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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】
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名前なんか必要ねぇんだよ!
:2022/12/31(土) 14:51:45 ID:y8126aAk
ブライヴが語り終えた時、俺の中でのブライヴのイメージがガラリと変わって、そこには激エロの狼人間ではなくデミゴッド並みの神話の登場人物が現れていた。ミリセントとラーヤがブライヴを見る目つきも変わってて、ラーヤは少し緊張してる感じだけどミリセントは同情的な目線。お前も大変だなぁって思ってるのかな。マネージャーもさすがに驚いたみたいで腕を組んで考え込んでいる。思えばブライヴみたいな神話の住人とウリセンボーイにすぎない俺が今まで会話出来たことが不思議だけど、ネフェリは王の血筋だし、ミリセントなんてデミゴッドの心だから、俺も慣れちゃってて今考えるとおかしいぜ。
マネージャー「…驚くべき真実、と言えるものなのでしょうけれど…ブライヴさん、貴方は今の話で嘘をつきましたね?」
ブライヴ「嘘は話していない。ただ、言ったはずだ。全ては語れんとな」
マネージャー「では、何故語れないところがあるのでしょう?」
マネージャーの詰めに、ブライヴは無言を返す。
でもこの流れはさっき見たぜ。と思っていると、ミリセントもそれに気付いていた。
ミリセント「護るべき人に…君の場合は、魔女ラニに、危険が及ぶことを恐れてのことか?」
ブライヴ「フッ…そんなところだ。円卓にはギデオンがいるうえに、奴の目や耳も狭間の地に隠れ潜んでいる。これ以上は語るべきではない」
ミリセント「…そうか…」
マネージャー「分かりました。それなら、この話はここでおしまいにしましょう」
ブライヴ「どうした?やけに素直に手を引くのだな」
マネージャー「ギデオンが信用できないのは私たちも同じですからね。それに貴方の姉であるラニさんの真意も掴めない以上、話を深掘りして貴方のウィークポイントを突くのも、リスクが高いと思いましたので」
マネージャー「それに、ラニさんの計画の全容がギデオンにバレてない可能性も考えると、私が円卓を出てラニさんと直接話す、というのも、選択肢としてはアリだと思えるんです」
マネージャーからの提案に驚いたのはブライヴだけじゃなかった。ミリセントはラニのいる場所に行って帰ってきたんだから祝福を経由して一発で行ける。でもなんだかんだで、俺たちは一度もラニのいる祝福に行ってない。やる事が多くて寄ってる場合じゃないっていうのもあるけど、ラダーンを倒してないからラニと会っても信用されないと思うし、なんかラニ自身も怪しいんだよな。悪い奴って感じはしねえんだけどな。
ブライヴ「大胆だな。罠だったならどうするんだ?」
マネージャー「罠だったら、ギデオンに暴露されるまで隠したりしませんよね?」
ブライヴ「だな…やはり、言葉での差し合いは苦手だ」
マネージャー「ただ、今日いきなりラニさんに会いに行くということはしません。ラダーンを倒すという手土産を持っていない私たちには、選べない選択肢ですので。なのでここは、いつもの様に二手に別れるというのはどうでしょう?」
マネージャー「リムグレイブには丁度いいことに、療養中のアレキサンダーさんもいます。ラダーンを倒す手段を探すのはアレキサンダーさんとブライヴさん、探求者を探しに王都を探るのはミリセントさんと拓也と誰かで分けるのはどうでしょう?」
マネージャー「これなら、私たちやギデオンが、貴方を必要以上に探ってしまうことも無いですし、ミリセントさんもラダーンと戦わずに済みます。王都という新しい場所への探索も出来ますし、アレキサンダーさんの回復も今より効率よく進むはずです。更に言うなら、ラダーンに関係する探索は全て貴方主導になるわけですから、貴方が何かを気にしながら戦う必要性もグッと無くなるはずです」
マネージャ「提案は以上です。貴方にとっても、悪い話ではないと思いますが?」
相変わらずマネージャーのプレゼン力はすげーよ。よくこんなに色々思いつくよな。ブライヴも参ったって感じの呆れ笑いだし、ミリセントとラーヤも納得してくれてる。俺もつきあうぜ!雄膣に隠し持っているイエロの瞳はまだ残ってる。でもラダーンと戦わないってことは、ブライヴを引き止めている理由も薄くなる。そのままブライヴとアレキサンダーがラダーンを倒して、二度と俺たちに会わない可能性だってある。
ブライヴ「ハハ…負けたよ…そのやり方で構わない。こうも先読みされては、文句も言いようがない」
マネージャー「そうですか。それでは、これからもよろしくお願いしますね」
ブライヴ「フッ、どうだかな」
曖昧に答えながら、大祝福に触ってテレポートしようとするブライヴ。あーあ、マジでもうお別れかぁとガッカリする拓也。下手したらこれでマジの最後の別れってこともあり得るんだよなってしんみりしてると、ミリセントがブライヴを呼び止める。
ミリセント「…ブライヴ」
ブライヴ「なんだ?まだ何かあるのか?」
ミリセント「君に何か、文句があるわけではないよ。ただ、別れる前に言っておきたいんだ」
ミリセント「私は、君とともに剣を振るい、苦楽をともに出来たことを、忘れることはないだろう」
ミリセント「だから…私は、例え君と求めるものを違えても、君とまた会いたい」
ラーヤ「私もです…貴方様の旅路が良きものとなり、壊れかけた律から貴方様の主が脱することができますよう、私の王に祈ります」
拓也「お、俺もまた会いたいっす!全身パンプして待ち構えるんで、お願いしまっす!」
ブライヴは別れの言葉を聞き終えると、口の片端をちょっとだけ上げてから祝福の光に消えていった。
絶対忘れんじゃねーぞ!次会う時までに仕込み頑張るぜ。
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