したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】

170名前なんか必要ねぇんだよ!:2023/01/16(月) 06:18:14 ID:aUmnn46k

ミリセントと一緒に歩いたり階段を降りたりしてると、当然だけど途中で混種って奴らに頭を下げられるし、それだけなら分かるけどゾンビにまでお祈りされてビビったぜ!死んでる奴らからも信仰されてるって相当キてるよな。マレニアとミケラの二人で、どれだけの数の心チンポを相手にしてんだよ?でもそれだけ心のマンコが広くて、なんで戦争なんかやっちゃったんだろう。殺し合いより揉み合い犯しあいの方が気持ちいいのにね。

さらに進んで、梯子登ったり降りたりして、王都や赤獅子城で見た赤毛の獣人にも剣構えられて敬礼なんかされちゃって、ここまでPIV扱いだとマジ調子狂うぜ。いつもは斬り合い刺し合い犯し合いの連続だから、典礼街からここまで平和だと逆に不意打ちされたらって考えちゃうんだよな。オレもだいぶエルデの地に染まってきてるよな。なんてひとり考えてると、ミリセントが石像の前から動かなくなる。

マネージャー「どうしました?」

涙を流して見上げてるミリセントの視線の先には、片腕が無いオンナと、髪の長い子供が抱き合ってる石像があった。オンナの方の顔はなんとなくミリセントっぽい感じがして、オレもああ、そういうことかって静かに納得。ネフェリも察して石像を見上げる。

ネフェリ「…何か、思い出したのか?」

ミリセント「…思い出したとは、違う…感じるんだ…」

ミリセント「哀しみと、愛おしさ。この像に描かれた愛…痛みさえ覚えるほどのそれを…」

石像の片腕オンナは、泣いてる子供を抱きしめるお母さんのようにも見えるけど、泣きついている子供の表情には、何かにスゲームカついてるとか、決意を固めるような真剣な目つきがある。オンナの方がマレニアだったら、子供の方はミケラってことなのかな?

ミリセント「この二人にとっては、この世で互いだけが、支え合える者だったのだろうか…」

マネージャー「…辛くなりましたか…?」

ミリセント「少しだけな…それでも、この像を見られてよかった」

ミリセント「かつてのマレニアにも、人らしい心が正しく溶け合っていた。それを知ることができたのだから」

涙を拭いてミリセントがオレ達に振り返ると、少し慌てたような表情をする。それを見てオレ達も振り返ると、ミリセントを後ろから見ていたらしい混種やら赤髪の獅子やらが泣きまくり祈りまくり、声を殺して吠えまくりだ。そりゃ帰ってきた神様の分身に、神様のそれそのものの心があったって分かったら、どんな宗教の信者だってこうなるぜ。コイツらただの動物かと思ってたけど、どうもこういう人種っぽいな。異文化交流で見識が広がるよね。

ミリセント「あ、ああ、すまない…驚かせてしまったな。君たちのことも、覚えていたら良かったんだが…細かい記憶はあまり継いでいないんだ…」

ミリセント「だから、そう泣かれても…なんて言ってあげたらいいのか、分からないよ…」

居た堪れなくなったミリセントはオレ達をつれてそそくさと退散。ネフェリとマネージャーも微笑ましいのか気まずいのかで微妙な顔。アイツらの仲間と王都や赤獅子城で戦ったことがあったけど、ああいう反応を見ると嫌でも「あー、向こうから仕掛けてきたとはいっても、オレたちって人を殺したんだな」って実感が湧いてくる。兵士はほとんど干からびたゾンビだし、騎士は顔が見えないから、こういう人の面影がハッキリ出てる奴の方が人間に見えてキツいぜ。こう考えてくると、エンシャにもやり過ぎたなって反省が出てくる。エルデの地に染まりすぎてて、元の世界に帰った後のことを考えると少し怖くなるよな。エルデに飼い慣らされたオレって新宿でやっていけるのかな?

さらに進んでいくとまた新しい住人とすれ違っていく。動く青い人型のクリスタルは、ただ静かにその光をたたえているし、二本の橋を護っていたのは激デカガタイの魔法使いの二人組。ミリセントがいなかったら、この落ちたら即死間違い無しの超高度の橋の上でコイツらと戦ってたんだなって思うと、やっぱり殺し合いって良くないぜって改めて思うぜ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板