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【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】
766
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2015/10/15(木) 17:01:32 ID:zKUdO05Y
10月15日はアブド=アッラフマーン3世が死去した日です
>>233
で見たアッバース革命によってウマイヤ朝が滅亡した時、ウマイヤ家のアブド=アッラフマーンはイラクから逃れ、やがてイベリア半島に上陸しました
当時のイベリア半島は
>>582
で見たようにイスラームが支配していましたが、有力な指導者を欠いて混乱状態に陥っていました
そこにウマイヤ家出身のアブド=アッラフマーンが現れたことはアル=アンダルスのムスリムにとっては朗報であり、アブド=アッラフマーンは彼らの指導者となったのです
756年、アブド=アッラフマーンはコルドバへと進軍、同地のアミールを破って後ウマイヤ朝を開きアブド=アッラフマーン1世としてアミールの地位に就きました
しかしアッバース朝はこれを認めず後ウマイヤ朝に対し度々干渉し、またベルベル人も各地で反乱を繰り返したことで、その知世はアル=アンダルスの平定に費やされました
やがてレコンキスタが進行しイベリア半島北部のキリスト教諸勢力が次々と反乱を起こすようになり、アル=アンダルスでもイブン=ハフスーンがアグラブ朝と結んで反抗、一時はコルドバが孤立するほどまでに追い込まれます
このような状況でアミールとなったのがアブド=アッラフマーン3世でした
アブド=アッラフマーン3世は各地の反乱鎮圧に努め、917年にはイブン=ハフスーンを破り、932年にはトレドを再征服しアル=アンダルスの再統一を達成します
またアッバース朝カリフ、ファーティマ朝カリフに対抗してアブド=アッラフマーン3世もまたカリフを称し、ここにイスラーム世界は三カリフ鼎立時代を迎えました
こうして領土を回復し、イスラーム世界の指導者としての権威も大いに高めたアブド=アッラフマーン3世は後ウマイヤ朝の全盛期を築き、961年10月15日、半世紀に及ぶ治世に幕を降ろしたのでした
本日は後ウマイヤ朝初代カリフの命日です、お悔やみ申し上げます
参考文献
・立石博高『世界各国史16 スペイン・ポルトガル史』山川出版社、2000年
・アントニオ・ドミンゲス・オルティス、立石博高訳『スペイン 三千年の歴史』昭和堂、2006年
・佐藤次高『世界の歴史8 イスラーム世界の興隆』中央公論新社、2008年
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