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女「日本語難シィナ テメーコラ」 男「ロシア語のが難しいよ」
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 12:23:20 ID:I/AsIfAY
男「エヴァみたいなロボットアニメとかも見るんだな」
女「エヴァはロボットじゃネーヨ」
男「お、おう」
女「ソコ、勘違イするナヨ」
男「大好きじゃん」
女「怒ルゾ?」
男「な、何でだよ」
コンコン
妹「失礼しまーす」
男「ん?どーした」
妹「こ、これ」
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 12:28:10 ID:I/AsIfAY
男「あー気が利くというかなんというか」
女「オヤツ?」
男「うん」
妹「ど、どうぞ……」チラッ
女「オゥ……オメーカワイイナ」
妹「おっ?おぁ、ありがとうございましゅ!」
男「日本語に関しては大目に見てくれ」
妹「あ、兄がいつもお世話になってます!」
男「いやいや何だよその挨拶」
女「イイって事ヨ」
男「何ちょっと照れてんだよ」
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 12:32:00 ID:I/AsIfAY
妹「えっと、お名前は……」
女「女」
妹「ほぁ……」
女「オメーの名前ハ?」
妹「妹でしゅ!です!」
女「ホゥ、妹ナ」
妹「そうです!」
女「男がイツモ世話になってルナ」
妹「滅相もございません!」
女「メッソォ?」
男「なんだよこの会話」
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 12:36:00 ID:I/AsIfAY
妹「!!」ピコーン
男「どーした?」
妹「ロシアからいらしたんですよね?」
女「ダー」
男「よくわかったな」
妹「兄が去年ロシア語の勉強の本買いまくってたんです!」
男「うおおおおいい!!!」
女「ダー?」
妹「なるほど……」
男「クソ!ちょっと恥ずかしい」
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 12:40:10 ID:I/AsIfAY
女「男は俺ノ事好きダカラナ」
男「そりゃ彼女の国の言葉なんだから勉強するだろ」
妹「フフフヘヘヘ」
女「オメー好きジャネーのカ?」
男「えっ、い、いや」
妹「どうなの?」
男「ほら妹はもう部屋から出てけって」
女「話逸ラスナヨ」
妹「そうだよ」
男「うぐ……」
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 12:43:12 ID:I/AsIfAY
女「好きジャネーのカ?」しゅん
男「え……」
妹「……」wktk
男「……Я хочу быть с тобой всегда.」
妹「??????」
女「……」
男「さ、ほら勉強の邪魔だから出てけって」
妹「え?ね、ねえ何て言ったの??」
男「さぁー?」
妹「女さんめっちゃ照れてるじゃん!顔真っ赤!」
女「……///」
男「さ、出てけ」
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 14:34:55 ID:I/AsIfAY
ガチャン
男「まったく……」
女「……」
男「女?」
女「ンダヨ」
男「照れてるん?」
女「チゲーヨ」
男「耳赤っ!」
女「オメーが変ナ事言うカラ……」
男「でもまあ本心だし」
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 19:49:45 ID:gMLaitDg
女「テメー」
男「何だよ」
女「……ボソボソボソ」
男「え?え?え?」
女「フン」
男「ごめん聞き取れなかった」
女「ア?もっとロシア語勉強シロヨナ」
男「さ、さーせん」
女「コレ、ウメェーな」ボリボリ
男「食い終わったら続きするぞ」
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 19:56:51 ID:gMLaitDg
・
・
・
男「それじゃ寮まで送っていくから」
母「いつでも来てね!?」
妹「来てください!」
女「ウォウ マ、マタナ……」
男「じゃ、1時間ちょいで戻るから」
女「邪魔シタナ」
ガチャン
母「ハァー……」
妹「お兄、とんでもないね」
母「あんたロシア語話せるの?」
妹「んーん」フルフル
母「そうよねぇ」
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 19:58:52 ID:gMLaitDg
妹「お兄がさ」
母「?」
妹「急にロシア語の勉強始めたのって中3くらいからだよね」
母「言われてみればそうねぇ」
妹「てことはさ」
母「一年以上は付き合ってるのかしら」
妹「絶対そうだよ!愛する人のためにみたいに勉強し始めたんだよ!」
母「あらー……」
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 20:03:14 ID:gMLaitDg
女「オメーさ」
男「ん?」
女「……イヤ、何でもネーヨ」
男「何だよ」
女「ロシア語、上手くなったジャン」
男「そうかな?」
女「マダマダだけどナ」
男「やっぱ本場じゃ通じないかな?」
女「通ジル」
男「まじで?」
女「俺ニは、通じタヨ」
男「お、おう」
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 20:04:47 ID:gMLaitDg
女「オメーあれダナ」
男「?」
女「モノズキ」
男「物好き?かな?」
女「ヘンタイってやつダナ」
男「えぇ……」
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 20:06:39 ID:gMLaitDg
寮前
男「それじゃ」
女「ン」
男「後でLINEしてな」
女「オメーからシロヨ」
男「OK」
女「………」
男「月曜日、また学校でな」
女「…………」
男「女?」
女「日曜日ハ?」
男「!」
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 20:09:32 ID:gMLaitDg
女「ア、アレカ?ツマ楊枝いけるカ?」
男「爪楊枝?用事のことか?」
女「オゥコラ」
男「13時までバイトだからそのあとでよければ会えるよ」
女「本当カ!?」パァ
男「特に予定はなかったし」
女「ならツマ楊枝!」
男「あ、会うってこと?」
女「テメー当たりメーだろ!」
男「お、おう」
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 20:19:48 ID:gMLaitDg
女「妻用事ダロ?」
男「???? と、とりあえず会おうか」
女「オメーのアルバイトのトコロ行クカラヨ」
男「いや知らないでしょ」
女「女友から聞イタ!」
男「(女友殺す)」
女「駄目カ?」ジーー
男「駄目じゃないから」
女「ソーカ」
男「そんな見つめるのは反則だぞお前」
女「オ前、チョロいナ」
男「テメェ」
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 20:26:41 ID:gMLaitDg
女「日曜日会オウナ!」
男「?小指?」
女「指麒麟!」
男「指切りか」
女「ユービキリゲンマ!」
女「嘘ツイタラ スペツナズ コーロス!」
男「!!??」
女「ユビギッタン!」
男「おぉぅ」
女「ジャーナ」
男「ん、じゃあね」
女「気ヲ付ケロヨ」
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/16(火) 20:33:19 ID:gMLaitDg
男「ただいま」
母「きたきた」
妹「お帰り」
男「なんだよ」
母「あんな彼女がいるなら教えてくれればいいのに」
男「言っても信じないというか」
妹「付き合ってどんくらいなの?」
男「別にいいだろどんくらいでも」
妹「一年半以上は経ってるとみた」
男「そんな経ってないよ」
妹「むぅ」
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/17(水) 03:34:12 ID:kkk.2UKA
可愛さの端々に見え隠れするおそロシア
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/17(水) 23:21:42 ID:.OkIDskU
妹「でもお兄、ロシア語の勉強中学生くらいの時からしてたじゃん」
男「あれはたまたま」
妹「たまたまぁ?」
男「課題で外国語の授業があってロシア語選択してただけだよ」
妹「あぁー」
寮
女「〜♪」
「(ご機嫌だね!)」
女「(そうかな?)」
「(彼氏?)」
女「(まあね)」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/17(水) 23:38:22 ID:FWvQ6VK2
「(キャー///)」
女「(からかわないでよ)」
「(男君、だっけ?)」
女「(うん)」
「(キスした?)」
女「(しないよー)」
「(えー、まだしてないんだ!)」
女「(そういうのは本気で好きになった人とするもんでしょ?)」
「(本気じゃないの?)」
女「(え、えーと、本気じゃないよ)」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/17(水) 23:42:11 ID:FWvQ6VK2
「(でもラブラブじゃん!)」
女「(そ、そうかな)」
「(男君に甘えてるとこよく見るよ)」
女「(甘えてる!?ないない!)」
「(えー?そうかな)」
女「(男とは本気でもないし甘えてもないって)」
「(デレてるよね)」
女「(デレてないよ!)」
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/17(水) 23:48:18 ID:FWvQ6VK2
「(結構バレバレだよデレてるのー)」
「(女ちゃんクールなイメージあった)」
「(男と付き合ってから変わったよね)」
女「(……///)」
「(そーいうとこ!)」
女「オ、オメーラ……」
「オゥ、ジャバニーズおこ?」
女「(まったく……からかわないでったら)」
「(ごめんごめん)」
「(でも男と女ちゃん見てるとハッピーになるよ)」
女「(ならなくていいから)」
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/17(水) 23:54:02 ID:FWvQ6VK2
「(そういえば日曜日どーする?)」
「(私宿題するー)」
「(ウチは寮母と買い出し行くヨ)」
「(女ちゃんは?)」
女「(私は午後から予定あるから)」
「(男君?)」
女「(……まぁ)」
「(デートね)」
女「(違う)」
「(いいなぁデート)」
「(キスするの??)」
女「(しないってば)」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 00:10:35 ID:kvQ4QoGw
日曜日
男「おまたせ」
女「ン 待ってネーヨ」
男「店の中入ればよかったのに」
女「オメー それジャ、押し掛けニョーボーだろ」
男「う、うーん?」
女「恥ずカシーだロ?」
男「外に立ってるだけでも相当目立ってたよ」
女「マジカヨ」
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 00:13:14 ID:kvQ4QoGw
男「昼飯どーする?」
女「ン」
男「?」
女「……」
男「機嫌悪い?」
女「悪くネーヨ」
男「そ、そう?」
女「何でダヨ」
男「腕組んで無言だと……」
女「ア?」ゴゴゴゴ
男「威圧感が」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 00:17:48 ID:kvQ4QoGw
女「俺ハ最近」
男「?」
女「オメーにデレてるラシィ」
男「ぶふぉっ」
女「デレてるノカ??」
男「ん?んー……別に、どうだろ?」
女「デレてねーヨナ?」
男「デレるか……うーん」
女「はっきりシロヨ」
男「(まあ前と比べてはかなり変わったし)」
男「(それをデレるとは呼ばないような)」
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 00:19:49 ID:kvQ4QoGw
男「デレては…………無いな」
女「!」
男「デレるってあれだもん」
女「アレ?」
男「こう、ラブラブ?ラブアタック的なさ」
女「オゥ、イチャコラか」
男「そうそれ」
女「オメーはイチャコラしたいのか?」
男「えっ、と……まあ」
女「ッチ」
男「うわ露骨に嫌そ」
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 00:27:08 ID:kvQ4QoGw
男「そもそもなんでデレてるとか?」
女「寮デ言われちまッテヨ」
男「あー、からかわれたのか」
女「オゥ、オメーのせいデナ」
男「俺のせいかよ」
女「アレだよナ」
男「?」
女「デレてるのはオメーだよナ」
男「……そりゃね」
女「……オゥ」
男「いや言わせておいて」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 00:40:48 ID:kvQ4QoGw
男「そういえば先生元気?」
女「元気ダローガ」
男「日曜日とかてっきり会うもんだと思ってた」
女「サッキまで会っテタ」
男「マジ?」
女「邪魔しチャ悪ィから帰っタヨ」
男「そ、そっか」
女「オメーにもヨロシクしとけ言っテタナ」
男「こちらこそ」
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 00:47:42 ID:kvQ4QoGw
女「ナ、炒飯食べテーナ」
男「いいね」
女「コレ、貰っタからヨ」
男「お食事券!」
女「クルシューナイ」
男「ははぁー!」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 01:05:01 ID:kvQ4QoGw
飯後
女「スゲー」
男「鯉だらけだね」
女「コイツら、食ワレルのカ?」
男「この公園の池で飼われてるだけだよ」
女「食わネーのカヨ」
男「美味しくないだろ」
女「あ!カメ!」
男「ホントだ」
女「カメ、好キ」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 01:09:00 ID:kvQ4QoGw
女「カメ、カワイイヨナ?」
男「和むよな」
女「カワイイ……」
男「(可愛い……)」
女「アン?」
男「あ、いや」
女「何見テンダヨ」
男「え、いや、可愛いなーって」
女「カメ?」
男「女」
女「スァ?」
男「なんかごめん」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 01:12:43 ID:kvQ4QoGw
女「シバクゾ」
男「フフ」
女「アン?」
男「その台詞、久々に聞いたな」
女「ッチ」
男「怒んなよ」
女「怒ッテネーヨ」
男「こっち来てみ」グイッ
女「ッ!!」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 01:17:11 ID:kvQ4QoGw
ウサギふれあいコーナー
女「???!!」
男「おぉーエサやれるって」
女「か、カワ……」
男「(自然な流れで手を繋いだけど)」
女「テメーコラ」
男「あっ」
女「ドサクサで発情スンナヨ」パッ
男「ご、ごめん」
女「ウサギィィー」
男「(クッ!手を握るだけで発情期扱いかよ!!)」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 01:35:57 ID:kvQ4QoGw
女「耳ナゲー!」
男「(まぁでも)」
女「毛柔ラケー!!」
男「(可愛いよな……!)」
女「ウンコクセェー!」
男「(手、冷たかったけど柔らかかったな)」
女「キャッキャッ」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:28:25 ID:nK7VjOv2
女「男、オメーも触レヨ」
男「うん」ナデナデ
女「……」ジーッ
男「ん?どうした?」
女「オァッ、ドーもシネーヨ」
男「女は向こうで何か飼ってた?」
女「ンーン、飼ってネー」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:32:21 ID:nK7VjOv2
女「ジジィがボルゾイ飼ってタナ」
男「ボルゾイ……」
女「狼狩ルゼ」
男「こわっ!」
女「デモ可愛イ」
男「ふーん」
女「ウサギもメッチャ狩ルゼ」
男「ワイルドだな…」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:34:52 ID:nK7VjOv2
帰り
女「毛ヤベー」
男「コロコロ貸して貰ったから」
女「コルコル?」
男「ほれ、使い方わかるか?」
女「何ダソレ」
男「まぁいいや じっとしてろよ」
女「スァ!?」
男「毛がこうやってとれるんだよ コロコロコロコロチンチンコロコロコロコロ」
女「クスグッ……テ……」
男「ほら、自分でやってみ」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:37:47 ID:nK7VjOv2
女「コルコル、イヤラシーナ」
男「何でだよ」
女「脚モヤッテ」
男「え、えぇ…………しゃーねーな……」
女「ン……ッ、……」
男「(脚なげぇな)」
女「テメー、クスグッテーダローガ」
男「しょうがないだろ」
女「スァ…」
男「ほら、毛とれた」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:40:48 ID:nK7VjOv2
女「汚されチマッタ」
男「何でだよ」
女「面白ェーなコルコル」
男「さ、帰ろうぜ」
女「ン」
寮
男「じゃあまた明日な」
女「オゥ」
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:44:49 ID:nK7VjOv2
「(デートどうだった?)」
「(キスした?)」
女「(んもー、しないってばー)」
「(帰りの時すごく寂しそうにしてたくせにー)」
「(可愛かったよ女チャン)」
「(手くらいは繋ぐでしょ?)」
女「(手……は……)」
「(繋いでないの?)」
「(??)」
女「(繋いだんだけど……)」
女「(ドッキリして離しちゃった)」
「(フォーー!!)」
「(やるね男選手ゥー!)」
女「(す、すぐ離したからノーカンだよあんなの)」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:47:18 ID:nK7VjOv2
「(男君から握ってきたの?)」
女「(ン……まあ)」
「(女チャン離しちゃったのか!?)」
「(オゥ、男はこれショックね)」
「(かわいそーに)」
女「(そんなに?)」
「(勇気いるよー)」
「(男クン頑張ったよ)」
女「(………そう、なんだ)」
「(そのあと握ってきた?)」
「(ワンモア?)」
女「(こないよ)」
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 12:49:50 ID:nK7VjOv2
「(男もヘタレか?)」
「(いや、普通じゃない?)」
女「(……)」
夜
男「(手……柔らかかったな)」
男「ハァー」
男「調子乗ったか……かな?」
男「いやー手繋ぐくらい……駄目かな……」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:24:17 ID:nK7VjOv2
月曜日
女「ナァ」
男「ん?」
女「オメー放課後暇?」
男「委員会あるな」
女「ソッカ……」
男「どうした?」
女「宿題シロヨ」
男「委員会の後にするか?」
女「シャーネェナ」
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:28:04 ID:nK7VjOv2
男「しゃあねえなって……」
女「嫌ナノカ?」
男「嫌じゃないよ。一緒に宿題しような」
女「ン」
男「15時過ぎには終わると思うから」
女「ダ」
男「図書館棟いるか?」
女「迎エ行ッタルヨ 教室ニ」
男「ふぁ?」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:32:05 ID:nK7VjOv2
女「オメーがチャント委員会シバいてるかドーカ見てヤルヨ」
男「いや、シバくの使い方」
女「覚悟シトケ」
男「う、うん……」
放課後 委員会
男「今日は三年生がいないし報告だけだから手短に終わらせるね」
男「一年生は初めての報告書だと思うけど何か疑問点とかあった?」
男「(視線を……)」
女「ジーーーー」
男「(ドアの隙間から視線を感じる!!)」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:36:26 ID:nK7VjOv2
男「じゃ、今回はこれで終了……でいいかな?」
男「質問ある人いる?」
男「うんいないよね 早く帰りたいのはわかった」
男「それじゃー解散です。また来月までによろしくね」
「「「はーい」」」
ガヤガヤ
男「(ふぅ)」
女「ッ」ガララ!
周り「!!?」
男「うおっ」
女「終わッタ?」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:40:52 ID:nK7VjOv2
周り「ビックリしたー」
「誰?」「あー留学生クラスの」「男先輩の彼女でしょ」「身長高ぁい」
男「颯爽と登場するな」
女「オメー偉ソーだったナ」
男「そういう役割だし偉そうにしてなかったろ」
女「大統領気取リカ?」
周り「クスクス」
男「ほら、図書館棟行くぞ」
女「シャーネェナ」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:44:33 ID:nK7VjOv2
図書館棟
男「そっちのクラスの宿題なんなん?」
女「オゥ、コレ」
男「おー日本地図」
女「47豆腐剣」
男「都道府県」
女「ダ!ソレ!」
男「覚えるの?」
女「ナルベク、多ク正解取リテー」
男「日本人でもろくに覚えてない奴たくさんいるからな」
女「10個デモ当てタラ英雄ダゼ?」
男「おぉー」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:46:06 ID:nK7VjOv2
女「オメーワカンノカ?」
男「俺は全部わかるよ」
女「ココ」
男「三重」
女「ココ」
男「長野」
女「ココ」
男「茨城」
女「ココ」
男「大分」
女「オメー日本人ダナ」
男「たりめぇだろ」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:48:01 ID:nK7VjOv2
女「ホッカイドォ オキナー ワカル」
男「まあ端と端だもんな」
女「後ドースリャワカル?」
男「特徴的なのから覚えようよ」
女「?」
男「例えばこの端の青森山口とか出っ張ってる石川とか」
女「モットヨク教えロヨ」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:50:07 ID:nK7VjOv2
・
・
・
・
間もなく下校時間となりまーす!
女「オゥ」
男「もうそんな時間か」
女「デモ結構覚エタ!」
男「ここは?」
女「オー痛!」
男「ここ」
女「クマモン!」
男「ここ」
女「グンマー!」
男「ここ」
女「ダサイタマ!」
男「完璧だ」
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:52:36 ID:nK7VjOv2
女「俺天才ジャネ?」
男「俺の教え方が上手い」
女「ハッ」
男「さ、帰るぞ」
雨
男「やっぱりこの時間が本降りか」
女「スァ 傘ネーヨ」
男「……じゃあ入れ」
女「エ、嫌ダ」
男「ぐぬ」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 21:56:27 ID:nK7VjOv2
女「濡レル」
男「じゃあこれ貸してやるから」
女「嫌ダ」
男「濡れるだろ」
女「…………」
男「ほら」
女「ヤッパ……、テメーが傘サセ」
男「えっと入るんだな?」
女「オゥ」
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 22:03:50 ID:nK7VjOv2
男「まあ寮までならすぐだからな」
女「ン……」
男「どうした?」
女「何デモネーヨ」
男「そっち濡れてない?」
女「ン……」
男「(傘もう少しそっちやるか…)」
女「ヤァ……近ィョゥ……」
男「あ、ごごごめん」
女「ンーン……平気」
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 22:08:22 ID:nK7VjOv2
男「……」ドキドキ
女「……」ドキドキ
男「もう梅雨だもんな」
女「ン、ツユ」
男「雨ばっかりの季節」
女「雨…」
男「こっちの6月はね」
女「嫌イジャネーナ……雨……」
男「そっか」
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 22:18:10 ID:nK7VjOv2
男「着いたな」
女「ン」
男「明日も雨だから傘忘れんなよ」
女「ン」
男「それじゃぁ」
女「手」グイッ
男「えっ」
女「オメーの手」ギュッ
男「お、おう」
女「結構、大キィンダナ」ギュッ
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 22:22:29 ID:nK7VjOv2
男「ッッ、」ドキドキ
女「昨日」
男「?」
女「ビックリシタ」
男「……手、繋いだから?」
女「ン」
男「いやその、ゴメン」
女「ンーン」
男「……」
女「嬉シカッタ」
男「マジすか?」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 22:28:47 ID:nK7VjOv2
女「オメーいきなりスギンダヨ」
男「いやー、はい 反省してます」
女「ビックリスルヨ……」
男「(アカンめちゃくちゃ可愛い)」
女「シバクゾ……」
男「ほら」ギュッ
女「っ」
男「次はもうビックリしないだろ?」
女「ン……シャーネェ」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/18(木) 22:32:59 ID:nK7VjOv2
寮友「女、オカエリ!」
女「スァ タダイマ」
寮友「オォ アチチしてるね」
女「シテネーヨ」
男「じゃ、じゃあ帰るな」
女「オゥ」
寮友「マタネー男!」
寮友「キスした?」
女「シテネーヨ!」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 09:11:40 ID:lW/rnxAw
梅雨明け
男「浮かない顔してるな」
女「ウカナイ顔?」ハァー
男「元気無いなってこと」
女「ダァー……オメーはイイヨナ」
男「?」
女「泳ゲルカラ……」
男「ッ、あーなるほど」
女「一年生ノ時、プール無カッタノニ……」
男「二年からはあるんだよな」
女「ハァ」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 09:13:49 ID:lW/rnxAw
男「プール入ったことあるだろ?」
女「ダ」
男「泳げないんか?」
女「……」ギロッ
男「威圧感で返事すな」
女「テメー、トンカチ扱いスンナヨ」
男「カナヅチな」
女「コンクライ」
男「?」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 09:17:46 ID:lW/rnxAw
女「コンくらいナラ、泳ゲッカラヨ」
男「いやもうそれ泳ぐうちに入ってないぞ」
女「テストアル」
男「泳ぐのか」
女「電車一本?一両?クライ?、泳グ長サ」
男「あー……25メートルか」
女「無理ダロ」
男「練習しようよ」
女「スァ」
男「水泳は練習すれば結果でるよ」
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 09:19:26 ID:lW/rnxAw
女「スクール通エッテカ?」
男「いや、俺が教えるから」
女「ハァン?」
男「任せろって」
女「発情期ダナ」
男「なんでだよ」
女「オメー」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 16:38:11 ID:JOqzEINE
・
・
・
ある日
学校
友「あ、あれは…」
男「ん?」
「「「ワイワイ キャッキャッ」」」
友「留学生sが……プールの授業へ……!」
男「テンション高いな」
友「一度でいいから見学したい」
男「確かに」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 16:39:49 ID:JOqzEINE
友「あれ女さんじゃん」
女「……」
男「テンション低!」
女「……」チラッ
友「お、こっち気付いた」
女「……ハァー」ジロリ
男「ご機嫌」
友「ナナメっすね」
男「泳げないからな」
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 16:43:41 ID:JOqzEINE
友「海外の学校じゃプール無いらしいからな」
男「25㍍泳ぐのが課題らしい」
友「あーカナヅチに25㍍はきついね」
女「…………」
友「ほら、こっち見つめてるぞ」
男「あれは睨んでいるのです」
女「……ッチ」シッシッ
男「視界に入るなと仰ってますね」
友「お前ら本当に付き合ってんの?」
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 16:47:41 ID:JOqzEINE
友「よーし次の休み時間もここで待機だな」
男「え、なんでだよ」
友「お前なぁ…プールの授業の後の濡れた髪を見たくねぇのかよ」
男「天才か!」ガシッ
友「よく言われます」ガシッ
……次の休み時間
男「やはり考える事はみんな一緒なんだな……」
友「あぁ……ライバル多い……」
周り「お、来たぞ!」
周り「おぉ……」ゴクリ
周り「天使……」
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 16:51:14 ID:JOqzEINE
友「いいっすなぁ」
男「あぁ…」
友「濡れ髪のインターナショナル……!たまらんです!!!!」
男「……あれ?」
友「どうした?」
男「女がいないな」
友「確かに」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 17:00:13 ID:JOqzEINE
友「先に戻ったんじゃね?」
男「……かなぁ」
「へィ!男ォー!」
男「あ、ヤッホ」
「ヤフー!」
男「女は一緒じゃないん?」
「イェース!女、メランコリー!」
男「えぇ?何故?」
「オォゥ、何故カト言ウトデスネー」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 17:05:03 ID:JOqzEINE
プールの授業
先生「課題はただ一つ、この端から端まで脚をつかず泳ぎきる事だー」
「ベリーハードね」
「オーマイガッ」
「ムリムリムリのエスカルゴー!」
女「(スァ、皆も泳ゲーノカ)」ホッ
先生「まぁ流石にキツいのはわかってるんでね、このビート板を使う事は許可する」
「オゥ……」ホッ
「ヨカター!」
「プールシールド!」
女「!?」
女「(エェ、アンナノ意味ネーダロ)」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 17:08:49 ID:JOqzEINE
先生「必要ない奴は使わなくてヨシ」
女「……」カチコチ
先生「ミランダとシャルは経験者だ、教えてもらえー」
「「「ハーイ!」」」
先生「さ、今日はプール初日だし後は自由!」
「「「イェーーッ!!!」」」
女「……」カチコチ
ミラ「女ァー?」
女「ミランダ……」
ミラ「入らないでゴザル?」
女「オ,オゥ」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 17:14:58 ID:JOqzEINE
ミラ「怖いでゴザル?」
女「怖クネーヨ…」
ミラ「平気ダヨでゴザル!」
女「ナ、ナメンナヨ」
ミラ「ほら!トゥギャザーでゴザル!」
女「スァ、チョ,アッ」
ミラ「気持ちイーよ!でゴザル!」
女「スァ!ップァ!男ッ!ッス」バシャバシャ
ミラ「オゥ!脚つくでゴザルよ?」
女「ンップァ……エホッエホッ……エ?」
ミラ「女カワイイー!」
周り「キュート!」
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 17:17:48 ID:JOqzEINE
女「エホッエホッ……」
ミラ「平気でゴザルか?」
女「……無理、泳ゲネ、死ヌ」
ミラ「さっき男の名前叫ンダでゴザル?」
女「ッッ……/// キノセー!」
ミラ「気のせい違うでゴザルよー」
女「ハァ……モー無理」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 17:19:59 ID:JOqzEINE
・
・
・
「女めっちゃ落ち込んでル!」
男「そっか」
友「重症みたいだな」
男「まさか脚のつく状態で溺れるとは」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 22:52:31 ID:EI8AV8zE
放課後
男「おい」
女「ンァ?」
男「死んでるな」
女「ン……」
男「なあ」
女「ンダヨ……」
男「水泳と特訓するか」
女「ッッ」
男「なんだよ」
女「テメーコノヤロ」
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 22:55:53 ID:EI8AV8zE
男「水怖いか?」
女「怖くネーヨ ナメンナ」
男「今日は散々だったらしいが」
女「はぐっ」
男「課題なんだろ?」
女「今日はアレ 手加減シタ」
男「っふ」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:27:11 ID:EI8AV8zE
女「……」
男「おい」
女「オレ……自信ナイ」
男「!!」
ちょっとセンチメンタルになってる女可愛い!!
男「……よし、任せろ」
女「スァ?」
男「本気で女を泳げるようにするから」
女「デモ……」
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:29:29 ID:EI8AV8zE
男「とにかく練習するしかねーよ」
女「ど、ドコでスルンダヨ……」
男「え?え、んー」
教師「なるほど まあ毎年放課後に自習用にプールは貸してるよ」
男「おお」
教師「女子水泳部の協力なんだけどね」チラッ
男「ですよねぇ」
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:32:16 ID:EI8AV8zE
男「うーん」
女「ドーシタ?」
男「いや、男子の俺がかなりアウェイというか下手したら使わせてくれないかもしれんって話」
女「ホゥ」
男「うちの水泳部、女子だけなんだよ」
女「ソーナノカ」
男「男子更衣室はあるにせよ」
女「ソンなんアレダロ」
男「?」
女「クップーク!サセロ」
男「屈服!?」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:34:52 ID:EI8AV8zE
女「オメー泳グの強イダロ」
男「いや強い弱いじゃなくて」
教師「はれ?男君は水泳やってたの?」
男「ま、まあ人並み程度ですが」
教師「なるほど、きちんと経験者なわけね」
男「はい」
教師「とりあえずレーンは使っていいし、男子は駄目ってことはないからいいんじゃない?」
男「そう……すか」
女「ヨカッタナ、ムッツリ」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:37:43 ID:EI8AV8zE
・
・
・
男「っべ……」
「なんで男子がいるノ?」
「放課後補修……?のようでは無いですね」
「ヒソヒソ」
男「浮いてるとかのレベルじゃねー」
部長「失礼します」
男「ん?」
部長「水泳部部長、三年の部長と申します」
男「あ、どうも」
部長「失礼ですけど、何故今プールに?」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:40:31 ID:EI8AV8zE
男「えーと、その彼女の特訓をですね」
部長「あなたが?」
男「は、はい」
部長「留学生班の?」
男「はい……」
部長「……」
男「(うーんこの軽蔑侮蔑の眼差し)」
部長「率直に言わせてもらうと出ていって頂きたいのですが」
男「えぇ」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:44:00 ID:EI8AV8zE
部長「なにやら下心のようなものを受け取れるので」
「部長もずばっと言いますね」
「そりゃまあ留学生クラス同等と見に来るって目立つもん」
男「んー、いや、そんなこと言われても」
女「オイ」
男「あ、女」
部長「……!!」
「色白!」
「脚長!」
男「……」
天使もスク水を着るという事を男は網膜に焼き付けて痛感
女「ナ、ナンダヨ」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:46:42 ID:EI8AV8zE
男「なんかやっぱ俺いないほうがいいらしい」
女「ハ?何デダ?」
男「やっぱり浮くらしい」
女「ハァン?」
部長「申し訳ないけど留学生さん、うちの部員で良ければ教えるから」
女「エー、嫌ダ」
男「ぅぉい」
女「ダッテ、男ノガ強いンダロ?」
男「おま」
部長「?!」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/20(土) 23:49:58 ID:EI8AV8zE
女「テメーラ、男ノガ強ェーゾ」
男「バッ!なに変なことッー!」
部長「……そう、なかなか好戦的な二年生ね」
男「いや俺決してそのようなつもりは」
女「男ハ、ここの倍のプール泳イデタ」
部長「ふーん、50㍍レーンね」
女「強いぞ」
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 09:09:39 ID:yCciORbk
女「横浜のインターナショナルプールで金取ッテタ」
部長「!?」
男「取ってない!」
女「テッペン取ッテタジャネーカ」
男「あれは大したことない大会なんだよ」
女「ハァ?オメー優勝シタラ俺トッーンンング」
男「(ば、ばか!恥ずかしいすんな!!) 」
部長「なるほど、経験者なのは承知しました」
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 09:25:57 ID:yCciORbk
部長「私たちも男子がいらっしゃるということで少々気が散るのも事実なんです」
女「勝ッタ方の言ウ事聞けばイージャネーカ」
男「は?」
部長「……なるほど」
男「何がなるほど?」
部長「好戦的ですね」
男「ごめんなさい全く意味がわかりません」
部長「ですが私たちも手を抜きませんけど」
男「え?え?」
女「ヨッシャ、蹴散ラセ男」
男「ん?ん?」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 09:29:18 ID:yCciORbk
男「なんですかこの流れ」
部長「実力行使という意味と受け取りました」
男「え?勝負ってマジでするんですか?」
部長「まあ勝ち負けはともかくとしてあなたの実力にも興味があります」
男「はぁ……」
部長「勝負の結果次第では今後もレーンを開放させてもよろしいのですが」
女「ダッテ」
男「もう対決の流れじゃん」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 09:32:51 ID:yCciORbk
「え?何何??」
「あのロシア人の彼氏さんと勝負するらしいよ」
「部長がー?」「さぁ?」
男「ちょ、ちょっとウォームアップだけさせてくださいよ」
部長「どうぞ」
「部長、勝負って本当ですか?」
「誰がするんですかー?」
部長「大会も近いことだし……誰かやってみる?」
「あの人速いんですか?」
「ウォームアップ見る限りだと」
男「(弱く見せるために下手くそに泳ご)」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 09:37:38 ID:yCciORbk
部長「あれはわざとよ」
「へぇー」
「すんごいバシャバシャしてる」
男「ふぅ」
女「誰デモかかってコイ!」
男「何でお前が偉そうなんだ」
女「マトメテ来ルカ?」
部長「そうね……じゃあ私がいこうかしら」
男「え?」
部長「不服ですか?」
男「いやいきなりラスボスですか」
女「楽勝ダロ」
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 10:05:06 ID:yCciORbk
男「うちの女子水泳部ってめちゃくちゃ強いんだぞ」
女「逃ゲルノカ?」
男「どうしてこうなった」
部長「では距離はどうしましょう?」
男「んー、なんでもよかですよ」
部長「あら……それなら100M自由型にしておきましょうか」
男「お手柔らかにお願いします…」
部長「それじゃあスタートお願い」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 10:29:13 ID:yCciORbk
女「男!負ケタラ腹切リ!」
「クスクス」「男くん頑張れー」
「テークユァマークス!……」
男「(本気でやろ)」スッ
女「オゥ」
「どうしたの女さん」
女「男モ本気ネ」
ピピー!!
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 11:33:37 ID:yCciORbk
ザップーン
「おっと?」「飛び込みうま!」
女「男、パドロートカ(潜水艦)強イゾ」
「ウッソ、速くない?」「もう部長より前にいるよ!」
50M経過!
「タイムは!?」「25秒切ってる……」「ウッソ!?」
ゴール!
男「ハァ ハァ ハァ」
女「男の勝チー!」
部長「ハァ ハァ ハァ……完敗です」
男「ねぇ」ハァハァ
「は、はい!」
男「タイムは?」
「あ、えっと……55秒です」
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 11:40:55 ID:yCciORbk
男「ハァハァハァ……55かぁ……まあ、そんなもんか……」
部長「嫌味かしら?」
男「いや……やっぱたまにプール行くとは言ってもブランクですわ」
「でも部長!部長のタイムも新記録ですよ!」
部長「へ?」
「57秒台ですよ!」
男「まぁ相手になれたならよかったですわ」
部長「フフフ こちらこそ」
女「……」ムスー
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 11:44:57 ID:yCciORbk
女「オイ」
男「ん?」
女「男ガ勝ッタ!」
部長「そうね」
女「領海明ケ渡ス約束ダロ?」
男「練習させてもらえるだけだよ」
部長「もちろんです」
男「すいませんね」
部長「それと男さんでしたか?よければまた練習相手になって欲しいのですが……」
男「え、あぁ俺で良ければいつでもいいですよ」
部長「本当ですか?」
男「放課後にここで泳げるなら俺も体育館のプール行かなくてすむし」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 11:48:11 ID:yCciORbk
部長「それは嬉しいですっ」
女「ッチ」
部長「フフフ では彼女さんの練習頑張ってくださいね」
男「あ、はい邪魔しませんので」
女「イチャイチャスンナヨ」
男「してないよ」
女「シテタ」
男「ほら、今日のメインは女の練習なんだぞ」
女「ウッ」
男「さっきからプールに入る気見せてないよな」
女「準備運動シテナイ」
男「さっきしたろ」
女「心ノ準備運動」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 11:50:59 ID:yCciORbk
男「ほら、大丈夫だから」
女「アァゥ……」チャプン
男「脚つくだろ?」
女「オゥ……」
男「まずは水に慣れよう」
女「オゥ……」
男「例えばさ、5秒息止められるだろ?」
女「ダ」
男「それを水の中でもやってみよう」
女「ダ……」
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 11:54:19 ID:yCciORbk
男「ほら、ゴーグルも着けて」
女「コレ、ユルユル」
男「んー後ろ向け」
女「アゥ」 ギュッ ギュッ
男「どうだ?」
女「ン、丁度イイ」
男「それじゃあ潜るぞ?」
女「ダ……」
男「せーのッ!」
女「ッン!」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/21(日) 11:56:29 ID:yCciORbk
女「ップハァ!」
男「どう?」
女「ハァ……ハァ……ヨユー」
男「フフ」
女「テメー笑ウナ」
男「ごめんごめん」
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