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悟「雛月と付き合って、もう何年になるんだっけ?」

33名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/03/05(土) 19:26:30 ID:lW7E99.k


――翌日


悟「……」

ケンヤ「悟、ちょっといいか?」

悟「……うん」


ケンヤ「……昨日、俺たちの所に来た時」

ケンヤ「凄く顔赤かっただろ。何かあったのか?」

悟「……も、黙秘け」

ケンヤ「そっか。……会ったんだな?」

悟「……」


ケンヤ「それで? 何かあったんだろ?」

悟「……な、何も」

ケンヤ「嘘つけ、何かあったって目が言ってる」

悟「……け、ケンヤはそれ聞いてどうしたいの?」

ケンヤ「ん? 友達を助けられるなら助けたいなって思うだけだけど?」

悟「……」


ケンヤ「――はー」

ケンヤ「お前も思い切ったことするなぁ……まさか、即決って」

ケンヤ「そっか。やっぱり、そうなるよな」

悟「あ、あまり言わないで」

ケンヤ「うん。このことはヒロミたちにも言わない」

ケンヤ「俺たちだけの秘密にしよう。それでいいよな?」

悟「……ありがと」


ケンヤ「……今日の放課後、だけど」

ケンヤ「俺が悟の役、全部引き受けるよ」

悟「えっ?」

ケンヤ「ヒロミを公民館に誘って、家まで送ってく」

ケンヤ「……分かってるな?」

悟「……」

悟「うん。ありがと、ケンヤ」

ケンヤ「まぁ、ちょっとした『貸し』みたいなもんだし」

ケンヤ「……もうすぐ、放課後だな」

悟「……うん」


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