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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】
19
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2022/12/19(月) 18:49:31 ID:h6sxUnPA
「ハッハッハーハハハハ!」
化け物は空に火柱を噴き上げるドラゴンの首を、地面と水平にするようにして振り回して、炎であたりを薙ぎ払う。そこら辺にあった墓石は全部燃やされて、竜の死体も炎に包まれた。隅っこの墓石に隠れてた拓也は、炎が巻き上げた一酸化炭素をモロに吸って意識が飛びそうになっているのを必死に堪える。
こんな火の海地獄の状況じゃネフェリはもう死んじゃってるんだろうなとか、俺もすぐに燃やされてネフェリの後を追うんだろうなとか、拓也は消えていく意識の中で考えたけど、酸欠が酷くなって眠気が襲ってくる頃には、まぁそれもいいかって思ってた。
そして黒い煙と真っ赤な炎が辺りを包み、そこに化け物だけが立っている地獄の景色に、力強いシルエットが立ち上がる。
拓也「うぉ…すっげ…」
炎の海から現れたネフェリは、両手の斧に雷を帯びて、化け物に向かって歩いていく。
そのキマりまくりな景色を頼もしく思えて、拓也の意識は消失した。
ゴストーク「おい、おい」
聞き覚えがある声と一緒に、オレはガタイを殴られてるような感覚で目を覚ました。
その瞬間にものすごい息苦しさと嘔吐感が襲ってきて、起き上がったと同時にゲロを吐く。
見渡してみると、城門の辺りで出会ったハゲが拓也を見下ろしてて、あたり一面焼けまくりで俺も煤にまみれまくり。
ゴストーク「クヒッ、見ろよあれを。面白いことが起きてるぜ。ざまぁないぜまったく…」
門番のハゲが指差した方向を見てみると、そこには焼け野原になった広場があった。その真ん中に立つのゎ、あのネフェリ・ルー。ネフェリの前で片膝をついた化け物の腕からは、ドラゴンの頭が無くなっていた。
ゴドリック「はぁ、はぁ、何故勝てぬ…」
ゴドリック「きっと接ぎ枝が足りぬのだ…無能な兵どもには、枝集めなど任せておけぬわ…」
ネフェリ「枝がどうであろうと、幹が腐っていれば枝も腐る。ゴドリック、お前の敗因は腐った幹であり続けたこと」
ネフェリ「せめてもの情けだ。最期に、負け惜しみぐらいは聞いてやる」
いかにも真面目でプライドが高そうな感じなのがネフェリだけど、こういう真面目さは勘弁してくれよ!そんなヤツさっさと倒してくれよって拓也が一人焦っていると、ゴドリックの嫌みが始まった。
ゴドリック「褪せた痴れ者め…お主の従者、拓也とか申したか…」
ゴドリック「あのような、女々しく逃げ回るだけの卑小な凡愚に、担がれておるお主に…何が分かる」
化け物に凡愚呼ばわりされたけど、こんな世界で活躍できるヤツの方がむしろおかしいんだよな(笑)
次の春こそ、センパイと岩手の猊鼻渓に行くって約束をしようとか考えたこともあるけど、夢のまた夢。そもそもデミゴッドどころか兵士の一人も倒せない拓也が家に帰れるわけないし、もう終わりなりね。拓也が全てを諦めてネムネムの顔で鬱になってると、ネフェリが上の口を開いた。
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