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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】
134
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2023/01/11(水) 20:18:35 ID:pzPzsPLc
ネフェリ「ミリセント、これはお前たちの戦いだったな」
ネフェリ「介錯はお前に譲ろう」
大盾に隠れてた鷹はネフェリのいる方へ飛んで行って消失。オレの激エロフェロモンに侵されながらもイかずに主人の元に戻れるなんてスゲーぜ。ミリセントはモーゴットの剣をバラバラにするくらい斬りまくったんで全身の傷が再生。俺とディアロスも盾から出て、力が抜けて立ち尽くす。ぶっ倒れて今にも逝きそうになってるモーゴットの枕元に立ったのは、あのミリセントだった。
モーゴット「その力…腐敗に抗う、その身は…」
モーゴット「…やはり…マレニアなのだな…」
ミリセントはモーゴットのすぐ横に屈み込む。
ネフェリも、敵の最期を見送る為なのか分からないけど、ミリセントのすぐ横に立った。
ミリセント「そうだ…この私は、マレニアの分け身として生まれた」
ミリセント「あなたの憎む、まつろわぬ裏切り者が捨てた、心の化身…それが私だ…」
ミリセントからの告白に、モーゴットの唇が震える。
怒ってるのか、哀しんでるのか、訴えたいことがあるのか、拓也にはわからない。
モーゴット「マレ…ニア…お前は、愚かだ…」
モーゴット「お前たちが、破砕戦争を起こし…今や黄金樹は、すべてを、拒んでいる…」
モーゴット「我らは…見捨てられたのだ…」
モーゴット「…もう誰も、エルデの王にはなれぬのだ…」
そう言い終えて、モーゴットの目が閉じていく。でもミリセントは少し躊躇した感じで自分も眼を閉じたあとに、すぐに開いてモーゴットの手を両手で握った。突然のことでネフェリも一瞬驚いたような顔をしたけど、すぐにミリセントの考えてることが分かって、浅くため息。俺とディアロスにもなんとなく察しはついていた。
ミリセント「約束する…モーゴット…私は、皆を見捨てない」
ミリセント「マレニアの犯した罪も、過ちも、私が全て背負おう。そして必ず、王となるべき者を見い出してみせる」
ミリセント「黄金樹の祝福が、また皆に満ちるように」
ネフェリ「…この、蛮地の勇者ネフェリ・ルーも、誓おう」
ネフェリ「王たるものを探し出し、再び黄金の地へ連れ帰ることを」
ミリセントの優しさに、ネフェリも言葉を足した。ネフェリにはあんな事があったから、多分モーゴットにも同情したんだろうな。信じた人達に裏切られて、愛した人に捨てられるなんて、それより哀しいことなんてないよな。モーゴットはまた少しだけ目を開くと、声を途切れ途切れに小さな笑みを浮かべる。意識があるかどうか、目が見えてるかも、シリアスビルダーになっている拓也には分からない。
モーゴット「おお…ゴッドフレイ王よ…」
モーゴット「王たる者達が…黄金を…継ぐ者達が…ようやく…」
モーゴット「…我らの…もとに…」
モーゴットはそのまま事切れた。
ミリセントはモーゴットの顔に手を伸ばすと、虚空を見つめる眼を伏せさせた。
ネフェリ「この王は、安らかに逝けただろうか」
ミリセント「…わからない…」
ミリセント「…だが、そう信じたい」
最後の王のモーゴットが死ぬと、広場の真ん中に祝福が灯った。
モーゴットがばら撒いた黄金色の泥も色褪せて、気付いた時には消えていた。
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