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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】

172名前なんか必要ねぇんだよ!:2023/01/16(月) 18:41:54 ID:aUmnn46k

橋を渡った先には小さな教会みたいな場所があって、そこに入るといくつか椅子が並べられてて、祭壇みたいな台の前には祝福が光ってるんで、ミリセントはそれを灯した。

マネージャー「都市に入った者は、すぐにここで何らかの洗礼を浴びていたようですね。エブレフェールに入ってきた者に、ミケラの庇護下に入ったことを教えるためでしょうか」

ネフェリ「あるいは、都を出る兵たちに、加護を与えるためのものか」

祝福が使えるようになったことを確認すると、オレ達は教会から出て街に入る。そしたら聖樹に沿って作られた一本道の両脇に、聖樹を護ってたらしい兵士達が整列してて、奥から今まで見た腐女子系騎士の中で、一番状態が良い高身長片目腐敗系イケメン女騎士が兜を脇に抱えて歩いてくる。女騎士はミリセントの前で跪いて頭を垂れてくるから、ミリセントは「大丈夫だ、立ってくれ」って言うと、女騎士はオレ達を案内するみたいに格式立った仕草で先導をする。腐敗に全身犯されまくりで声も出なくなってるみたいだけど、キラキラの瞳に迷いは見えない。

兵士の列の間を歩いていくと、色んな奴らと目があって、コイツらがどんな思いでミリセントを待っていたのかも想像がついてくる。顔の半分が溶けてる奴、片目の周りが骨まで見えてる奴、腕が無い奴、脚が無い奴ばかりの全員はだしのゲン状態に堕ちてるけど、それでも数えられない年月をひたすら待ち続けて、決して絶対に諦めなかった末での今なんだなって考えたら、拓也も緊張して右手と右足が同時に出る。

女騎士を先頭にして、兵士の列を抜けてまた視界が開けると、今度は王都でオレに掘り倒された樹木くんの仲間が出てきて、デカハンマーを縦に構えながら道を譲ってくる。コイツは黄金樹から出てくる化身らしいけど、コイツがここにいるってことは聖樹も黄金樹の一種なのかな?大樹を通り過ぎたあとは、また人間クリスタルが3人くらい、ただ静かにその光をたたえているし、よくよく考えたら聖樹って人間じゃない奴ばっかりだよな。

拓也「この聖樹ってところ、なんか人間じゃない奴多いっすよね?ここが故郷だったりするんすかね?」

マネージャー「聖樹のミケラは、混種や亜人や忌み人たちなどの、黄金律から見放された者を多く救った神人でもありますからね。ここにいる彼らは、みなミケラに救われてここに居るか、もしくは頼って身を寄せているのでしょう」

ネフェリ「弱きを助けし神格か。そのような者が、なぜ破砕戦争などを…」

マネージャー「ミケラの場合は、ラダゴンと黄金律そのものへの不信からでしょうね。ギデオンの資料によると、ラダゴンの力や、黄金律でさえも、マレニアの腐敗の宿痾に対しては全くの無力だったらしいですから」

ネフェリ「黄金律をもってしても、宿痾たる腐敗は破れないのか…!?」

ミリセント「そうか…通りで、あのラダーンでさえも退けられなかったわけか…」

マネージャー「それに黄金律に祝福されたかつての民は、混種や亜人、忌み人やしろがね人を迫害し、見捨てました。その黄金律に見捨てられた彼らの一部がこの聖樹に集まっているのですから、腐敗の件も含めてミケラが黄金律をどう思っていたのかも、大体察しがつきます」

マネージャー「ミケラはもしかしたら、黄金律を手に入れて世界を支配するために、破砕戦争に参じたわけではないのかもしれません。本当は黄金律を手に入れてから腐敗と共に世界から分断し、黄金律にも、腐敗にも虐げられる者のいない、いわゆる彼なりの平和な世界を作りたかったのかもしれませんね」


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