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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】

11名前なんか必要ねぇんだよ!:2022/12/19(月) 17:39:02 ID:h6sxUnPA

ラニ「…はは…黄金律無き世界も、そんなものか…」

ラニ「イジーと話しをしなければならないな」

拓也「弄ー?チクニーっすか?」

ラニ「チクニーが何かは知らんが、おそらく違うぞ。お前、名を拓也と言ったな?」

拓也「はい、拓也っす」

ラニ「おそらく、我らはもう会うことも無いだろうが、そのうえで言わせてもらう」

ラニ「狭間の地をよく知るのだ。そして、お前が褪せ人で無いのなら、心を許してはならないぞ」

ラニ「円卓にいる、二本指にはな」

拓也「ケツマンコの話っすか?」

ラニ「…もういい、やはり亜人か…邪魔をしたな」

そう言うと、魔女さんの姿が水に溶けるティッシュみたいに薄くなってきたから、拓也は咄嗟に名前を聞いた。

拓也「あっ、あっ、まっ、待って。お名前なん、なんて、言うんですか?」

ラニ「私の名はレ…」

でもギリギリ聞こえるか聞こえないかのところで魔女が消えちゃったから、一文字だけ聞き出すので精一杯だったぜ。こなあいだのウリでキメた合ドラが抜けきってなくて、いざという時に口がもつれてダメだった。

魔女のレオから話を聞いたあと、オレはあたりを練り歩いてストームヴィルとかいう城を探す。途中で何度か鎧姿の廃人系巨漢たちの近くを通り過ぎたけど、アイツらマジで目がイってて拓也どころじゃないって感じでいたから、茂みに隠れながら歩いてるだけでも、けっこうなんとかなるのが気持ちいいぜっ

そうこうしているうちに、兵隊たちのデカいキャンプにたどり着いた。
オレは余裕の表情を浮かべながらも、遠眼鏡越しに陣形を見る。守りは堅そうだったけど回り込んだ先に祝福って奴があったから、あそこまで行けば良いんだなって分かったぜ!結構楽勝なんだよな!
でもいざ祝福まで辿り着いてみると、祝福の前にはデカい門が立っていて、その奧からは内臓が抉れてる巨人がギン目で威嚇してくるし、ボウガンを構えた兵隊が夜更けになっても突っ立ってるから、拓也の冒険はここで終わったと確信したぜ。あんな道通れるわけねーじゃん!と絶望に打ちひしがれながら祝福の前で焦燥オナニーをしていると、その祝福に例の地味な子が現れた。

メリナ「少し、いいかし…」

拓也「あ!うっす!」

メリナ「……そういうことをするのは、やめてほしい…」

拓也「いきなり出てきたそっちが悪いんだぜ。もう少しでぶっかけるところだったじゃん。女の子にかける趣味は無いんだよね」

と、大人の余裕を見せつけながらチンポをしまうと、地味な子は不貞腐れたみたいに、祝福からちょっと離れたところに座った。それから

メリナ「あなたに、恥じらいというものはないの?」

とか言ってきたから、オレは

拓也「メシは無いし、ウリも家も無いんだから、オナニーするしかないじゃん」

っていう当たり前のことを言ったら、なんか「しょうがねーな」って感じで銀ラメを塗った鳥の脚をくれた。
どうせオナニーするなら、このバイブでケツマンコ穿れってことなのかよ!

メリナ「それは鳥脚の白銀漬け。食べられる」

拓也「え?」

メリナ「昔、私が導こうとした褪せ人がくれたもの。その人は、使命に負けてしまったけれど」

そんなヤツの残した物を食わせるとか縁起が悪いぜ、って思ったけど腹の中には客の種汁とキメションしか入ってないし、ギン目の化け物はいつ襲いかかってくるかも分からないしで結局食べたぜ。薬臭かったけど、合ドラの代わりと思えば意外といけるなりね。

メリナ「…ところで、どうして貴方は導かれたの?祝福から伸びる光は見えているの?」

祝福っていうのは光る精子みたいなやつのことっていうのは、もう知ってるけど、そこから光が伸びてるなんて見たこと無いから、オレは知らないって答えた。

メリナ「そう…やっぱり見えないのね…」

拓也「見えてたらどうしたんだよ?」

メリナ「見えていたなら、貴方はルーンの器になれたかもしれないけれど、見えていないのなら、私は貴方に、もう何もしてあげられないと思う」

メリナ「トレントも貴方を警戒している……円卓に逃げ込めるだけの力は、かろうじて貴方に与えてあげられたけれど、黄金律が崩れている今、祝福の残滓さえ無い貴方は円卓から力を得ることはできない」

メリナ「大ルーンも、英雄の追憶も、英雄の武器も、円卓からの恵みも、貴方の力を高めてくれる手段の多くは、貴方の手をすり抜けていく…」

メリナ「ごめんなさい…」

急に謝られても何がなんだか分からなくて、オレはとりあえず頷いたけど、地味な子のめちゃくちゃ深刻な同情の目で見つめられると、だんだんと自分が置かれた窮地に気付いていく。
大祝福?円卓?でマネージャーが言ってた言葉が頭の中に浮かんでくる。

マネージャー「拓也?黄金律を直すためには、黄金律のカケラを持ってるデミゴッドを倒さなくてはなりません」

マネージャー「ですが、デミゴッドは文字通り、神の力を持った半神半人の超越者達です。ただの人間の私たちではまず勝ち目はありません。そんな彼らから黄金律のカケラを奪い取るためには、工夫が必要なんです」

オレはその工夫ができないってこと?マジで?
武器も何も持たずに神話の化け物と戦って勝たなきゃいけないと思うと、一層絶望的な気分になって、チンコがギンギンになってきた。
でも絶望感が強すぎるといくらギンギンになっても射精ができない。だってSMの絶望にはカタルシスがあるけど、本物の絶望はカタルシスが無いじゃん。元の世界に帰れないことが確定した拓也が、その場にへたり込んで四つん這いになると腰も勝手に動き出す。絶対射精なんて出来ないのに絶望で感じまくってピストンが止まらなくなり、絶望から逃れようとして射精しようとしている。
この負のリングに囚われて、心臓がキュゥキュゥいってマヂ苦しい。
冷や汗も止まらないし今にも酸欠で死にそう。

メリナ「でも、希望は捨てないで欲しい」

メリナ「この世界がいかに壊れ、苦痛と絶望があろうとも、生があること、生まれることは…」

メリナ「…きっと、素晴らしいことだと思うから…」

そんな綺麗事を言われても拓也は簡単に気持ちは切り替えられなかった。こんな目にあってる俺とは違う他人だから、そんなことが言えるんだよな!なんてぐちゃぐちゃな気持ちでよがりまくっていると、祝福の近くを見知らぬ色黒マッチョが通った。


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