷く。マレニアはラダーンに対して思うことがありすぎるけど、ラダーンはまるで「相手の心の傷には触れないのがエチケット」って感じでいてくれる。それとも自分が激つよのモロ英雄だから矜持がチョー強いのかな。

マネージャー「ラダーンさん、いえ、ラダーン将軍。私からも深く感謝を申し上げます。将軍のご活躍により、私たちも活路を見出せました」

ラダーンに深々と礼をしてから、マネージャーはオレ達に向き直る。「これで黄金樹の入り口は通れるようになったはずです。今すぐに王都に向かいましょう」って言ったところで、メリナから待ったが入って話が中断。

メリナ「いえ、まだ黄金樹には入れない」

マネージャー「なぜです?黄金樹の棘はこれで焼かれたはずですが」

メリナ「黄金樹には、たしかに滅びの火が灯った」

メリナ「でもそれだけでは、黄金樹に死をもたらすことはできない」

メリナ「死のルーンが、もたらされていないから」

ここで拓也の思考は再びショート!死の修復ルーンはギデオンに持ってかれたし、それで死のルーンとか言われても、オレは死のルーンと死の修復ルーンの違いが分からなくてマジ頭おかしくなり、乳首を再び弄り回してガタイ考察を始めるも不発。マネージャーもこのことが気になったみたいで、メリナに質問を飛ばすと、メリナの代わりにブライヴが答えた。

ブライヴ「死のルーンは、黄金律から除かれた死の理だ」

ブライヴ「そして死の修復ルーンは、女王マリカが求めた、律に回帰する死を指す」

ブライヴ「律から除かれた死は、二度と律には戻らんが、律に回帰するために生じた死は、律に戻り得るのさ」

ブライヴからの説明でなんとなく理解できた感じがして、オレの思考回路も元の激エロぶりを取り戻す。ものを噛み砕いて分かりやすく説明できるブライヴって、学校の先生になれるかも。「ということはつまり、律に戻らない死のルーンを入手して、その死で更に黄金樹を攻撃する必要があるというわけですね?」マネージャーからのこの問いにはメリナが答える。

メリナ「そうよ。…でも、それも難しくなってしまったわ」

メリナ「拓也が、巫女の犠牲を阻んでしまった。火の幻視を宿す私が、窯の種火にならなければならなかったのに」

マネージャー「え?あの、何の話をしてるんですか?」

またメリナがわけわかんねーこと言い出したと思ったら、すぐに「私の魂を火の窯に焚べていれば、贄は正しく捧げられて、あなた達は死のルーンへの導きを得られたのに…」とか心底残念そうに言ってくるから、「生贄とか聞いてねーよ!ラダーン呼んどいてよかったぜ!」ってオレが抗議すると同時に、マネージャーとマレニアからもメリナに厳重注意が飛ぶ。「そんなことさせられませんよ!やめてください!」「軽々しく己を投げ打ったところで、貴公の周りの者が苦しむだけだ。貴公もそれを、充分に知り得ているはず」でも二人の注意にもメリナは不服そうだった。ガキってこういう時に頑固だぜ!

マネージャー「とにかく、生贄なんて絶対ダメです!大義のためなら何をしたって許されるんだろうとか、そういうことを考えだしてもロクな事にはならないです」

メリナ「でも貴方達は、死のルーンの導きを得られていない。死が置かれし場所、ファルム・アズラに、導かれていない」

マネージャー「待ってください、今ファルム・アズラって言いました?」

メリナ「ええ」

また聞いたことの無い単語が出てきて、マネージャーになんすかそれって聞く。「大昔に隕石によって破壊された古代遺跡です。かつては獣人たちや竜たちが住んでいたようですが、今はもう存在しない場所のはずです」って知識が提供される。もう存在しない場所に行くなら、マジでデロリアンでも無いと無理じゃん。もしかしてそこに行くためにメリナが犠牲になろうとしたのかな?でもなんでそうなってんの?なんて考えながら小さな気付きを発見。「獣人が住んでたってことならさ、ブライヴに聞けば良いんじゃねーの?」って提案するも、ブライヴ本人に「知らんぞ、そんなもの」って呆気なく流される。

メリナ「ファルム・アズラは、消えてはいない。壊れゆく時の中、その狭間に、今も浮かんでいる」

メリナ「その地を故郷とする獣、黒き剣のマリケスが、死のルーンを持っている」

メリナ「けれど、ファルム・アズラにはもう行けない。崩壊を阻む時のひずみが、運命が、貴方達を拒む」

メリナ「なにか別の手があればいいけれど…」

マネージャー「別の手って……」


マネージャーが途方に暮れかけたところで、手が差し伸べられる。
差し出したのはラダーンだ。


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